サッカー百鬼夜行

第1節 対鹿島アントラーズ
2001.8.11(SAT) カシマスタジアム

鹿島アントラーズ 2-1 コンサドーレ札幌
アウグスト【7分】
羽田【76分】
1-0
1-1
和波【49分】
スターティングメンバー
曽ヶ端 GK 洋平
名良橋
ハネケン
ファビアーノ
ペレイラ(偽)
DF
殿
健作
熊谷
ホンダ
みつを
ビスマルク
MF タブチ
板長
ナメック星人
三沢
長作
金狼
柳沢
FW 山瀬
バンバン
  交代 三沢→深川【71分】
タブチ→優津樹【82分】

試合の感想
 1部残留を賭けた正念場となる2ndステージ開幕戦、カシマスタジアムへ乗り込んでのアウェイ戦です。1stステージの厚別での試合は出場停止やケガで主力をごっそり欠いた鹿島を相手に俺王様の2得点で競り勝った札幌ですが、今回は鹿島のホームゲーム。昨年の三冠王者のプライドに賭けても札幌に2敗することだけは避けたいところでしょう。なぜかはしらねど前回の厚別に引き続き今回のこのカードもNHK-BSで全国生中継。正気ですか? NHK。
 その鹿島は埋められずにいた相馬の穴を埋めるべく2ndステージ開幕前に新外国人アウグストを獲得し、前の厚別での試合ではケガをしていた本山やファビアーノが復帰し、さらにその試合(前の試合でモットラムさんに退場を喰らって)出場停止だった柳沢が1stの第14節で(またもやモットラムさんに)喰らった退場による出場停止を8日のナビスコカップの浦和戦で無事消化したものの、その試合で今度は中田浩二と秋田が一発退場、さらには池内が直前の練習でケガと相変わらず万全とは言えない状態。
 これで札幌俄然有利! と思いたいのですが、その札幌もキャプテン・ノノが靱帯損傷で少なくとも開幕はアウト、俺王様も練習中に左膝を痛めて欠場するという苦しい状況において、遠征メンバーにガンバ大阪からやってきた新戦力・森下も含めて持てる全ての「森」を突っ込んだ岡ちゃん、前回俺王様がいなかった試合(磐田戦)と同様の布陣で臨むかと思いきや、なんと山瀬がFW登録の変則2トップ。バンバンのワントップどころか山瀬とバンバンのワンワントップでした。つうか山瀬、相変わらずフォークダンスで人数が足らない女子の列に入れられる男子のような使われ方です。

 さて、スタジアムへ向かう道の交通渋滞に巻き込まれて、キックオフ30分ちょっと前にようやく辿り着いたカシマスタジアム。既に向こう正面には鹿島サポーターがゴール裏を埋めています。試合開始直前、その鹿島ゴール裏にスタンドを覆い尽くさんばかりのビッグフラッグがきれいに広がりました。3枚1組のビッグフラッグを少しも乱れず左右に振る様はさすがにインファイトと言うべきか。さらにそのフラッグがしまわれると次は2枚のフラッグが同時に出現。札幌ゴール裏から見ていたオレは「まだ何かあるのかな?」とちょっと期待しましたが、残念ながらフラッグそれで打ち止め。惜しい、最後に「東映」とか書かれたフラッグが出てきたらオチとして完璧だったのに。
 そうこうしているウチに試合開始。ディフェンスラインに不安を抱えているためか、鹿島は早々から一気に攻め込んできました。「野生動物は身の危険を感じた時にだけ相手を攻撃する」と言いますが、攻め込んでくる鹿島の様子に野生の血が騒いでしまったのか、よせばいいのにビジュがいきなりペナルティエリア前でファウルをかましてしまいます。しかもイエローカードのおまけ付き。おいおい、こんな時間からそんなファウルしてどうする! と思っていたら、案の定そのFKを新外国人アウグストに直接決められ早くも1点を献上してしまいます。
 ウィルのいない札幌としては、プランとしてはいつものアウェイのように専守防衛でワンチャンスに賭けるというものだったハズ。そのプランが早くも崩れ去った札幌ですが、ここから怒濤の反撃を開始します。先制点を得た鹿島はカウンターを狙いに入りますが、中田浩二のいない鹿島は中盤の展開力が全くなく、不動のビスマルクの尻ぬぐいを本田と熊谷が受け持っているといった感じ。とはいえ札幌も相手ゴール前までは攻め込むもののここぞと言うところでのミスが目立ち、お互いしょぼいサッカーから抜け出せないまま前半は終了。あまりのひょっとこサッカーに札幌ゴール裏から「生中継耐えられねぇぞ! この試合!」という声が飛びます。言ったのオレですけど。

 そして迎えた後半、これまでなら立ち上がりは慎重に行っているはずの札幌ですが、この日はバックパスをせずにいきなり攻め込み、森下が右サイドを突破して折り返したボールをバンバンがヘッドで落とし、そのボールを山瀬が渾身のボレー。放ったシュートは「銀河系まで飛んでいけ」という見事な射出角度でしたが、札幌はコレで流れを掴みます。そしてその直後、センターライン付近でディフェンスのクリアボールに反応した和波がボールを奪うと、ファウルで止めようとした熊谷を一瞬で置き去りにして猛然とドリブルを開始。トップスピードに乗った韋駄天は鋭い方向転換で羽田を交わしてそのままシュートすると、ボールはキレイにゴール右隅に決まりました。今季2得点目をゲットした和波は、そのままワンワン言いながらサポーターの前まで駆けてきてガッツポーズ。
 同点に追いついた札幌はすっかりイケイケムード。追いつかれた鹿島もケンカ上等とばかりにガツガツ来始め、ここから俄然白熱する…かに見えた試合の主役に颯爽と躍り出たのは、何を隠そう上川主審。見る者すべての予想を裏切るレフェリングでレフェリー界のファンタジスタと呼ぶべきキラージャッジを次々と繰り出します。両チームとも流れをブッツンブッツン切られる中、こりゃあセットプレイが勝負を決めるなぁと何となく思っていたら、案の定後半31分にCKからのこぼれ球を羽田に決められ突き放されます。
 その後も何とか追いすがるものの、足の止まり始めた札幌はミスを連発し得点に至らず、後半終了間際に1人だけやたら元気だった森下板長が2枚目のイエローで退場して万事休す。2ndステージ緒戦は黒星スタートとなってしまいました。

 ところでオールスターで絶好調だった柳沢ですが、相変わらずボールを引き出す動きやポストでボールを受けて前を向くプレイはピカイチではあったものの、前半の洋平との1対1をあっさり止められるなどやはり評価しづらいパフォーマンス。鈴木は鈴木で最後の最後まで何をしたいのかわかりませんでした。今日をもって、オレの中では彼の「金狼」という通称は「金色のオオカミ」なんてしゃれたものではなく、「金曜ロードショーの略」であることにします。

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