サッカー百鬼夜行

厚別ファイナル
(10月20日発行Sapporo Football Press)
2001/12/27
 「長官、本日の対戦相手はどこであるか?」
 「は、閣下、本日の相手はジュビロ磐田でございます。」
 「ほう、バビル磐田か。コンピューターに育てられていそうな軍団だな。」
 「いえ、ジュビロ磐田、でございます。つうか『ビ』しか合ってねぇ。」
 「そうか。で、そのジュゲム磐田、強いのか。」
 「ジュ・ビ・ロ、でございます。は、前期舞台では向かってくる敵をバッサバサと斬り倒し、ブッチ切りで優勝致しました。」
 「そんなに強いのか。」
 「左様で。あちらは百戦錬磨の傭兵たちが集っており、対してこちらは一兵卒ばかり。我が軍もまだ一度とて勝てておりませぬ。」
 「ということは前期も負けたのか。」
 「はい。負けました。」
 「簡単にいってくれるな。」
 「我が勇敢なる赤黒軍は精鋭揃いの水色軍に対してまして一歩も引かず健闘致しましてあと一歩というところまできゃつらめを追いつめたのですが、さすがに相手は一騎当千の水色軍でありました故、我が勇敢なる赤黒軍の健闘むなしく返り討ちに遭ってしまったのであります。」
 「難しく言えばいいってものではない。」
 「はい、しかし今回、きゃつらめは中心である名波浩を欠いております。おまけに、前期に煮え湯を飲まされた高原という二等兵がアルゼンチンに島流しに遭いました。しかも今回は我らの陣地内で戦いますゆえ、まったく歯が立たないと言うことはないと思われます。」
 「期待できそうか?」
 「今回は、前回の闘いではいなかった俺王将軍が参戦致します。また、念には念を入れてブラジルより『仇討ち屋』を雇い入れました。我らとて手をこまねいていたわけではございません。」
 「ほほう。あの『狙った獲物は逃さない』と言われる俺王殿が出て参るか。それは心強いな。」
 「はい、あの『七つのラーメン屋を股にかける王の中の王』と言われている俺王殿です。」
 「うむ、よくわかった! パブロ磐田恐るるに足らぬ!」
 「てめえ、ワザと間違えてねぇか?」
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