サッカー百鬼夜行

第1節 対セレッソ大阪
2001.3.10(SAT) 長居スタジアム

セレッソ大阪 1-2 コンサドーレ札幌
尹【77分】 0-1
1-1
ウィル【43分】
播戸【89分】
スターティングメンバー
河野 GK 洋平
清水
斎藤
蔵田
山内
DF
殿
健作


森島
MF タブチ
ノノ
ナメック星人
長作
大黒
犬柴
電柱
FW バンバン
俺王
森島→西谷【53分】
電柱→岡山【53分】
原→真ん中【74分】
交代 大黒→山瀬【56分】
俺王→深川【89分】

試合の感想
 2年ぶりのトップリーグで残留を賭けて戦うコンサドーレ札幌。緒戦の相手はセレッソ大阪です。Jリーグ昇格初年度から一昨年のシーズンまでは、強くもなければ弱くもない「ああ、そういえばそんなのもあったねチーム」として「Jリーグ山手線ゲーム」ではなかなか名前を思い出してもらえない、本家山手線で言えば鶯谷駅、おニャン子クラブで言えば横田睦美のような不遇の扱いを受けていましたが、2000年の1stステージで西澤&森島コンビを中心とした破壊的な攻撃力で優勝争いを演じ一気に表舞台に登場、西澤と森島のコンビが代表でも活躍したこともあり、俄然注目を浴びるようになりました。

 2年ぶりのトップリーグの開幕戦ということに加え、生俺王見たさにはるばる長居まで駆けつけたオレを含む札幌サポーター、実に700人以上。完全にホームであるセレッソサポーターを圧倒していました。飛行機の関係でキックオフ1時間半前の時点ですでに500人はいたであろう札幌サポーターは、ヒマなので隣の長居第2競技場で行われていた全国クラブチーム選手権の札幌サンクvs三和の試合にサッポロコールを送ったり、前座試合の少年チームに適当なコールを送ったりと、まさに無血暴徒の面目躍如。
 そうこうしているうちにウォームアップで選手がピッチに姿を現しました。もちろん注目は俺王様。伝え聞くとおり、遠目からでもすぐ分かるほどの肉っぷり、その場にいるだけでオレ大爆笑です。ボールを使ったアップでの、栄えある俺王様のパートナーは山瀬が務めているようです。おそらく山瀬はポルトガル語が分かるからなんでしょうけど、彼の今年の運命はもう決まりましたね。大分時代の塩川が務めていた役割です。

 さてセレッソ大阪は、昨年の快進撃を支えた西澤を失ったのみならず、開幕から下川骨折、田坂肉離れ、大久保ドナドナ(しかも高校選抜)、盧廷潤もケガ、鈴木あみ引退と、1枚どころか2枚も3枚も戦力ダウンです。もともとそれほど選手層の厚くないセレッソ。駒が足りないのは分かりますが、西谷や岡山をベンチにおいて盛田・大柴の2トップ。確かにオレは今年の試合日程で勝つためのポイントとして書きましたけどね。ホントにやってくるとは思いませんでした。血迷ったか副島博志。モーニング娘。のメンバーとして、後藤真希の代わりに後藤田正晴(元官房長官)を起用するようなもんですよ。
 対して、1部では初の采配となる岡ちゃん。もしかしたら多少なりとも気負いがあるのではないかと思いましたが、ピッチに姿を現した岡ちゃんを見たら、それは杞憂だとわかりました。岡ちゃん、今年もジャージ。ベストジャージストの名に違わぬ岡ちゃんのフォーマルファッション・ジャージです。今季も岡ちゃんは文字通り普段着の岡ちゃんです!
 というわけで、札幌はトップ下に大黒を配したベストメンバーです。とりあえず点を取られる気はあんまりしないものの、主審が濱名さんということに一抹の不安を感じながらキックオフ。たとえるなら、マクラーレンのドライバーがエンクミといった感じです。

 1部での緒戦に動きが固い札幌は、開始当初から圧倒的に攻め込まれ、俺王様もバンバンもちっともボールを触れない展開でしたが、大柴・盛田の2トップからは危険を感じません。札幌は数少ない攻撃の中で、PA手前やや左からの直接フリーキックのチャンスをゲット。蹴るのはもちろん俺王様。俺王様の黄金の左足から放たれたボールは、壁の外を巻いてスンゲエ軌道でセレッソゴールに襲いかかります。相手GK・河野のファインセーブで惜しくも弾き出されたものの、早速生で見られた俺フリーキックに狂喜するオレ。すげえ! アシスよりすげえよ!
 このフリーキックで気を良くした俺王様は、前半36分には早速J1初カードをゲットして徐々に本領を発揮し始め、前半終了間際に大黒が放ったシュートのこぼれ球を押し込んで先制の俺ゴール。さすが俺王様、ボールのほうから寄ってきてくれるから動かないんですネ!

 さて待望の先制点をゲットしてようやくノッてきた札幌イレブン、こうなれば伝家の宝刀5バック発動。この日キレキレだったノノを中心に1対0で守りきる作戦に、後半早々に森島がケガで交代したこともあって、そのまま逃げ切れそうな感じです。
 しかしオレは、この時すでに札幌に黒い陰が忍び寄っていることにはまるで気づいていませんでした。後半32分、濱名主審登場です。PA内でヘディングしようとしたアウミールのプレイをファウルと判断。PKです。しかし主審のジャッジは絶対です。PKを宣告しながらなぜミールさんにカードを出さなかったのかは言ってはいけない約束です。
 結局このPKを尹に決められ同点とされますが、このPKでブチ切れた札幌は、動きの落ちたセレッソを相手に怒濤の攻めを見せます。しかし、PA内での相手のハンドを見逃す濱名主審、アドバンテージを取らない濱名主審の活躍によってチャンスをことごとく潰されました。延長突入も覚悟し始めたその時、そうじゃなくてもすでにブチ切れていた(最初から)俺王が右サイドでボールを受ると、俺ドリブルで強引にDFをうっちゃってPAの中に進入。そしてフリーで待ち受けていたバンバンにマイナスに折り返すと、これをバンバンが珍しく枠にきっちり決めて逆転に成功しました。
 終了間際に勝ち越した岡ちゃんは、ロスタイムに「またカードゲットして退場されちゃかなわん」とばかりにウィルを引っ込めました。交代で出てきたのは元セレッソ大阪の深川。温情なのか非情なのか判断不能な時間稼ぎが奏功して試合はそのまま終了しました。というわけで、開幕戦で1得点1アシスト1カードのトリプル達成という、名刺代わりどころか戸籍抄本代わりの俺王様の活躍によって、1部残留に向けて望外のアウェイでの勝点3をゲットした岡ちゃん一行。これ以上は望めない結果ですが、このペースで行くと俺王様は、道内緒戦が最初の有給休暇となります。

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