サッカー百鬼夜行

俺王伝説
(5月12日発行Sapporo Football Press)
2001/12/12
 開幕から2ヶ月。高知、室蘭、函館とホームゲームを転々としてようやく迎えた厚別での試合。札幌市民が待ち望んだこの厚別のピッチに、ついにあの男がやってきます。その男とは、ウィル・ロブソン・エミリオ・アンドラーデ。通称「俺王」。
 昨季J2で得点王に輝いたエメルソンの穴を埋めるポイントゲッターとしてやってきた俺王様。とはいえ、彼は爆発的なスピードを持ち味としたエメルソンとは全く違ったタイプの選手。同じなのは「俺王」と呼ばれるゆえんとなった「点を取るのは俺だ」という俺様っぷりとカードの数くらいということで、大分時代の警告や退場の多さや、なによりその肥えっぷりでシーズン前はずいぶん不安視されたものです。
 しかし、札幌に入団してからの俺王様はカップ戦も含めた9試合で6得点(5月5日現在)1アシストとしっかりと結果を残したのみならず、函館でのガンバ大阪戦のあと、チームとは別行動をして乗り込んだスーパー北斗21号で、酔っ払いながら「サッポロサポーター、ウルサイ、ウルサイ、サイコー!」などと言いつつ車内を徘徊し、同乗していたサポーター全員に絡みまくっていたという前代未聞の伝説すら残し、大分在籍時とはまた違った意味で強くオノレを印象づけています。
 ブラジルでも大分でも、満員のサポーターの前でプレイしたことがほとんどなかった俺王様は、どうやらスタジアムを埋め尽くしてくれる札幌サポーターをお気に召されているようです。チケットもあっという間に完売し2万人のサポーターで満員となった厚別で、気をよくした俺王様の俺ドリブル、俺シュート、俺フリーキックが炸裂すること間違いなしでしょう。5月12日は新たな「俺王伝説」の始まりとなる日なのです。ジーク、俺王!

 で、まさか今日カード累積で出場停止なんてことはありませんよね…? 原稿書いてるの5月5日なんですけど。

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