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2017年11月20日

J1残留

 明治安田生命J1リーグ第32節。「勝てばJ1残留が確定」というところまでやってきた北海道コンサドーレ札幌は、清水エスパルスとのアウェイ戦に臨み、2-0で勝利。2001年以来実に16年ぶりとなるJ1残留となりました。
 この試合の1時間前にキックオフされたアルビレックス新潟対ヴァンフォーレ甲府戦で甲府が敗れたため、札幌は引き分け以上であれば残留が確定する状況に変わりましたが、FW都倉賢、MFヘイス、DF菊地直哉と3人の主力を欠きながらも、FWジェイ・ボスロイドが2ゴールを決める活躍で、見事に勝利を飾りました。

 ようやくここまでたどり着きました。

 去年札幌が昇格を決めたとき、「ラッキー」と思ったJ1クラブの関係者やサポーターは少なからずいたと思うんですよ。

 そりゃそうですよね。Jリーグの2部制がスタートしてから過去3回昇格して、うち2回は1年で即降格、しかもその両方とも(その時点での)史上最速降格のおまけ付き。2012年なんて「9月に降格決定」という、未来永劫破られないだろう記録を樹立したくらいですからね。異次元の弱さにもほどがあるって話ですよ。

 加えて、優勝したとはいえ、戦力的にはJ2でも決して上位ではない陣容でした。1-0というスコアが多かったこともあって、おそらく「他の昇格候補がつぶし合いや取りこぼしをする中、守備力を背景にうまいこと勝ちを拾ったチーム」というのが札幌の印象だったんじゃないですかね。まぁ否定はしませんけど。

 そしてさらに、一緒に上がったのがよりによって清水エスパルスとセレッソ大阪ですよ。クラブ的な立ち位置が似たチームが昇格組の中にいればまだなんとかなるものを、清水とセレッソなんて、確実に札幌よりおカネもあるし強いじゃん。ってことはJ1行ったらどう見たって札幌がげれっぱじゃん。

 肝心の補強だって、がんばって増やしたとはいえ、強化予算はそれでもJ1では最低クラス。現役代表クラスを引っ張ってこれるほどのカネももちろんなければ、狙った選手にはたいてい断られ、フラれ気分でロックンロールだったわけですよ。
 そんな中でも現実的かつ効果的な補強はできたとは思いますけど、それはあくまでサポーター目線の話であって、客観的に見れば地味な補強にしか見えません。そりゃ「今年の降格枠は実質2つだな」と思いますよね。おめーの席ねぇからどころか、教室の隅っこのミカン箱がおめーの席だから、みたいな。

 実際、札幌を最下位に予想したサッカー評論家も決して少なくなかったです。まぁ仕方ないね。仕方ないとは思いますけど、今こそ言おう。

 ざまぁwwwwww

 シーズン前のエントリーで、「残留するためには8勝13分~10勝10分が必要で、負けられるのは12~14試合」と書きました。残留に必要な勝点は34、おそらく37あれば15位に入れると仮定したのですが、正直10勝もできるとは思ってなかったので、「いかに負け試合を引き分けに持って行けるか」という観点で、「8勝13分13敗」あたりが精一杯の成績だと思っていたんですよね。
 ところが、現時点での成績は10勝7分15敗。想定より負け数が多い代わりに、想定より勝ち数も多かったことで、2試合残して37をクリアという、思っていた以上の成績となりました。夏に補強した選手が予想以上の活躍をしてくれたこともありますが、今年やってきた選手が役割をきっちり果たしたこと、元からの選手たちもJ1に慣れてきて、キャンプからやってきたことを出せるようになってきたというのも大きいでしょう。

 前はね...J1に慣れるとか慣れないとかいう以前の話だったからね...ふふふ...。

 ともかく、前述の通り今年のJ1は本当にハードモードだったと思いますが、そんな中でクラブ、選手、スポンサー、そしてサポーター一丸になってつかみ取ったJ1残留。来期もJ1で戦う権利を得ることができたわけですが、その一方で残留争いのライバルだった新潟や甲府には1勝もできなかったこと、鹿島には今年もやっぱり子供扱いされたこと、そして今年一番点を取られた相手はいわきFCだったことは、くれぐれも心に刻み続けたいと思います。

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