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2012年3月20日

神戸

2012年Jリーグディビジョン1第2節
ヴィッセル神戸 2-1 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/山本
     神戸/近藤、都倉

 泣いてどうなるのか(お約束)。

 ジュビロ磐田との開幕戦をスコアレスドローというまずまずの結果で終えた札幌は、一週間経ってヴィッセル神戸とのアウェイ戦に臨みました。2005年にJ2に降格し、2006年の1シーズンをJ2で過ごしたものの、それ以外は「決して上位には来ないが下位にも来ない」チームとしての地位を確立した感があります。札幌のようなチームのサポーターから見れば、「普通にJ1にいる」こと自体うらやましい限りなのですが、1997年のJリーグ昇格以来、J2にいた2006年を除いて今季で(2部制前のJリーグを含む)J1通算15シーズン目と、Jリーグ全体でもかなり長い期間在籍していながら、その間獲得したクラブタイトルはなし。個人タイトルも1997年にFW永島昭浩が獲得したフェアプレイ個人賞という極めて微妙なもののみで、いまいち地味な感じが拭えません。
 それでも昨季はクラブ史上初となるJ1での一桁順位(9位)を達成した神戸は今季も積極的な補強を敢行、野沢拓也、橋本英郎、伊野波雅彦といった元日本代表選手を獲得し、開幕戦では昨季3位のガンバ大阪を打ち合いの末3-2で競り勝っています。
 対する札幌のスターティングメンバーは前節と同じ。前節も勝てはしなかったものの内容自体はそれなりに出来たので、変える理由がないといった感じなんでしょう。当面はこのメンバーを軸に戦っていくんだと思われますが…。さすがに前回対戦から5年も経ってるだけあって、その時も出てたメンバーってホントに少ないですね。10年一昔とはいいますが、プロサッカー界での5年も一昔と言っていいのかも知れません。そんな中でも、トップレベルで試合に出続けてる大久保嘉人はすごいなぁと思います。嫌いだけど。
 そんなわけで異国情緒溢れる港町にある「ホームズスタジアム」での開幕戦、といっても別にミルキィな方々が来たりすることもなく、「神戸・清盛隊」というなんだかとっても微妙な感じの人たち。清盛ゆかりの地・福原が神戸市の一部ということで大河ドラマにあやかったものなんでしょうけど、清盛って僧体のイメージが強いんですよね。福原遷都を行ったときも既に出家してたはずですし。六波羅蜜寺にある平清盛像は素晴らしいので是非皆様も一度見てみてください。

 まぁそれはそれとして試合ですが、開幕戦である程度手応えを得たか、開始から札幌が出足鋭く神戸陣内に攻め込みます。前節は後半あたりからようやく存在感を出し始めた山本(如)が、この日は前半から大活躍。縦横無尽にフィールドを駆け巡り、チャンスを演出します。そして前半7分、その山本が波状攻撃からのこぼれ球を右足で合わせ、先制点を得ました。
 先制後も調子よく試合を進める札幌。選手同士の距離が近く、前節はあまり拾えなかったセカンドボールも良く拾えます。しかし何度かいい形を作るものの、決めることが出来ません。逆に22分にゴール前の右サイドバックの近藤にフリーでシュートを打たれ、決められてしまいました。先制しながら相手の右サイドバックにミドルシュートを決められるのは5年前も見たシーン。その時決めた石櫃は移籍してしまいましたが、その坊主頭に似つかわしくないすんばらしいミドルシュートでしたよね。そして今年、またもや坊主の選手に決められるなんて…。そういえば、2006年の最初のアウェイ戦(2-1)では、北本に決められてましたよね。2002年のアウェイ戦(0-1)での決勝ゴールは土屋征夫でした。

 坊主ばっかりなんですけど。

 はっ! まさかこれが入道相国様の…!

 大河ドラマで思い出したように清盛アピールかと思ってたら、意外にも古くから清盛だったんですね、神戸。

 まぁそれはおいといて、サイドで人数をかけてボールを持ち、相手のDFを寄せたところで、逆サイドへボールを振ってフリーのサイドバックがシュートというのは、両サイドバックが同時に上がることになるのでカウンターを受けた際のリスクが高まる反面、分かっていても対応しにくい有効なパターンではあります。この攻撃パターンは札幌も何度か試みていたのですけど、残念ながらシュートが枠に飛ばず。ここを決められるか決められないかが今の札幌と神戸の差なんでしょう。

 そう、チャンスはいくつもあったんですよ。後半も。主導権を握っている時間は、ホーム磐田戦よりも多かったんです。前田俊介の突破もマジでちびるどころの話じゃないですよね。そこからが得点に結びつかないのが残念なところなんですがね。ちゃんと「君にパスするから」というのを感じてやらないといけないですよ。呼び覚まされた思いとgameが動き出しますからね。
 いつも言われていることですが、決めるべきチャンスを決めなければやられるわけでして、ましてやそれがJ1であればなおのこと。動きの落ちてきた終盤は神戸に徐々にいい形を作られるようになり、後半38分、右サイドからの折り返しを交代出場の都倉に決められて逆転。札幌も大島を入れてパワープレイ気味に同点ゴールを狙いますが、終了間際のセットプレイからの大島のシュートも上に外れジ・エンド。勝点をものにすることは出来ませんでした。

 内容的には決して悪くはなかった、というよりはむしろよかったとは思うんですけどね。もちろん内容がよくても勝たなければ意味はないのですけど、このサッカーを続けていけば、上位の本当に強いところにはともかく、中位以下のチームにはそこそこ戦えるんじゃないかなとは思います。あとは、交代で流れを変えられるような選手が出てくること(そういう意味では砂さんの離脱は痛い)、そしてセットプレイで点が取れるようになればもう少し楽に試合を進められると思います。

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