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      <title>コンサドーレ札幌サポーターズサイト：サッカー百鬼夜行</title>
      <link>http://www.kingofsapporo.com/</link>
      <description>何はともあれコンサドーレ札幌を応援しているのかも知れません。</description>
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      <item>
         <title>TRAIN-TRAIN／THE BLUE HEARTS</title>
         <description>栄光に向かって走る　あのリーグでやってみよう
ビンボーのままで飛び出して　あのリーグでやってみよう
弱いものたちがドームで　さらに弱いうちを叩く
その音が響き渡れば　失点は加速していく

見えない勝利が欲しくて　止めないディフェンス貫く
本当の守備を教えておくれよ

ここは天国じゃないんだ　かといって地獄でもない
いいことばかりじゃないけど　悪いことばかりでもない
最低レベルの予算で　金持ちチームに勝ちたい
フルボッコに恐れながら　シュートをゴールに入れたい

取れない勝利が欲しくて　取れないパスを出しまくる
本当の攻めを教えておくれよ

取れん　取れん　放っていけ
取れん　取れん　どこまでも
取れん　取れん　放っていけ
取れん　取れん　どこまでも

世界中に定められた　どんなタイトルなんかより
コンサがそこにある今日は　どんなに素晴らしいだろう
世界中に散らばってる　どんな強豪なんかより
コンサがそこにある今日は　どんなに意味があるだろう

見えない残留欲しくて　見えない上位を見上げる
本当の力晒しておくれよ

ドーレ　ドーレ　走っていけ
ドーレ　ドーレ　どこまでも
ドーレ　ドーレ　走っていけ
ドーレ　ドーレ　どこまでも

ドーレ　ドーレ　走っていけ
ドーレ　ドーレ　どこまでも
ドーレ　ドーレ　走っていけ
ドーレ　ドーレ　どこまでも

栄光に向かって走る　あのリーグでやってみよう
貧乏のままで飛び出して　あのリーグでやってみよう
連敗の痛みの中を　補強せずに走っていく
貧弱さもダメっぷりも　むきだしにして走ってく
王者になんてなれないよ　だけど1部のほうがいい
だから僕は歌うんだよ　精一杯でかい声で

ドーレ　ドーレ　走っていけ
ドーレ　ドーレ　どこまでも
ドーレ　ドーレ　走っていけ
ドーレ　ドーレ　どこまでも

ドーレ　ドーレ　走っていけ
ドーレ　ドーレ　どこまでも
ドーレ　ドーレ　走っていけ
ドーレ　ドーレ　どこまでも</description>
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         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Tue, 19 Aug 2008 23:46:47 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>決めるべき時に決めないとこうなるという見本</title>
         <description><![CDATA[<div class="center">後半30分過ぎからのサポーターの心境</div>
<p><img alt="nabi-kashiwa.jpg" src="http://www.kingofsapporo.com/html/image/azumanga01.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto;" /></p>
<div class="center">試合終了後のサポーター</div>
<p><img alt="nabi-kashiwa.jpg" src="http://www.kingofsapporo.com/html/image/azumanga02.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto;" /></p>]]></description>
         <link>http://www.kingofsapporo.com/archives/2008/08/post_805.html</link>
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         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Sun, 17 Aug 2008 23:59:59 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>広橋涼対水橋かおり</title>
         <description><![CDATA[2008年Jリーグディビジョン1第19節
アルビレックス新潟 2-1 コンサドーレ札幌
得点者：札幌／ダヴィ
　　　　　神戸／マルシオ・リシャルデス、アレッサンドロ

　マルシオリシャルデス選手のコメント「<cite>立ちあがりはプレーが速く、ボールの動きも速く、<strong>いろんなものが速かった。</strong></cite>」

　いろんなものが速かったならしょうがないなぁ…。

　そんなわけでアルビレックス新潟とのアウェイ戦です。前半戦の札幌ドームでの試合は、ダヴィが千代反田にヘッドバッドをお見舞いして一発退場したことが響き、新潟DF松尾のクロスがそのままゴールに入っての失点を取り返すことが出来ず、結局0-1で破れています。その頃の新潟は1勝4敗2分で16位と絶不調で、その試合でも10人の札幌に対してほとんど攻撃の形を作れないどん底の状態でしたが、この勝利をきっかけに息を吹き返し、その後は5勝2敗3分で10位にまで順位を上げています。対して敗れた札幌は、2試合出場停止となったダヴィの不在もあって2勝5敗3分とほぼ対照的な成績。ここ4試合は負けはないものの、未だに降格圏内から脱出できていません。なぜだかFF7のバレットの「どんなに汚されていても地ベタが好きなのかもな」というセリフが思い出されますが、この試合で勝てば16位の横浜F・マリノスと勝点が並ぶことになります。得失点差で順位こそ変わりませんが、残留に向けて大きな弾みになることは間違いないでしょう。
　しかし状況はそう簡単ではありません。札幌は芳賀主将とGK高木貴弘が共に前節のレッドカードで出場停止。潰し屋と守護神を欠く事態に、三浦監督は高木の代わりに佐藤優也を、芳賀の代わりにディビットソン純マーカスを入れてきました。まぁ予想された布陣ですが、15％くらいスケールダウンは否めません。しかも新潟にとってここビッグスワンは、地元の大観衆の声援をバックにできる名実共にホームスタジアムであり、J1に昇格してからここまでリーグ、カップ、天皇杯を含めて通算で91試合を行い、38勝27敗26分。勝率は4割1分、引き分けを含めた「負けない率」はなんと7割となり、新潟のチーム力から考えれば異常なまでの強さを誇っています。札幌はJ2時代の2003年、第26節で1度だけここで試合を行っていますが、オウンゴールで先制したはいいもののその後マルクスの4点を含む5点を叩き込まれる惨敗を喫し、当時のジョアンカルロス監督が試合後に辞任。昇格の夢が事実上潰えた試合として、当時の反町康治監督の「札幌はギャンブルサッカー」というコメントと共にサポーターの記憶に深く刻まれることとなりました。
　その時戦ったメンバーは新潟は誰1人として残っておらず、札幌もその試合でベンチスタートだった砂川と西澤画伯（出場はせず）の2人だけで、あとは怪我で戦線を離脱しているソダンがスタメンで出て、そしてGKがその時も「佐藤」という苗字だったという、一見関係ありそうで全然関係のないことくらいです。

　そんなわけで試合ですが、開始1分も立たないうちにぽんぽんと枠を繋がれ、田中亜土夢からのグラウンダーのクロスをマルシオ・リシャルデスに押し込まれ先制されてしまいました。何となく点を入れられてしまった格好ですが、よくよくこの失点シーンを見てみると、これ完全に取られるべくして取られた点だったと思います。
　まずシュートの1つ前のプレイ、クロスを入れた田中亜人夢に対してくさびの縦パスを入れたのは、左サイドでオーバーラップしてきた松尾からパスを受けた<span class="underline">右サイドバックの</span>内田潤でした。そして、最後詰めて得点を挙げたのが<span class="underline">ボランチの</span>マルシオ・リシャルデス。本来、このような相手のポジションチェンジに対して柔軟な対応が出来るのがゾーンディフェンスの強みのはずなんですけど、そのゾーンディフェンスもマークの受け渡しがうまく行かなければゾーンでもマンツーマンでもないものすごい中途半端なディフェンスになってしまいます。そしてまさにこの時の札幌は非常に中途半端なディフェンスでした。中に切れ込んでいった内田に元気がずっとマークについていっていながら、左サイドのスペースをケアしなければいけないはずの征也が松下のマークをするために中に絞ってきてしまい、結果ゾーンが大伍とかぶってしまっていました。そしてオーバーラップしてきた松尾にボールが渡った時点で、その松尾に征也だけじゃなくなぜか大伍までチェックに行ってしまっており、さらには松尾にパスが出た時点で内田のマークに付いていたはずの元気が彼のマークを捨ててゾーンに戻ってしまっているんですね。で、中に切れ込むと見せかけて征也と大伍を引きつけた松尾から再びパスを受けた内田は完全にフリーの状態で、マーカスと大伍の間のスペースをダイレクトで通されてしまっています。ゾーンディフェンスが機能していれば防げたかどうかは、そのダイレクトパスを受けた田中の位置は、去年から散々弱点とされてきた「4バックの選手と選手の間」でしたし、最後のマルシオ・リシャルデスのシュートの時はゾーンとかマンツーマンとか名たんていカゲマンとか関係なく完全にボールウォッチャーだったのでわかりませんけど、せめてオノレの縄張りくらいオノレで守れと言いたくもなります。恥ずかしいディフェンス禁止。

　で、とにかく一点を追う展開となってしまった札幌。幸い時間はまだほぼ1試合ぶんは残されているわけですから、気持ちを切り替えて早めに追いつくことが重要なんですが、追いつくどころか中盤で試合を作れず、可能性の少ないロングボールを前線に蹴っては跳ね返される有様。新潟の守備にスキがないというよりは攻撃の形にすらならないと言ったほうがよく、たとえれば賽の河原で小石の上にどう考えても無理そうなでかい石を積もうとして勝手に崩れて鬼の出る幕がない、といった感じ。中盤でゲームを作れない理由は、札幌のスタメンでただ1人と言っていいタメを作れるクライトンが前線にいるから、という理由がやっぱり大きいのでしょうね。何度も言っていますが彼は前を向いてボールを持ってなんぼの選手ですから、ボールを持って前を向けば相手の選手も怖いと思うのですよ。見た目も含めて。しかしFWだとどうしても後ろ向きでボールを受けることが多くなりますから、あまり相手に恐怖は与えられないですよね。見た目も含めて。
　その一方であまり守備が得意ではないため、中盤に置くと守備面でのデメリットが増える、という側面があり、それこそがクライトンをFWで使う理由なのでしょう。ただしそれもイーブンかリードしていることが前提であり、ビハインドの状況で攻撃面でのメリットを捨ててしまうのはやはりもったいない気がします。もちろん、焦って前がかりになって逆に追加点を許してしまうようでは本末転倒ではありますし、札幌得意の、というよりは唯一無二のストロングポイント、のび太でいえばあやとりにあたる「セットプレイ」であれば、クライトンのポジションがどこであろうとも関係ないわけですけど、いくら得意とはいってもさすがに百発百中とまではいきませんから、得点の確率を上げるためにはより多くのセットプレイのチャンスを得る必要があります。で、そのセットプレイを得るには当然相手ゴール近くまで攻め込まなければいけないのですが、そもそもそこまでボールを運べないので有効なセットプレイすら得ることが出来ません。追いつくことはおろか前半に打ったシュートはわずかに2本。そのうちの1本はダヴィのゴール至近距離でのシュートが新潟GK北野の身体に当たってしまうとても惜しいシュートではあったんですけど、どんなに惜しくても入らなければスナさんの大宇宙開発エビぞりシュートと同じです。実質何も出来なかったと言ってもいいでしょう。

　もともと札幌は相手を圧倒して力でねじ伏せるサッカーではありませんし、去年も勝った試合でも内容自体はむしろ良くない試合が多く、先制された試合でも相手の運動量が落ちてきた後半に一気に逆転、という試合も少なからずありました。しかし新潟が早い時間に先制し、かなり余裕を持って試合を進めることが出来ており、相手の運動量が落ちることもあまり期待出来そうになく、るで得点の予感がしない前半の内容のままでは逆転どころか追いつくことすら難しそうな感じでしたから、後半は多少なりともテコ入れをする必要があるでしょう。問題はそれをどのタイミングでどのように行うかですが…。後半12分に行われたテコ入れは、大伍を下げて鄭容臺を入れるというもの。いやまぁ確かに大伍は守備面ではあまり効いていたとは言えませんので、最終ラインでなんとかボール奪取をしているような状態から、もう一列前でボールを奪うことを期待しての容臺投入だとは思うんですけど、それなら元気をFWに挙げて前線からプレッシャーをかけていく方法も考えられたわけで、何となく腹が減ったことの解決策として「とりあえずそれを忘れるために寝てみました」という感じにも思えます。
　で、その6分後にようやく征也に替えて砂川を投入。ここからようやくサイドからの攻撃が形になってきます。サイドをえぐることができればコーナーキックを得られる機会も増えます。それはすなわち札幌にとっては得点チャンスが増えるということ。そして後半26分にその砂川の突破から得たコーナーキックから、箕輪が競り勝って落としたボールをダヴィが右脚で押し込んでようやく同点に追いつきました。
　これで遅まきながら札幌が勢いづくかと思われましたが、同点からわずか3分後、今度は新潟のコーナーキックからのクリアボールにダイレクトで合わせた内田のシュートがゴールポストに当たり、ちょうど跳ね返ったところにいたアレッサンドロが頭で押しこんで再び突き放されてしまいました。失点自体は特に札幌側のミスはなかったと思いますが、とにかくこの失点で札幌の「いけるかも」という目論見は完全に潰えてしまいました。
　その後西谷を入れるも一度止まった勢いを再び取り戻すことはできず、そのまま敗戦。この試合でイエローカードを受けたダヴィと元気は2人揃って次節出場停止。いろんなものを失った試合でした。]]></description>
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         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Wed, 30 Jul 2008 23:59:59 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>牛馬のごとく第2章</title>
         <description><![CDATA[2008年Jリーグディビジョン1第18節
コンサドーレ札幌 1-1 ヴィッセル神戸
得点者：札幌／ダヴィ
　　　　　神戸／ボッティ

　J1リーグも今節から折り返しに入ります。つまり試合も残り半分となったということ。未だ降格圏内の17位に留まっている札幌にとっては、タイムリミットが刻一刻と近づいているということでもあります。まだ半分あるとはいえあまりのんびりもしていられないですから、何とかして少しでも上の順位を目指さなければいけません。聖戦です。テイセンはボウリング場です。
　そんなわけで後半戦の緒戦の相手はヴィッセル神戸。前半戦…思わず「第1クール」と言ってしまいそうになりますが前半戦のアウェイゲームでは、ダヴィの必殺ひづめシュートが炸裂して先制するも、その後石櫃のものすごいミドルシュートを突き刺され引き分けに終わっています。神戸に雨あられのような猛攻を仕掛けられていたことを考えれば負けなかっただけ上出来ではありますが、聖地厚別でのホームゲームとなるこの試合、神戸はその石櫃が遠征メンバーには加わっていたものの、試合開始前に怪我をして急遽欠場。石櫃のごつそうな見た目通りの強烈なシュート力はもちろん、ごつそうな見た目とは裏腹な中距離からの繊細な精度のクロスボールは神戸にとって大きな武器だっただけに、彼がいないことは神戸にとっては大きなマイナスでしょう。札幌は引き続き欠場となったアンデルソンをはじめ怪我人は多く、大分戦と同様にFWはダヴィとクライトンの2トップ。サイドハーフは右に征也と左に元気、ボランチは大伍と芳賀主将、DFラインは右から平岡、箕輪、西澤画伯、ガッツゥーボこと坪内、そしてGKは高木と、要するに大分戦と同じメンバーです。

　そんなわけで試合開始なんですが、立ち上がりからろくすっぽ攻撃の形にならない札幌。もともと中盤を経由してゲームを組み立てるなんてこれっぽっちも考えていないチームではありますが、そうは言っても中盤抜いてサッカーが出来るかと言われればそういうわけでは決してなく、かといって札幌の場合は中盤入れてサッカーが出来るかと言われればそういうわけでは決してなかったりもするわけです。左サイドハーフの元気は身体を張れる選手ですし、守備の意識も高いのですが、サイドアタッカーという意味ではどうしても物足りなさは否めないですし、右の征也もここに来てようやくJ1でのプレイに慣れてきたとはいえもともとドリブラーではないですし、それだけの選手じゃないと個人的には思ってるのですが、とにかく現時点では使われて初めて生きる選手。ボランチの芳賀も潰しはともかくゲームメイクは苦手で、大伍もボール扱いそのものはうまいのですが視野が狭いのか何でもないパスをミスすることが多く、要するに中盤でボールを持って前線や左右にパスを配球できる人が誰一人としていやしないわけですから、組み立てようと思っても組み立てられないというのが本音。中盤で唯一ボールを持てるのがFWに入っているクライトンなんですけど、これまでも言われているとおりあまり守備は得意ではないため、守備に主眼を置くのであればボランチの位置で使いにくいということなんでしょう。それはわかるんですど、やっぱりクライトンは前を向いてボールを持ってなんぼの選手ですし、ヴェルディ戦みたいにぶち切れてオラオラモードに入った時は別ですけど、基本さほどシュート意識の高い選手ではありません。ダヴィとの2トップは確かに見た目の迫力は充分なんですけど、それが攻撃に有効に作用してるかと言えばそうでもないというのが本音。
　まぁ、とりあえず何とか堪え忍びつつセットプレイで点を取る、という戦略それ自体は間違いではないんですけど、それでも点を取られる時は取られるもので、前半22分、レアンドロのシュートがボッティに当たってコースが変わり、そのままゴールインしてしまうというアンラッキーな失点で先制を許してしまいました。
　ホームでリードされてしまった札幌は、風下ということもあって相変わらず攻撃の形すら作れません。虎穴に入らずんば虎児を得ずと言うように、攻められないってことはセットプレイのチャンスもそうそう得られないわけで、セットプレイのない札幌なんてシンデレラハネムーンを歌わない岩崎宏美みたいなもの。神戸の拙攻もあり追加点こそ許さなかったものの、それにしても全く得点の予感もしないまま終わるかと思われた前半終了間際、ようやくペナルティエリアやや手前という絶好の位置で直接フリーキックのチャンスを得ます。
　しかし、位置はよくても何しろ直接蹴れる人がいないのもまた札幌。クライトンも人に合わせるのはうまいが直接入れるのはあまり得意ではないですし、ガンバ大阪戦で一本いいフリーキックを打ったアンデルソンは怪我でいません。一番可能性のあるのが上里一将ですけど彼もベンチにいますし、砂川さんもベンチだし、それ以前にスナさんの場合確実に壁当てしますし。そういえばよく考えてみたらフリーキックを直接ゴールにねじ込んだ人ってフッキ以来いないような。そんなわけでだいたいいつも「もしかしたら」という期待を2%くらいしてやっぱりダメだったというのがパターンなのですが、果たして今回もクライトンの蹴ったボールはクロスバーの上をイスタンブールまで飛んでいき、チャンス潰えたかと思いましたが、なにやら登場主審がペナルティスポットを指差しています。え？　PK？　PKですか？
　スローで見ると、どうやらキムナミルがクライトンのボールを手でブロックしてしまった模様。手を上に挙げてしまった以上、故意じゃないという言い訳は効かないですね。まして愛じゃない。風が吹くたび気分も揺れる年頃なもんで、立派にPKですね。<strong>ブロックなんてしなくても入ってなかった</strong>と思いますけど。
　さて、望外のPKを得たはいいけど、じゃあ問題は誰が蹴るのかと。普通に考えればクライトンですが、彼もマリノス戦で1回外していますし、ユースでPKキッカーだった征也かなぁと思っていたら、ボールの近くには蹴る気マンマンのダヴィ。ダヴィのPKといえば、昨季昇格のかかった京都サンガFC戦で思いっきりコースを読まれて失敗したことが昨日のことのように思い出されます。ヤバい。入る気がしねぇ。
　しかし、おそらくサポーターの誰もが心底祈りながら見守る中、今度はちゃんと決めました。思った通りドンピシャにコースを読まれてましたけどね。とにかく札幌は1-1に追いつき、理想的な形で前半を終えました。

　追いつきはしたもののほとんどいいところがなかった前半でしたが、それでも風上となる後半に札幌の巻き返しを期待したいところ。その通り少しは流れをつかみ始めたかなと思い始めた後半10分、ペナルティエリアの外に飛び出して手を使ってしまったぎーさんが一発退場。一転して数的不利に陥ってしまいます。
　さてGKが退場したとなると、だいたいはFWのどちらかを外して替わりのGKを入れるのがセオリーです。しかしダヴィもクライトンも替えの効く選手ではないですから、考えられるのは大伍を外してクライトンをボランチにするか、もしくは征也を外して大伍を右に回し、クライトンをボランチにというパターンでしょうか。三浦監督のチョイスは後者でしたが、ひとつ違ったのはクライトンをボランチに下げなかったこと。まぁどのみちクライトンがボールをもらいに下がってくるだろうことを見越しての策でしょうが、どちらにしても中盤のスペースを3人でカバーしろというハードワークに輪をかけた、言ってみればハードコアワーク。しかし多少のほころびを見せつつもそのタスクに見事に応え、数的不利を感じさせない働きを見せつつ反撃のチャンスをうかがっていましたが、しかしそれも後半35分まで。今度はシミュレーションの判定で2枚目のイエローカードを受けた芳賀まで退場となってしまいました。　この試合の東城主審、厳しくはありましたけど基準自体はさほどブレていませんでしたし、キムナミルのハンドもぎーさんのハンドも妥当な判定だったと思いますが、この芳賀のイエロー自体は、既に1枚出していたことを忘れていたような感じでしたね。確かに芳賀の転び方はシミュレーションくさかったですけど、ペナルティエリア内でやらかしたのであればまだしも、倒れたのは外でしたから、少なくともカードを出すべきプレイではなかったように思います。つーか前回のエントリであんなこと書いたオレ涙目。
　とにかく9人になってしまっては、もはや同点で終わることだけを考えなくてはならなくなった三浦監督は、クライトンを池内友彦と交代させました。当然これは明確な「守り切れ」というメッセージに他なりません。まぁそうは言っても池内を入れるというのは<strong>点を取ってこいというメッセージにも受け取れなくもない</strong>のですけど、あとはもう全員で守ってあわよくばダヴィが1人でなんとかしてくれることを祈るしかないような感じになりました。「戦場の狼」状態のダヴィはそれでも何とかしようと頑張りますが、さすがのダヴィも疲れて本来の馬力は半減しており何ともならず。結局1-1のまま試合は終了し、厚別連戦は勝ち点2を得るに留まったのでした。]]></description>
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         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Thu, 24 Jul 2008 23:59:59 +0900</pubDate>
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         <title>無得点だけど無失点</title>
         <description>2008年Jリーグディビジョン1第17節
コンサドーレ札幌 0-0 大分トリニータ
得点者：札幌／いない
　　　　　大分／なし

　前節ジェフユナイテッド市原千葉とのアウェイ戦で、念願の4勝目を手に入れた札幌は、今節はホームに戻って大分トリニータとの対戦となります。大分は札幌がJ2に降格した2002年に入れ替わりでJ1に昇格。それ以降はずっとJ1にいるため、天皇杯やナビスコカップでは何度か対戦しているものの、リーグ戦での対戦は共にJ2にいた2000年以来実に8年ぶりということになります。J1昇格以降のホームゲームの入場者数は毎年1試合平均で2万人前後と決して少ないほうではありませんが、予算規模としては決して大きいほうではない、というよりはむしろ毎年のようにスポンサー不足が話題になるほどお金のないチーム。選手のレベルも大分ユースが生んだ最高傑作であるGK西川など素晴らしい選手もいますが、全体的にはそれほど選手が揃っているほうではない、というよりはむしろあまり名の知られていない選手が多い、言ってしまえばとても地味なチームです。まぁよそ様のことは全く言えないんですけど、そんなチームが群雄割拠のJ1に留まり続けているのは、ひとえに大分の監督を務めているシャムスカ氏の手腕によるところが大きいでしょう。マグノアウベスや梅崎司など主力を引き抜かれることも多く、戦力的には前年よりダウンすることも少なくないにも関わらず、です。
　今季も中心選手としての期待をかけてガンバから期限付き獲得した家長も開幕前に十字靱帯損傷の大怪我を負い、松橋章太がヴィッセル神戸に移籍するなど開幕前から不安が囁かれながらも、この試合前の順位は7勝6敗3分、勝点24の7位と一桁台の順位につけています。特筆すべきはその守備力で、前節までの16試合で失点13はなんとリーグトップです。その代わり得点17はリーグで4番目に少ないのですが、「守備が硬ければなんとかなる」ということについては、その予定でJ1に臨んだついこの間まで失点リーグワーストだったチームは見習うべきだと思います。
　その見習うべきチームのスタメンですが、千葉戦で出場停止だったクライトンが復活。ただ前節負傷交代したアンデルソンが欠場のため、クライトンがFWに入りました。ここのところサイドハーフを務めている中山元気か、もしくは前節のアンデルソン退場後にFWに入った西大伍をFWに入れるかと思いましたが、清水戦では中盤のバランスが悪く簡単に崩されるシーンが目についたのに対し、クライトンがいなかった前節はさしたる破綻も見せず無失点。キープ力の高いクライトンがボランチに入ると中盤でボールの落ち着くポイントが出来る反面、ポジションを前に取りたがってどうしても中盤にスペースが出来てしまうことも多いため、ある意味諸刃の剣と言えるものです。ただ、ここまでリーグ戦、カップ戦通じてクライトンをボランチとして使った試合は10試合あって、4勝5敗1分、11得点17失点という成績なのに対し、クライトンをFWで起用した試合は、途中交代でFWに入った鹿島アントラーズ戦を含めて11試合あり、その成績は0勝8敗3分、9得点21失点（鹿島戦での交代前の2失点は除く）。勝ってないどころか守れてもいないような気もしますが、無失点で終えた千葉戦からのいい流れを止めたくなかったこともあるでしょうし、アンデルソンの負傷で30分程度しか見られなかったものの、大伍のボランチがそれほど悪くなかったこともあって、結局はバランスを取ったということになるのでしょう。

　さて、前述の通りリーグ戦では2000年以来の対戦となる両者だけに、対戦履歴自体はさほど多くないのですが、思い起こせば大分戦はなぜだかいろいろと印象深い試合がとても多いように思います。小松崎が前半で退場したり、大分の選手に負傷者が続出して前半で交代枠を使い切ったり、森くんが自分とこのゴールにボール叩き込んで連勝記録止めちゃったりと、ネタ的に強烈なカードでもありましたが、しかし試合そのものは0-0とか1-0のロースコアで終わったり、延長戦までもつれ込んだと、なんだかんだでシビアな試合になることが多かった記憶があります。方やエメルソン、方やウィルという、お互い後にJ1で得点王に輝くことになる希有なストライカーを抱えていた2000年ですら、点の取り合いになったことはありませんでした。その頃から8年が過ぎた今では、さすがに両チームともベンチメンバーを含めて当時を知る選手は池内友彦のみしかおりません。その池内も2000年はほとんど試合に出ていませんでしたから、当時しのぎを削った選手たちはもう残っていません。その当時J2でプレイしていたのも大分のベンチに入っている西山哲平がモンテディオ山形でプレイしていたくらい。関係ないけど山形時代の西山の応援ソングのニューラリーXのテーマが好きだったんですけど、それは置いておくとしてやはり8年という時間は長いものです。
　しかし8年経っても札幌対大分の試合はそんなに変わっていないようで、結果はスコアレスドロー。中2日ではるばる札幌までやってきた大分はさすがにしんどいようで、全体的に動きは鈍く、パスミスもかなり目立ちます。札幌はパスミス仕様をデフォルト設定で備えていますのであまり関係ないといえば関係ないのですけど、ホームゲームだけにフィジカル的には大分に比べればいくぶんはマシのようで、試合はどちらかといえば札幌ペース。おそらくシャムスカ監督は試合前からコンディション的には分が悪いのは承知の上で、無理に勝ちに行く必要はないと考えていたのか、大分の攻撃自体にはそれほどの怖さを感じませんでした。それでも相変わらず札幌は右サイドのディフェンスが怪しかったり、箕輪がオノレのポストプレイでウェズレイのシュートをアシストしたりと鉄壁という感じではなかったのですが、そのウェズレイも最初見た時「ノナト？」と思ってしまったほどの太りようでかつて「猛犬」と呼ばれた面影は既にありません。とはいえ、攻撃はともかく大分のJ1最少失点の看板はダテではなく、疲れてはいてもとにかく球際に強く、GK西川もJリーグでもトップクラスの実力の持ち主。そういう守備の強いチームが守ると決めたらそうそう点を取れるものではありません。前節2得点を決めたダヴィもフクアリでの活躍がウソのようにシュートが入らず、前半を0-0で折り返した時点で「今日はこのままで終わるかもしれない」というような雰囲気でした。

　後半になるとさすがにお互い少しずつチャンスも増えてきましたが、それでも試合はほぼ膠着と言っていい内容で、前半に比べれば両チームともチャンスは増えましたが、どれもゴールの枠を外れるかGKの正面だったりと、ゴールネットを揺らすことが出来ず。36歳、86kgというウェズレイはやはり往年のキレはありませんでしたが、それでも一番警戒すべきなのは「ウェズレイに止まってるボールを蹴らせる」こと。案の定いくつかFKを与えるシーンもありましたが、GK高木を中心になんとか守りきります。札幌も得意のセットプレイから箕輪がシュートを放ちますが枠を捉えることが出来ず、結局0-0の引き分けに終わりました。
　印象としては勝てた試合だったような気もしますが、かといって危ないシーンもないわけでもなかったので、結果としては0-0というのは妥当と感じましたが、ともかく2試合連続無失点というのはある程度自信にもなると思いますから、ここに来てようやく噛み合ってきたかなと思います。あとはまぁ、セットプレイの精度を高めることでしょうかね。セットプレイというのは流れの中の崩しに比べればチームの実力差というのは出にくいもの。三浦監督が高さのある選手を好んで使うのも、実力の上回る相手にいかに得点を取っていくかということに対してのひとつの回答なのでしょう。あとは「クライトンFWだと勝てないの法則」をいかに打ち破るかですかね。

　それにしても、あまりこういうことは言いたくないんですけど、主審の家本さん、相変わらずですね。問題ジャッジを連発して海外研修、帰ってきても問題ジャッジ連発して無期謹慎、そういう流れを経て復活したわけですけど、ジャッジ云々よりもとにかく威圧的な態度は変わっておらず、何が問題でああなったのか自覚されていないのではないでしょうか。穴沢努審判員や東城穣審判員のように、かつてはそのレフェリングを批判されて吐いたものの現在では一定の評価を受けている審判員もいる中、何度もチャンスを与えられてなお問題を改めようとしないことについては、本人の問題もそうですがそれ以上に協会の姿勢に疑問符をつけざるを得ません。かつて同じように不可解なレフェリングを繰り返し、同じように大きな批判を浴びていた恩氏孝夫審判員や唐紙学志審判員は、その後Jリーグの主審を外されたまま未だに復活していないのですから（恩氏審判員は現在J1副審）。
　まぁ、警告累積4枚にリーチかかってるダヴィがカードをもらわなかったのは幸いでしたけどね。何度か普通の競り合いでファウルの判定になったのも何とか我慢している姿は、山王工業戦で流川に「おめーのヘマはもともと計算に入れてる」と言われてぶち切れそうになったのを必死で耐える桜木花道を思い出しました。</description>
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         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Sat, 19 Jul 2008 23:59:59 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>ミラー対ミウラ</title>
         <description><![CDATA[2008年Jリーグディビジョン1第16節
ジェフユナイテッド市原千葉 0-3 コンサドーレ札幌
得点者：札幌／元気、ダヴィ×2
　　　　　千葉／新居は決めませんでした

　前半戦のひとつの大きな山場となるであろう、「裏天王山」の決戦。17位のコンサドーレ札幌は、最下位のジェフユナイテッド市原千葉とアウェイで対戦します。両チームの勝点差はわずかに1。負ければ順位は逆転され最下位に転落する札幌と、勝たなければいよいよもって初の降格が現実味を帯びてきてしまう千葉。どちらも負けられない試合です。「だったら引き分けでいいじゃん」と生きたいところですが、ここのところなぜか16位から上のチームが仲良く手を繋いで下2チームから離れて行ってしまっている状況では、まだリーグも半分以上を残しているとはいえ引き分けは単なる共倒れ以外の何物でもありません。まさに血で血を争う対決…と書けばカッコイイ感じですけど、まぁ実際はなんつーか、はなくそのなすりつけ合いに近いです。
　ともあれ大事な試合なことは間違いないのですが、札幌はチームの要であるクライトンが累積警告で出場停止。ここまでのところでチームのアシスト王…というよりはほとんどの得点が何らかの形で彼を経由している札幌にとって、クライトンを欠くのは南葛SCが翼くんを欠くのと同じこと。相手の千葉も中断期間にイングランド・プレミアリーグの名門リバプールでヘッドコーチを務めていたアレックス・ミラー氏が監督に就任。それまでナビスコカップを含めて14試合で1勝しか出来なかったチームが、ミラー監督就任以降は8試合で負けたのはわずかに2試合。札幌もまた、5月25日に函館で行われたナビスコカップ予選でミラー監督率いる千葉と対戦し1-2で負けております。しかも相手にはこの試合でも2ゴールを挙げたように、札幌戦をやたら得意としている"King of 房総"新居辰基がいます。
　そんな札幌にとって唯一の救いは、ここフクダ電子アリーナ、通称「フクアリ」では未だ負けなしであること。ナビスコカップでの千葉とのアウェイ戦でも、勝てはしなかったもののスコアレスドローと、ここまでのところただひとつだけの無失点試合を見せているスタジアムです。というか、今まで行われたフクアリでの試合で失点したのは第86回天皇杯（2006年）のアルビレックス新潟のみ。つまり<strong>優也のチョンボでしか点を取られていない</strong>のです。
　で、この試合でも開始に2分でセットプレイからのこぼれ球を中山元気が押し込んでとっとと先制しました。普段はセットプレイのキッカーを務めるクライトンがおらず、二番手の砂川誠もベンチスタートということで、この試合でセットプレイのキッカーを務めたのはトップではほとんど記憶にない藤田征也。その最初のフリーキックで、しかも場所もゴールまでは40メートル以上という遠い位置から。もちろん征也のキック精度はユース時代を見てても決して悪くはないですし、札幌のセットプレイだけはJ1でも通用するのはわかってましたけど、それでもお世辞にもビッグチャンスとは言えない状況でしたから、まぁファーストシュートまで持っていって勢いをつけられればいいな、くらいにしか思ってなかったんですよ。相手がクリアしきれずボールが元気の前に転がってきてすら、これまで何度も見たように焦ってクロスバーの上に飛んでいくボールのイメージが自分の中にあったわけです。それが入っちゃうんだもんなぁ。
　ただ先制したとはいえその後は早めに追いつきたい千葉のペースで試合が進みます。が、フクアリの女神（メガネっ娘）は守備面でも札幌に微笑んでいたようで、フリーでボールを持った新居が狙い澄ましてアウトにかけたミドルシュートや、大きな展開から青木が放ったシュートはギリギリでゴールを逸れていきます。逆に13分、自陣からの平岡のパスを受けたダヴィがマークに突いたボスナーをワンフェイクで置き去りにして放ったグラウンダー気味のミドルシュートがゴール枠ぎりぎりに決まり、札幌が追加点を得ました。つーかこの時も自分はてっきりサイドネットに突き刺さってゴールを外れたと思ってたんですけどね。「あ〜残念」とか思ってたらなんかダヴィは喜んでるし、岡田主審はなにやら書き込んでるし、アシスタントレフェリーはセンターサークルに戻っていってたので、どう見ても得点が認められたということなんですけど、<strong>この時間帯で2得点なんてぶっちゃけありえない</strong>という先入観のせいか、電光掲示板の得点表示が「0-2」と変わるまでのオレは、きっと豆が鳩鉄砲食らってたような顔をしていたと思います。
　とにかく望外のリードを得た札幌。こんな展開になるとはつゆほども思ってはいませんでしたけど、2点を追う千葉もおそらくはそうだったのでしょう。前述の通りミラー監督になってから2試合しか負けていない千葉ですが、その2敗というのはナビスコカップの準決勝名古屋グランパス戦（0-1）と、前節の東京ヴェルディ戦（0-3）。つまりここ2戦は連敗しているということです。2点リードしているとはいえ札幌が終始押しているという展開でもなかったですから、もし連敗中じゃなければ、あるいはこの展開でも「落ち着いて1点ずつ取り返そう」という心境になっていたかもしれません。しかし気持ちが後ろ向きの時はなかなかそう切り替えが出来ないもので、焦りばかりが募っているのか、攻撃にもまったく迫力がありません。札幌の「フロンターレ2000年後期型センターバック」は空中戦と肉弾戦にはめっぽう強い反面、スピードへの対応は苦手なので、新居をしつこく使われてきたらいやだったんですけど、あくまでレイナウドへのロングボールにこだわり、結果箕輪に吹っ飛ばされるだけ。その後レイナウドは箕輪のマークから逃げたら西澤画伯にぷちっとやられてあえなく途中交代となりました。
　逆にこの1点で精神的にはぐっと楽になったであろう札幌は、別段無理をせずカウンター狙いに徹します。守備の出来自体は普段より格段にいいというわけではないのですが、精神的な余裕のぶんだけ守り方にも余裕があるのに加え、千葉が攻撃に迷いがあって展開が遅いこともあるのか、インターセプトがよく決まります。リーグ戦での順位が示しているとおり、どちらもあまりうまくいっていないチーム同士の対戦ではありますが、ここまでのところ千葉のほうがよりうまくいっていないという感じで、うっかり2点をリードしてしまい、余裕どころかむしろオロオロしていたサポーター（主にオレ）もようやく落ち着いてきた頃でした。なにやら札幌のベンチで交代の準備をしているところが目に入りました。既にビブスを脱いでユニフォーム姿になっているその背番号は29番。ディビットソン純マーカスです。なんですと？
　いくら何でも前半もまだ終わってないうちから守備固めに入るとは思えませんから、きっと何かアクシデントがあったに違いはありませんが、サッカーではそういったアクシデントをきっかけに試合の流れが変わってしまうことも珍しくない上、交代準備をしているのは試合の流れを変えてしまう最も大きな要因である「やらかし度」で不動の評価を得ているマーカス。アンパンマンの予告編風にいえば「そんな時、純マーカスが現れて大変なことに！」って感じです。
　結局怪我をしたらしいアンデルソンと交代で投入されたマーカス。やらかしてしまうのは別にマーカスに限ったことではなく、この試合でも芳賀主将が一発とってもヤバいのをやらかしましたし、吉弘やぎーさんも直接失点に繋がるようなミスをやらかしてきてるんで、やらかすこと自体は別にいい（ほんとはよくないけど）し、カウンターを潰したりいい守備もあったんですけど、とりあえず出てきて早々にカードもらうのだけはやめてくんないかなぁ…。つーかあとから公式記録見てみたらC2（ラフプレイ）じゃなくてC4（繰り返しの違反）って、防げるカードじゃないですか。
　まぁそんな感じでアクシデントもあり、終了間際にはボスナーの直接FKがクロスバーを叩きましたが、元気のシュートはゴールに入れたフクアリの女神（メガネっ娘）はボスナーのシュートは外に出して事なきを得、前半は2点リードで終了します。

　後半、2点を追う千葉がいっそう前がかりになって来るでしょうから、札幌はこれまで通りしっかりディフェンスをして、そして出来れば早い時間に追加点を奪い、千葉の心を折ってしまうことがベスト…なんですけど、そんな戦い方が出来るなら今頃こんな順位にはいないよね…と思ってたらそれやっちゃうんだもんなぁ…。レイナウドのドンピシャのヘディングをぎーさんがファインセーブで何とか防いだり、画伯がやらかしたりと何度かピンチを招いたあとの後半15分、坪内がヘディングで前に送ったボールに抜け出したダヴィが右脚で決めてこの試合2ゴール目となる3点目をゲットしました。
　この得点は単なる3点目という以上に大きかったと思います。この得点の少し前、千葉が巻と米倉を2枚同時に投入し、仕切り直しと共に勝負をかけようとしたその出鼻を完全にくじいた格好になりましたからね。千葉にとってはまさに「つうこんのいちげき」といった感じでしょう。なんですかこれ。なんか強いチームみたいじゃないですか。
　まぁダヴィの個人突破があったとはいえ、クライトンなしで3点を取ったことは紛れもない事実。これは攻撃面で大きな自信となるでしょう。そうなると次に札幌に求められるのは、当然守備面での自信です。つまり「無失点」で終えること。ここまでリーグ戦全ての試合で失点してきた札幌ですが、この試合を無失点で終えると、画伯と箕輪が組んだ清水エスパルス戦の後半から、まだ失点していないということになります。フロンターレ2000年後期型センターバックはけっこういけるんじゃないかという気になれます。
　その後はやけくそになった千葉に攻め込まれる展開が続きますが、攻撃が迷走気味の千葉は巻も惜しいシュートを放った以後はすっかり試合からいなくなり、谷澤や米倉が時たまいいところを見せるのみ。
　試合の大勢は決した中、三浦監督のやるべきことはただひとつ。そう、池内友彦を投入することです。ここまで共に1勝ずつを挙げている当別王者決定戦の第3ラウンドを開催するべきなのです。そして監督はもちろん最後の交代カードとして池内を送り出し、ちゃんと空気を読んでくれたのですが、時間が短すぎてノーコンテスト。対戦成績1勝1敗のまま、勝負はいよいよ最終決戦にまで持ち越されました。会場はお互いの家族が見に来るであろう厚別競技場。これ以上ない舞台です。
　というわけで試合はこのまま注文通りに無失点で凌ぎきり、3-0で終了。試合後の会見で三浦監督が不満を口にしていたとおり、内容的には決してよくはありませんでした。シュート数19本対9本というスタッツが示すとおり、全体的に攻めていたのは千葉ですし、決定的なシーンも決してなかったわけではありませんでした。しかしそのうちの1本すら決まらなかったのに対し、それほど多くのチャンスを作ったわけでもない札幌は、9本のシュート中3本を決め勝利。サッカーではこういうことは珍しくないですが、ここまでうまく行っちゃうとやはり蘇我と蝦夷は相性がいいのではないかと思ってしまいます。ダヴィもJ1では初となる1試合2ゴールはもちろん、ミドルシュートとGKとの1対1というこれまではどちらかといえば苦手としていた形からゴールを決めたのも、蘇我馬子ってことだったんだと思います。]]></description>
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         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Tue, 15 Jul 2008 23:59:59 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>厚別開幕</title>
         <description><![CDATA[2008年Jリーグディビジョン1第15節
コンサドーレ札幌 2-2 清水エスパルス
得点者：札幌／ダヴィ、池内
　　　　　清水／西澤（偽）、マルコスパウロ

　既に今更な感がありますが、清水エスパルス戦。<a href="http://www.summitstore.co.jp/" target="_blank">サミットストア</a>が店舗を展開してないのに洞爺湖でサミットが行われる北海道。そのサミット開幕を目前に控え、札幌では遅まきながらの厚別開幕戦が行われました。札幌がメインで使用するスタジアムはこの厚別公園競技場と札幌ドームの2つがあり、より多くの観客動員が期待できるのは駅からのアクセスも便利で天候に左右されず、キャパも厚別の約2倍の3万8千人まで入る札幌ドームのほうで、実際昨季のドームと厚別それぞれの平均入場者数を比べると、ドームのほうがだいたい2倍くらい入っている実績が出ているのですが、ドームは厚別に比べると会場使用料が桁違いに高く、さらに観客が2万人を超えるとさらに超過分に応じて使用料が加算されるという方式のため、ドームでやれば利益もにばいにばーいと高見山っぽく言えるかというと実はそういうわけでもないのが実情です。
　そのため、春先や初冬など雪に埋もれて使用できない時期はもちろん、照明施設が常備されていない厚別では、日本ハムファイターズの試合と重なったりなどで札幌ドームが使えない「どうしても」の場合ではドームを使うことが多いのですが、これまでは前記の理由からそれ以外の場合では原則として厚別を使用していました。例年、厚別が使用可能になるのは雪が完全に融けて芝の養生も終わった頃、時期で言えばだいたい5月のゴールデンウィークのあたりとなるため、厚別の開幕戦もこの頃になることが多かったのです。
　しかし今季はJ1ということでいろいろと頑張らないといけないためか札幌ドームでの開催が増え、それに伴って厚別の開幕戦もこの時期までずれ込んだのですが、コンサドーレが誕生してから札幌ドームが出来るまではメインスタジアムとして使用され、多くの試合が行われる中で数々の名勝負の舞台ともなったこのスタジアムには、古くからのサポーターを中心に特別な思いを持つ人も少なくありません。まぁ逆に2001年のアビスパ福岡戦とか2002年のFC東京戦とか<strong>思い出したくもない試合も少なからずある</strong>のですけど、それでも全体的な勝率もいいこのスタジアムでの試合を待ち望んでいた方も多かったでしょう。

　その試合に迎える相手は清水エスパルスです。2005年から就任した長谷川健太監督のもと、初年度こそ15位とぎりぎり降格ラインを回避したものの、2年目以降は2年連続して4位という好成績をキープ。ところが今季は鹿島アントラーズを完封して勝ったと思ったら東京ヴェルディにボロ負けしたりと不安定な戦いぶりで、この試合前までの順位は5勝6敗3分で12位。16位のヴィッセル神戸とは勝点で2の差しかなく、降格圏内を脱出したとはまだまだ言い難い状況ですから、アウェイとはいえ札幌相手に負けるわけにはいかない試合です。
　つーか、負けるわけにはいかない度に関してなら、最下位のジェフユナイテッド市原千葉がもうほんとすぐ背後に迫ってる17位の札幌のほうが深刻なわけで、正直四の五の言ってられない状態ですから是非とも勝点3が欲しいところなのですが、清水との対戦成績は少し、というかかなり分が悪く、ここまでの対戦成績は1勝5敗で、その1勝も延長Vゴールでの勝利でのもの。まぁ勝ったことがあるだけマシかもしれませんけど、とにかく苦手なチームであることは間違いありません。
　その札幌は復帰したばかりの西嶋がまたしても怪我で離脱。左のサイドバックには坪内が周り、右のサイドバックには開幕前の手術による長期離脱を経てナビスコカップ柏レイソル戦で復帰した途端に退場するという、1ミリたりとて変わらぬ健在っぷりを発揮した西澤画伯が入りました。そしてサイドハーフとして本来はFWの中山元気を起用。「とにかく大きいのを並べてみました」といった感じの布陣です。

　試合は札幌が風下に立った割には五分五分の立ち上がりを見せ、細かいパスとドリブルを織り交ぜてくる清水の攻撃を注文通りに中盤で食い止めますが、しかしせっかくいい位置でボールを奪っても、考えなしに前線に放り込んだり、微妙にパスがずれて攻撃がスピードダウンしてしまい相手が陣形を整える時間を与えてしまったりでなかなか有効な攻撃チャンスを作ることができません。前半12分にコーナーキックのこぼれ球から再び上げられたクロスに、DFの死角から入り込んできた清水のほうの西澤にバッチリ合わせられて先制を許すまで。クロスもそれに合わせた清水のほうの西澤も確かにうまかったのですが、オフサイドポジションにいたマルコスアウレリオに気を取られて足を止めてしまったのが最大の要因。もったいない失点だと思います。
　ここからは追いつきたい焦りがあるのか、札幌の攻撃はなおいっそうちぐはぐに。左のサイドハーフに元気を置いている以上、左サイドから崩すのはほぼ望み薄。ただ逆に右サイドからクロスを上げた場合、ファーサイドに元気が飛び込むことによってシュートチャンスは増えるでしょうから、札幌としてはいかに征也にいい体勢でクロスを上げさせることができるかが鍵となります。で、実際征也がフリーでサイドのスペースに抜ける機会もそれなりにあったのですが、風の影響もあってか中の味方に合いません。
　しかしそれでもその征也のクロスから得たコーナーキックから、信じられないほどどフリーだったダヴィがヘディングで押し込み同点に追いつきました。
　振り出しに戻して気がよくなかったか、その後もチャンス自体は作れるようになった札幌ですが、相変わらずディフェンスはちぐはぐなまま。清水のボックス型の中盤に対するミスマッチに加え、クライトンが上がってできたスペースのケアをどうするのか、という修正ができず、特に縦に入る速いパスに対して対応が後手に回るシーンが目につきます。後半は風上にエンドを取る札幌が若干有利になりますから、前半1-1で終わっておきたい、というよりは全員引いてでも1-1で終わらなければいけないはずなのですが、それができないのが札幌。終了間際の44分、その速い縦へのパスを止めきれずにマルコスパウロにゴールを許し、再びリードされてしまいました。

　後半、いまいちプレイが不安定だった柴田を外して右サイドバックに池内を投入。右サイドバックに入ってた画伯がセンターに周り、真ん中2枚は西澤と箕輪、合わせてプロ歴26年という経験豊富なコンビです。これに大塚が復帰すれば、まさしく2000年後期型川崎フロンターレですね。まぁ、この年の川崎は降格してるんですけど。
　で、風上を生かして早めに追いつきたい札幌ですが、やはり前半のポジションギャップの修正ができておらず、ワンツーで簡単に抜け出されフリーでシュートを許す状態。つーか清水の選手は簡単そうにワンツーやってるのに、札幌は全然ワンツーにもならないのはこの際言ってはいけないことなんでしょうか。ガンバ戦では割といいプレイを見せていたアンデルソンも、ポストプレイは悪くないのですが前を向く意識はあまりないようで、相手に脅威を与えているとは言えません。三浦監督は後半16分にそのアンデルソンを下げて砂川を左サイドに投入、左サイドに入っていた元気をFWに戻しました。さらに後半25分に征也に替えて西谷を投入。右に砂川、左に西谷という布陣とします。
　これでとりあえず左右両サイドで攻撃の起点ができるようになった札幌は、とにかくクロスを入れて最悪でもコーナーキックを取れば得点のチャンスは増える…というよりはヘタに流れでシュートを狙うよりもそっちのほうが得点できる気がするのですが、その西谷投入から4分後、ほんとにその通りにショートコーナーでのクライトンからのクロスを池内が頭で叩き込んで再び同点に追いつきました。「とりあえず大きいの並べてみました」というのが一応奏功したわけですね。
　その後、得点こそなかったもののそのちょこまかした動きに札幌が手を焼いていたマルコスアウレリオが既にピッチを退いていたこともあり、試合は完全に勢いに乗った札幌のペースとなったのですが、いくつかあったチャンスも決めきることができずそのまま試合は引き分けで終了しました。

　さて、この試合も2失点を喫した札幌は、これでリーグ戦連続失点記録を15試合にまで伸ばしました。J2での連続得点試合記録を保持している札幌としては、<strong>ここまで来たら連続失点記録も狙ってみようか</strong>と思いたいところですが、Jリーグの記録は1997年7月16日のセレッソ大阪戦から1998年10月17日の横浜フリューゲルス戦まで、足かけ1年以上に渡ってヴィッセル神戸がこつこつと積み上げた45試合。まだまだひよっこです。その偉大なる記録に近づくためにも、今年は是非失点しながら残留しましょう。]]></description>
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         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Thu, 10 Jul 2008 23:59:59 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>悲しい色やね</title>
         <description><![CDATA[2008年Jリーグディビジョン1第14節
ガンバ大阪 4-2 コンサドーレ札幌
得点者：札幌／西嶋、柴田
　　　　　名古屋／バレー×2、ルーカス、山口

　J1再開となる第14節、コンサドーレ札幌はガンバ大阪とのアウェイ戦となります。Jリーグ開幕時からの仮名チーム、通称「オリジナル10」の一つであるガンバは、黎明期は下位に低迷することが多く、当時同じく激弱だった浦和レッズと共に「Jリーグのお荷物」などと呼ばれていました。しかしその浦和と同じように近年は力をつけ、2005年に初優勝（関西のクラブとしては初）を果たすと、昨季はリーグ戦こそ3位に留まったもののナビスコカップを制覇しています。前線に構えるルーカス、バレーという日本でも高い実績を持つブラジル人2トップに対し、中央からは二川孝広と遠藤保仁がパスを供給し、サイドからは安田理大、加地亮の新旧日本代表選手がクロスを供給、ディフェンスは橋本英郎と明神智和がどっしり構えるという布陣は、これといったスキが見当たりません。まさに強豪チームとも言えるもの。
　そういえば今更ですがいつの間にやらガンバも助っ人補強をブラジル路線に変えたんですね。しかも最近はバレーやルーカス、マグノアウベスのように日本で活躍した選手を引っ張ってきていることもあってほとんど外れがありません。まぁお金があるからこそできる芸当なんでしょうけど、東欧路線だったころの、バブンスキーとかピオトルとかドロブニャクとかプロタソフとかツベイバとか微妙な活躍をする選手を連れてきてた頃が懐かしいですね。
　で、そのガンバは今季も優勝候補の一角として挙げられ、この試合の前までの成績は6勝3敗4分、勝点22で5位につけています。首位の浦和レッズとの勝点差はわずかに4で、その浦和が前日の試合で柏レイソルに1-2で敗れておりますから、17位の札幌が相手のホームゲームは確実にものにしたいところ。

　そして現在17位の札幌は、少ない予算でそれでも降格圏内から抜け出すため、中断期間にFWアンデルソンとDF箕輪義信を補強しましたが、松下マネーを背景に毎年派手な補強を見せるガンバに比べれば、<strong>カレーライスに肉が入っているだけでうれしいレベル</strong>の補強でしかありませんが、これが今の札幌の精一杯。それでも何が起こるかわからないのがサッカーです。つってもこのガンバ大阪対コンサドーレ札幌がJ1第14節最後の試合なんですが、16位のジュビロ磐田、15位の清水エスパルス、14位のアルビレックス新潟といった当面のライバルと目されるチームがいずれも勝利を収め、FC東京と対戦したジェフユナイテッド市原千葉も引き分けで勝点を9にし、勝点10の札幌のすぐ後ろにつけてきました。優勝候補が相手とはいえ、せめて引き分けに持ち込んでおくくらいはしないとかなりつらい状況となってしまいます。その目論見はわずか5分で脆くも崩れ去り、終わってみれば大量4失点という大笑いな結果に終わってしまいましたが。

　まぁ敗戦という結果については、ガンバにアウェイで勝つことは難しいと思っていましたので仕方がない部分もないわけではないんですが、さりとて内容についてはどうだったかというと、これまたとても微妙な感じで評価に苦しみます。
　まず注目はもちろんアンデルソン。「ポルトガルの強豪・ベンフィカリスボンにかつて所属していた」という触れ込みではあるものの、かといってベンフィカで活躍していたかと言えばそういうわけでもなし、ベンフィカでは試合にもほとんど出ていなかった模様ですから、逆に言えば「ベンフィカにいたこと」以外にはこれといった実績面でのアッピールポイントもないとも言えるわけで、黄金聖闘士でいえばアルデバランのポジションです。タイプ、スタイル、得意なプレイ、苦手なプレイ、好きな食べ物、嫌いな食べ物、らき☆すたでいえば誰に近いかなど何もかもがわからないという文字通り未知数な選手ですから、どれだけやれるのかが一つのポイントでした。
　で、結論から言えば思った以上にはやれそうだという印象です。歴史的な理由もあってポルトガルリーグではブラジル人選手も多く活躍していることはあるにせよ、さすがにヨーロッパでも名の知れた名門クラブであるベンフィカが並の選手にオファーを出すはずもないということでしょうか。まだ実戦感覚が取り戻せていない上、ダヴィと組んでまだ日が浅いこともあって、コンビネーションはあまり合っていませんでしたが、視野も割と広そうですし、キープ力もそれなりにあるようです。何よりも、クロスに対して相手より先にボールに触ることができるという点で、得点の可能性はだいぶ上がってくるだろうと思いました。まぁダヴィからのグラウンダーの折り返しをフリーでふかしてしまったのは残念でしたが、これもピッチが滑りやすかったのと、戻りながらのシュートで見た目以上に難しい体勢だったせいもあるでしょうね。スーパーではないものの及第点以上の活躍はできそうな感じでした。

　一方でディフェンス面に関しては、箕輪を補強し、さらに西嶋も復帰したにもかかわらず4失点というのは正直いただけません。もちろん箕輪もまだ合流して日が浅いですし、箕輪個人の力で失点を防いだに等しいシーンもあったにはあったのですけど、現時点で「箕輪効果」を実感するまでには至っていないと言わざるを得ません。まぁ3点目に関しては遠藤を褒めるしかないとは思うのですけど、4点目はほんとに情けない失点でしたし、それ以上にバレーの2得点はショックでした。1失点目はうまく入れ替わられたのを西嶋がスライディングでカバーしてたのに、そのクリアしたボールが再びバレーの前に転がってきたもの、2失点目も明らかに当たり損ねたのが幸いしてGK高木の意表を突いて逆サイドのゴールネットを揺らしたもの。いずれも札幌にしてみれば「不運」とも言える失点ですが、ミスキックだろうがたまたまだろうが、キレイな形じゃなくてもゴールに入ってしまえば1点は1点。ガンバは入ったのに同じようにチャンスがあっても入らなかった札幌、この先の戦いを考える上でこのあたりの一見小さな違いが最終的に大きな差になってくるように思います。要するに、もっとガンガンクロス上げてもっとガンガンシュート打てってことなんですがね。下手な鉄砲も数打ちゃ当たるんですから。この日2得点を挙げたようにセットプレイはJ1の強豪相手でもある程度は通用するんですから、あとはいかに流れの中からの得点力を上げるかということだと思うのです。
　この先は残留争いのライバルと目される下位チームとの対戦が続きます。ここからが正念場とも言えますから、しっかり勝ち点を挙げられるよう修正して欲しいと思います。この際ですからZガンダム的な「修正」もありだと思います。

　ところで、この日ガンバのゴールマウスを守っていたのは、かつて札幌に所属していた藤ヶ谷陽介です。2005年に札幌からガンバへ移籍した藤ヶ谷とは、2006年の天皇杯準決勝、そう、西澤画伯をして「まぁ、宮本だし」と言わしめた疑惑の判定で札幌が敗れた試合では藤ヶ谷はベンチだったため、この試合が移籍後初対戦となります。その藤ヶ谷、俺たちの知ってるままの藤ヶ谷でした。ダヴィへのびっくりどっきりパスは、とても懐かしかったです。]]></description>
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         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Tue, 01 Jul 2008 23:59:59 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>箕輪参上</title>
         <description><![CDATA[　ワールドカップのアジア3次予選も終了し、そのために中断されていたJ1リーグも来週から再開となります。リーグ戦では1ヶ月強、ナビスコカップを含めても3週間の間Jリーグの試合から遠ざかり、長いことアホみたいな過密日程のJ2にいた我々としては、どうにもこう「しばらく試合がない」という状態は慣れていませんし、かといって代表の試合を楽しもうにも、我らがチームから誰一人として選手を送り込めてもいない状況では、札幌の試合に比べるとどうしても「ヨソの子の運動会」の域を出ないため、手持ちぶさたな感じがしてました。
　ただ、じゃあ再開が待ち遠しいかと言われるとそういうわけでもなく、<strong>どっちかと言えば、憂鬱</strong>な感じがします。それはなぜかと言えば、もちろん今のチーム状況がそうさせているからに他ならず、18チーム中17位というJ2降格へ片足を突っ込んでいる順位もさることながら、ここまでのシュート数95本は全18チーム中唯一100を切ってワーストワンな上、被シュート数は212本と、これまた全18チーム中唯一200を超えてワーストワンという成績。そのあたりをもう少しなんとかしないとどうにもならんところですが、新助っ人のアンデルソンは、少なくとも諸手を挙げて歓迎できる実績はありません。まぁ実績についてはそれなりだったノナトがアレでしたし、何度も言うようですが過去も「詐称ロシアリーグ得点王」とか「自称ロナウドより上」とかいう人がさっぱりだったこともありますから、フタを開けてみればすごい選手だったりするかも知れませんけど、逆に言えばフタを開けてみないとわからんような選手に命運を託さないといけない状況では、さすがに強気になれるハズもありません。気分的にはウィザードリィで中途半端なレベルのパーティーでグレーターデーモンに対峙するような心境で、タコ殴りにされた挙げ句カント寺院に連れて行ったら、

＊ささやき−えいしょう−いのり−ねんじろ！＊

＊コンサは はい になりました＊

　みたいな感じですかね。ロスト一歩手前です。目も当てられません。

　まぁそれでも前のほうについては未知数でもやってもらうしかないとはいえ、もう一つのワーストワンの守備もなんとかしないといけないところ。漫画の世界でしたらこの中断期間で山ごもりをして、なんか宇宙的な必殺技でも身につけているものですが、実際のところ宇宙的なのは曽田さんの文章くらいなものですので、現実的な話をしなければいけません。その「現実的な」話として守備の補強となりました。川崎フロンターレから箕輪義信選手の期限付き移籍が発表されています。
　箕輪選手は1976年6月2日生まれの32歳。川崎生まれの川崎育ちですが、仙台大学を経てのプロのキャリアのスタートはジュビロ磐田でした。磐田には1シーズン半所属しましたが出番がなく、2000年に川崎へ移籍。翌年からレギュラーの座を勝ち取り、以後2007年までの7シーズンもの間、187cm83kgと恵まれた体格を生かして不動のDFとしてプレイし続けました。2005年には日本代表に招集され、ウクライナ戦で初キャップを記録。しかし、2008年はグロインペイン症候群で長期離脱を余儀なくされ、先日戦列に復帰したばかりでした。
　32歳と年齢的にはピークを過ぎていると思われますが、DFの能力において大きな要素を占める「経験」を持ち合わせており、その経験こそが今の札幌に足りないものです。天皇杯を除くJ1での112試合出場という記録は、札幌のDF登録の選手の中では初登場2位となります。トップは箕輪と2000年に共に川崎でプレイした西澤画伯（154試合）なんですが、画伯はどっちかというとその有り余る経験を暗殺術に特化してしまった感がありますし、何より結局デビューしたウクライナ戦のみに留まっているとはいえ、日本代表キャップというのは画伯にもない経験です。柴田も吉弘も素質のあるディフェンダーですが、方やルーキー、方やサンフレッチェ広島で控え中心だった選手と、経験の絶対値が足りませんし、今では札幌では欠かすことのできない存在となった西嶋にしても、札幌に来る前はただの1試合も出場機会がありませんでしたから、こういった経験のある選手と組むことによって、経験の少ない選手もそれに引っ張られてレベルアップするという効果が期待できます。もょもとと一緒に強い敵と戦えばサマルトリアの王子やムーンブルクの王女もすぐにレベルアップしていくのと、同じではないけどちょっとだけ似ています。かつて名塚善寛という経験もパフォーマンスも申し分のない選手がいたのに、名塚さんのあとは全然DFが育たなかったのはこの際全力で考慮の外に置くとして、箕輪に関しては経験だけじゃなくてプレイ面でも大きな貢献が見込まれます。事実、札幌はこの箕輪と寺田周平、伊藤宏樹の3人で形成されていた通称「川崎山脈」に対しては、等々力では1点も取らせてもらえませんでしたからね。箕輪いなくても点取れませんでしたけど。
　まぁ一つ気になる点を挙げるとすれば、グロインペイン症候群がどの程度パフォーマンスに影響するかでしょうかね。「症候群」というと、近年ではメタボリック症候群とかアスペルガー症候群とか釘宮症候群とかが思い出されるように、病気の一種と捉えられるかも知れませんが、正確に言えば病気ではなく怪我の一種で、「スポーツヘルニア」とも呼ばれます。サッカー選手に多く見られる症状で、中田英寿やジダンといった有名選手も発症しています。これといった有効な治療法がないそうで、またいつ再発するかという心配もありますが、箕輪選手にかける期待の大きい我々としては、再発しないことを祈るしかないですね。ちなみに釘宮症候群もこれといった治療法はありません。ソースはオレ。
　まぁそういった怪我のこともあったにしても、よく獲れましたよね。某所では発表がある前から札幌に移籍するというかなり信憑性の高い噂が飛び交っていましたけど、川崎も井川祐輔の完全移籍に成功したとはいえ、復帰した箕輪が出られないほどDFの層が厚いかと言えばそういうわけでもない、というよりは現在のレギュラー3バック（伊藤、寺田、井川）の他のDF登録の選手は大卒と高卒2人のルーキーしかおらず、どちらかといえばむしろ層は薄いほうと言えます。怪我明けとはいえレギュラーに怪我や出場停止があった場合は普通にスタメンを張るくらいの力を持っているであろう箕輪を川崎が出すとは思えませんでしたし、箕輪自身も優勝を狙える位置に付けているチームから、降格を免れない位置に付けているチームに来る気になってくれるとは思えませんでしたから、単純にこれは驚きました。「行くからには残留させる」と頼もしいコメントをしており、期待できそうです。もっとも、「頑張るけど残留は期待しないでネ☆」なんてコメントする人はいないでしょうけど。もしいたらオレが編集した釘宮祭のDVDを送りつけて釘宮症候群に感染してもらいます。

　ところでグロインペイン症候群って、少し前まで「恥骨結合炎」って言ってたような気がします。横文字で書かれるよりもこっちのほうがストレートに症状もわかりやすいと思うのですが、まぁ直球過ぎてアレなんで別の名前にしたのでしょうかね。関係ないですけど昔とんねるずのアルバムに「天使の恥骨」って歌が収録されていたのを思い出しました。当時のとんねるずは割とギリギリな歌を歌ってたような気がします。「銀河の交番」とかギリギリどころかけっこうアウトくさかったですね。だからなんだと言われても困るんですけど。]]></description>
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         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Mon, 23 Jun 2008 23:59:59 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>アンデルソン加入</title>
         <description><![CDATA[　ちょっと所用で札幌に戻っておりました。地元にいたというのにコンサドーレ関係の情報はまるでチェックしていなかったのですが、その間に練習生としてチームに帯同していたアンデルソン・ルイス選手との契約が発表されていました。アンデルソンの契約は予想の範囲内ではあったのですけど、三上強化部長がはるばる南米はブラジル、コロンビア、アルゼンチンなどを回って選手を物色していたこともあり、そこでアンデルソン以上の選手が見つかればその選手と契約するだろうとは思ってはいましたので、そっちのほうはどうだったんでしょうね。まぁ単純に考えれば「つまりいい選手が獲れなかった」ってことなんでしょうけどね。もっといえば、札幌の出せる条件で折り合いのつく選手の中で、アンデルソンを切ってまで獲得したいと思える選手がいなかった、ってことでしょう。
　どこの国でも契約しただけでその選手を試合に使えるわけではありません。試合に出場するためにはその国のサッカー協会への選手登録が必要なのですが、国際移籍の場合はFIFAが各国のサッカー協会に対して年2回の登録期間を設けることを義務づけています。この登録期間を「ウィンドウ」といいまして、今季のJリーグの「ウィンドウ」は2008年1月11日から3月14日までと、7月11日から8月8日までの2回となっていますが、この「ウィンドウ」が開いている間しか登録することができません。要するに、これから新しく海外から選手を引っ張ってくるとしても、選手の名前をあぶり出しで書いてたりでもしない限りは、7月11日にならないと試合に出られないよということです。　しかし、これはあくまで「移籍」の場合。アンデルソンの場合は札幌の練習に参加した時点ではどこのチームにも所属していないため、選手登録に際して上記の制約を受けず、契約さえしてしまえばすぐにでも登録が可能で、登録が済めば再開となる6月29日のガンバ大阪戦からの出場もできます。既に練習に参加し、札幌の環境やサッカーにフィットするかどうかもある程度見極めができていることも大きいですし、どこにも所属してないということは当然移籍金を払うべき相手もいないということですし、年俸もそんなに高いわけでもないでしょう。大枚はたいてハイレベルな選手を獲得したとしても再開後の2試合は確実に出られない、フィットするにも時間がかかる上、日本の環境やチームのスタイルに合わずに持てる力をフルに発揮できない可能性も決して低くはないですから、そういった総合的な判断で最終的にアンデルソンをチョイスしたということなのだろうと思います。まぁ「本物」ならフィットするとか関係なく活躍できるのかも知れませんけど、そのあたりについては<strong>選手にもチームを選ぶ権利がある</strong>ということなのでしょう。
　アンデルソンのプレイをオレ自身はまだ見たことがないので彼についてあれこれ言及するのは避けますが、個人的にはプレイスタイルやレベルはともかく何となく無難な補強だなという印象は否めません。どうせだったら現役ホンジュラス代表とか、現役宇宙人とか、現役未来人とか、現役超能力者とか、現役異世界人とか、現役マサイ族とかそれくらいのインパクトが欲しかったところですが、まぁ欲をいえばきりがないですね。

　で、ノナトとの契約解除も同時に発表されています。既にチームの方針は三上部長が南米で探してきた選手か、もしくはアンデルソンとの契約の二択しかなく、その場合既に埋まっている外国籍A契約枠を空けるために、ここまでリーグ戦わずか4分の出場に留まっているノナトが退団することになるだろうというのは当然の成り行きでしたから特に退団については驚きもないんですが、コンサドーレのJ1残留という命題をクリアするための点取り屋としての役割を担うべく、133点というバイーアのクラブ得点記録をひっさげ、「カタカナみっつでノナト、呼ぶ時はマタドー」とばかりにサポーターの期待を背負ってやってきましたが、結局得点量産どころか試合にすらほとんど出られないまま退団。コンディションを調整に失敗したばかりか戦術を理解しようとするそぶりすら見せなかったノナトが悪いのか、使えるようにコントロールできなかった監督が悪いのか、それともそんな選手を獲ってきてしまったフロントが悪いのか、そんなことは今更どうでもいいのですけど、一つだけ言えるのは、ノナトがたったワンプレイで伝説を残したことは間違いなさそうですね。あのスーパークロスは<strong>忘れたくても忘れられそうにない</strong>ように思います。]]></description>
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         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Tue, 17 Jun 2008 22:51:53 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>理想と現実</title>
         <description><![CDATA[　ナビスコカップの最初の勢いもどこへやら、気がつけばちゃっかり「順位表の一番下」を定位置としてしまいながらも、それでもまだグループリーグ突破の可能性残すコンサドーレ札幌は、一縷の望みをかけて札幌ドームで柏レイソルとのホームゲームを行いました。
　可能性はまだとはいえそれはあくまで「数字上の話」であって、突破のためには勝利はもちろんのこと4-0以上のスコアが必要という、貧弱な攻撃力の見本みたいなチームな上、おまけにダヴィも出場停止という札幌にとっては、1人で演劇部を作るくらい絶望的な前提条件なのに加え、万が一その条件をクリアしたとしても、それでも決勝トーナメントに薦めるかどうかは他のグループの試合結果次第という、まぁ端的に言って「うん、それ無理♪」という条件です。目標はあくまでリーグ戦でのJ1残留なので、カップ戦での決勝トーナメント進出は必ずしも求める結果ではないのですけど、それでもサポーターにとっては、数々の不利…つってもその不利も別にガリアの北花壇騎士みたいに次々と無理難題を押しつけられた結果ではなく、早い話が自業自得なんですけど、とにかくそんな不利な条件を跳ね返して奇跡の決勝トーナメント進出というのがまず理想であり、それが結果叶わなかったとしても最後までその努力の姿勢は見せてもらいたいもの。
　そして、そんなサポーターに我らがコンサドーレが示してくれた結果は、見事に0-3でした。

<img alt="nabi-kashiwa.jpg" src="http://www.kingofsapporo.com/html/image/nabi-kashiwa.jpg" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto;" />]]></description>
         <link>http://www.kingofsapporo.com/archives/2008/06/post_797.html</link>
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         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Tue, 10 Jun 2008 23:59:59 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>マモノ</title>
         <description><![CDATA[2008年Jリーグナビスコカップ予選リーグ第5節
川崎フロンターレ 2-0 コンサドーレ札幌
得点者：札幌／いない
　　　　　川崎／確定無罪、推定日本人

　コンサドーレ札幌と川崎フロンターレが共にJリーグに参加してから昨季まで、札幌は公式戦では川崎に一度も勝てなかったことは、これまでこのサイトでも何度か触れてきました。ご存じの通りその勝てないジンクスは今年の室蘭での逆転勝利によりようやく破ることは出来ましたけど、その時にも書いているとおり、札幌は等々力でのアウェイ戦ではまだただの1点すら獲ったことがありません。過去の等々力での対戦は昨季まで、といっても川崎フロンターレがJ1昇格を果たした2004年を最後に対戦がなかったので正確には2004年までなのですが、以下の通りの結果となっています。

1999/04/04　J2第06節　0-2●
1999/09/10　J2第25節　0-2●
2003/06/06　J2第16節　0-1●
2003/10/18　J2第39節　0-1●
2004/06/23　J2第19節　0-6●
2004/11/20　J2第42節　0-2●

　計6試合を戦って6戦全敗、失点14に対して得点は0。対戦した年をよくご覧いただければおわかりかと思いますが、川崎と同じディヴィジョンにいた3シーズンのうち、川崎は2シーズン（1999年と2004年）で優勝、残る2003年シーズンも昇格こそ逃したものの、2位のサンフレッチェ広島とは勝点差わずか1の差で涙を呑んだのに対し、札幌はこの3シーズンのいずれも昇格レースからはぶられていたばかりか、2004年は年間わずか5勝で堂々の最下位。この年、試合数が増えた今でも破られていない「勝点100超え」という圧倒的な強さで優勝した川崎には文字通り手も足も出なかったように、分が悪いのはある意味仕方がないのですけど、それでもただの1点すら獲れないというのは不思議です。同じく札幌がある程度試合やってて未だ勝利のないスタジアムとしては、カシマスタジアムやヤマハスタジアム、日本平スタジアムがあって、それぞれ4点獲られたり5点獲られたりと景気よく負けてるんですが、それでも一応こっちも得点は獲ってるんですよ。しかも、1998年には川崎時代のヴェルディと等々力で対戦し、その時は2-1で勝っています。つまり、「等々力での川崎フロンターレ戦では点が取れない」ということ。ここまでくると、「弱い」とか「鬼門」だけで説明のつかない「何か」があるのでしょうか。コンサドーレ札幌というチームの前身が、この等々力陸上競技場を主に使用していた東芝堀川町サッカー部だったことと無関係ではないのかも知れません。ああ、一応「未勝利無得点のスタジアム」はまだ他にもあるんですけどね。大分市陸なんで。

　まぁ普通ならこんなオカルトじみた話なんて、某総理大臣（チンパンジー）みたいに鼻でフフンとかやっちゃうようなことなんですけど、この試合を見るとなんだかそんな呪いとかマモノとかの話をまともに信じてしまいそうな内容でした。川崎はワールドカップ予選に臨む日本代表にGK川島永嗣、DF寺田周平、DF井川祐輔、MF中村憲剛が、北朝鮮代表にチョンテセが招集され、さらには森勇介が半月板損傷で戦線を離脱と、主力選手を実に6人も欠く状況。一応札幌も宮澤裕樹がU-19日本代表に招集されてはいますが、フル代表とは気持ちいいほど無縁でとりあえずベストメンバーで臨める札幌が、飛車角金銀桂馬落ちの川崎に勝負にならないようではもうほんとに残りのシーズンの楽しみ方を変える必要があります。で、さすがに試合は札幌がペースを握っていたんですが…なぜだかシュートが入りません。前半早々にダヴィがスローインからのボールをうまく身体を使って打った強烈なシュートはGK植草に止められ、その跳ね返りをダイレクトで打った西谷のこれまた見事なシュートはやはりGKにセーブ。ダヴィの1対1は入らないのが普通なのでいいとしても、その後セットプレイで柴田が頭で合わせたボールは相手DFにゴールライン上でクリアされ、平岡の強烈なハーフボレーもGKがセーブ、FKからクライトンが「触ればゴール」というボールを入れてもあと一歩のところで合わないしで、結局わずかなミスを突かれて我那覇に先制を許し、終了間際にはPKをジュニーニョに決められてしまいました。まぁ結局は「決めるべき時に決めることができたかどうか」ということと、「決められるべき時に決めないとやられる」というのが、川崎と札幌の明暗を分けたという意味では、サッカーらしい試合ではあったんですけどね。川崎が枠内に飛ばしたシュートって、たぶんこの2本だけだったと思うんですけど、そのいずれも決められて敗戦となると、多少なりとも「人外の力」の存在を理由にしたくもなります。今季は「関東での雨中の試合は吉兆」というのが札幌にあったんですけど、そんなジンクスも「等々力のマモノ」の前には無力だったようです。

　そんなわけで結局、ドーピング問題でスポーツ仲裁裁判所でJリーグから受けていた処分取り消しの裁定が出され、事実上の「無罪」となった我那覇の引き立て役となってしまったわけですが、まぁ札幌はかつてゴン中山が4試合連続ハットトリックというギネス記録をアシストしたこともあるように<strong>とても空気の読める</strong>チームですから、別に不思議なことではないですね。というわけで我那覇さんにはとりあえず空気読んだお礼として<a href="http://www.frontale.co.jp/info/2008/0527_2.html" target="_blank">ガンプラ</a>で手を打ちましょう…と言いたいところだけどダブルオーはガンダムじゃないからいいや。アッシマーならよかったのに。]]></description>
         <link>http://www.kingofsapporo.com/archives/2008/06/post_796.html</link>
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         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Sun, 01 Jun 2008 16:49:50 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>FW探しの旅</title>
         <description><![CDATA[　本題とは全く関係ありませんが、「タッチ」や「みゆき」で知られるあだち充先生の作品の単行本累計発行部数が2億冊を突破したそうで、あだち先生が主にご活躍されている「週刊少年サンデー」誌上にて、それを記念した特製トランプの応募者全員プレゼントを大々的に募集しています。サンデー誌上ではシークレット扱いの書き下ろしカード（ジョーカー）以外の全てのカードが公開されており、これまで先生が手がけてこられた数々の歴代作品のキャラクターがカードの絵柄として描かれています。自分は20年ほど前からサンデーを読み続けているので、現在連載中の「クロスゲーム」も含めてあだち作品も多く読んできましたが、こうして歴代キャラを一同に並べられると、どのカードがどの漫画のどのキャラなのかわかりませんでした。

　さて、13試合を終えた段階でコンサドーレ札幌は3勝1分9敗、勝点10でJ1全18チーム中17位でブービーとなっています。順位自体は名実共に降格レース単勝一番人気という評価から考えればまぁ妥当と言いますか、むしろ<strong>札幌より下のチームがいることに驚いている</strong>といった感じですけど、とはいえこれまでの戦いぶりが妥当だったかどうかという点については、たとえば鹿島アントラーズや浦和レッズ、名古屋グランパス戦みたいに力の差を見せつけられた試合もあった反面、アルビレックス新潟戦やFC東京戦、東京ヴェルディ戦など、勝てていたかどうかはともかく、戦い方によってはもう少し何とかなったんじゃないかという気がしないでもありません。
　もともと札幌が目指すべき順位は15位と、まぁ一見謙虚といえば謙虚な目標なんですが、これまで何度も書いてきたとおりもともとJ2でもそれなり程度だった戦力に毛が生えた程度の陣容で、15位に上がるためには現段階で少なくともあと2チームを抜かなければいけません。その札幌の真上にいる2チームは清水エスパルスとジュビロ磐田という静岡の両雄。札幌と違ってこの順位にいること自体が不思議なくらいの地力は持っていますし、最下位のジェフ千葉も大物監督を招聘してチームを立て直しつつあり、その上さらに大物ストライカーの獲得も噂されていますから、そんな中でもともとJ2でもそれなり程度だった戦力に毛が生えた程度の陣容の札幌が15位を目指すのは並大抵のことではないでしょう。
　とはいえ、かような中においてもたった1でも勝点を積み重ねて行かなければその目標達成もおぼつかないわけですから、これからの課題はいかに勝点を増やすか、というよりはいかに勝点を失わないかという、なんだか後ろ向きな感じではありますが、要するになるたけ負け試合を引き分けに、引き分け試合を勝ちに持っていくと、まぁそんな感じ。

　そのためには今よりもさらにチーム力を上げなければいけないのですが、J2でもそれなり程度だった戦力に毛が生えた程度の陣容の札幌が急にレベルアップするなんてどだい無茶な話。精神と時の部屋でみっちり修行でもすれば別でしょうが、札幌に精神と時の部屋はおろかカメハウスすらありません。コレクションハウスならありますけどあそこで修行したら多分怒られるでしょうから、そうなると一番手っ取り早いのは単純ですが「補強」ということになるでしょう。
　しかしながら、他のJ1下位チームだって当然残留のために補強なり何なり手を打ってくるでしょうから、J2でもそれなり程度だった戦力に毛が生えた程度の陣容の札幌がその上に行くためには、単に補強すればよいという類の問題でもありません。補強はあくまで目的であって手段なのですし、使い古されたネタでたとえるならヤムチャを入れてもサイバイマンと相打ちがやっとなのですから、今の札幌にはそれ相応の力を持った選手が必要です。せめてサイヤ人。
　そしてもう一つ、補強のポイントは前線なのか中盤なのか、それとも守備なのかといえば、<strong>早い話全部</strong>といいたいところなんですけど、減資後の増資で多少資金に余裕が出たとはいえ、それでも使えるお金は精一杯がんばってもせいぜい2億円に満たない額でしょう。いい選手は当然のように高いですから、この額ではあれもこれも連れてくるのは現実的に無理。なので、重要なポイントに絞って補強ということになるかと思いますが、じゃあ果たしてそれはどこなのかというと、やっぱり攻撃の選手、特にストライカーだと思います。25失点でリーグワーストタイという守備陣のテコ入れも重要だとは思いますが、怪我人もいるにせよ一応の人数は揃っていますから、そうでなくてももともと6人しか登録選手がおらず、うち2人は高卒ルーキー、そのうちの1人はU-19日本代表の常連でチームを離れることも多く、助っ人2人のうち片方は試合に出ればカードもらうし、もう片方は試合に出る以前の話だし、残る2人のうち1人は怪我中、1人は大スランプと、そんな状況。1人で点を取れる選手はいても1人で失点を防げる選手はそうそういないわけですから、優先順位はやっぱりFWとなるでしょうね。
　しかしながら、日本人でガッツリ点が取れるような選手なんてそうそういません。1人そんな選手を知ってますが諸事情により獲得は難しいでしょうし、何より所属元のチームがそんな選手を手放すハズもありません。なので結局は助っ人に頼らざるを得ないわけですが、ひとまずヴィトーリアから18歳のエジソンを半年の期限付きで獲得。181cm75kgといかにも三浦監督の好みそうな長身選手ですが、C契約ですし年齢的にも厳密には「助っ人」という扱いではないでしょうが、フッキ（東京ヴェルディ）も川崎に加入した当初はエジソンと同じく練習生からのC契約で、その年には少ない出場時間で天皇杯での2ゴールを含む3ゴールを挙げたように、若いからといって活躍できないかというとそういうわけでもありません。かつてJ2得点王を獲得したエメルソンも、札幌に来た時は18歳でした。<strong>実際は23歳だったみたいですけど</strong>。関係ないけど宮の沢に「絵地尊」って創作料理のお店があるんですね。
　とはいえフッキやエメみたいなレベルを求めるのもあまりにも酷な話ですから、やはり札幌としてはしっかり点の取ってくれるストライカーが欲しいところ。つーか本来ならバイーアのクラブ得点記録を持つノナトがその役割を担うハズだったのですけど、調整の失敗や怪我もあってデビューが遅れに遅れ、ようやく迎えたリーグ戦初試合のFC東京戦で、終了間際のわずか4分の出場ながら、素人のおっさんレベルの愉快なクロスを放つという別の意味で衝撃的なリーグデビューを飾り、それ以来ベンチからも姿が消えました。助けてくれない助っ人を雇っておく余裕のない札幌においては、早急に助けてくれる人を探さないといけないわけですが、その候補としてポルトガルの名門ベンフィカ・リスボンにも所属していたことのあるアンデルソン・ルイス選手がコンサドーレの練習に参加しています。名前だけ見ると神罰の地上代行者であり桃髪のツンデレ少女でもあるといった感じですが、実際は30歳のおっさんです。187cm80kgとこれまた三浦監督好みの長身選手。道都大学とのテストマッチではわずか45分の間に6ゴール2アシストと実力の片鱗を見せていますが、現在は所属チームがなくフリーとのこと。相手が北海道チャンピオンズスーパーリーグで90分をフルに戦ったあとの道都大学だったという点には留意する必要があるとはいえ、45分で8得点に絡むパフォーマンスを見せられる選手は少なくとも今の札幌にはいないので、実力はあるんだろうとは思いますが、欲をいえば今札幌に必要なのは、1人で局面を変えられるスーパーなストライカーだと思いますので、果たしてアンデルソンがそういうタイプかどうかってところでしょうね。「耐えていれば、アイツが点を取ってくれる」と思えるような選手であれば、守備陣もけっこう楽だと思うんですよ。
　ただ、いい選手を獲るにはお金が必要なのは当然なんですが、かといってお金をかけさえすればいい選手が獲れるわけではないですし、能力は高くても日本のサッカーやチーム戦術、そして日本の環境そのものに合うかどうかなど、いくら吟味しても最終的にはフタを開けてみないとわからない部分もありますからね。難しいところです。三上強化部長が南米へ高飛び…じゃなくて視察に行ったようですけど、うまいこと自分でキープして自分でドリブルして割と周りも使うけど最後に決めるのはやっぱり自分で、フリーキックもワンステップで決めてPKもワンステップで百発百中で、ラーメンが好きで遠征帰りの電車の中で酔っ払ってサポーターにちょっかいかけて奥さんに追いかけ回されるようなストライカーが獲れれば最高ですね。]]></description>
         <link>http://www.kingofsapporo.com/archives/2008/05/fw_1.html</link>
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         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Fri, 30 May 2008 22:23:25 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>もしもピアノが弾けたなら／西田敏行</title>
         <description>もしもお金があったなら
予算のすべてを補強費にして
選手を集めることだろう
点が取れなきゃアフリカ人
守備が弱けりゃイタリア人
キープしたけりゃブラジル人

だけど僕にはお金がない
話持ってくコネもない
ゴールはいつでも半開き
選手がいるのに破られる
アア　アー　アア…破られる

もしもお金があったなら
大きなクラブの監督呼び
チームを指揮さすことだろう
J1制覇の賞金や
ナビスコ制覇の賞金や
元日制覇の賞金や

だけど僕にはお金がない
妄想するほど余裕もない
パスはいつでも空回り
15位の夢さえ遠ざかる
アア　アー　アア…遠ざかる</description>
         <link>http://www.kingofsapporo.com/archives/2008/05/post_795.html</link>
         <guid>http://www.kingofsapporo.com/archives/2008/05/post_795.html</guid>
         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Tue, 27 May 2008 22:57:23 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>ピクシーフットボール</title>
         <description><![CDATA[2008年Jリーグディビジョン1第13節
コンサドーレ札幌 1-3 名古屋グランパス
得点者：札幌／宮澤
　　　　　名古屋／マギヌン、玉田、ヨンセン

　アウェイで大宮に競り勝ち3勝目を挙げた札幌は、ワールドカップ最終予選によるJ1リーグ中断前の最後の試合となる今節、名古屋グランパスを札幌ドームに迎えました。
　名古屋はJリーグ初年度からの参加チーム、いわゆる「オリジナル10」の1つ。前身はトヨタ自動車サッカー部で、プロ化以来使用してきた「名古屋グランパスエイト」の呼称を今季から「名古屋グランパス」に変更しました（運営会社名は株式会社名古屋グランパスエイトのまま）。Jリーグの発足に際し、プロ化を推進していた木之本興三専務理事（当時）が、地域密着を前面に出すためにチーム名に企業名を使用させないと主張したのに対し、賛同していたのは当時まだJSL2部の弱小チームだった住友金属のみで、他のチームの母体企業は「それでは宣伝にならない」と猛反発する中、トヨタの「ヨーロッパのチームはどこも企業名は入っていない。うちはトヨタの"ト"の字も入れない」という一声で流れが大きく変わったことは、NHKの「プロジェクトX」でも扱われたので有名な話ですし、同時に「グランパスエイト」に<strong>"ト"入ってますやん</strong>というつっこみもまた有名な話で、さらにこの「エイト」も一般に知られている名古屋市の記章"八"から取ったのではなく、実は「トヨタ」の画数8から来ているとのことなのですが、そのエイトがなくなったことでこれで名実共にトヨタの"ト"の字も入らなくなったということになります。
　親会社が世界のトヨタという豊富な資金力が背景に、世界的なプレイヤーや監督を招聘しながらもメジャータイトルの獲得は2度の天皇杯（1995年、1999年）のみ。ナビスコカップもベスト4止まりでここ3年は予選敗退、レギュラーシーズンでは1996年の2位が最高で、8位前後の中位程度をうろうろすることが多く、その予算規模や西へも東へも遠征しやすい中部地方の中心都市にホームタウンを構えていることなどを考えれば不思議な成績であることから、サポーターの間では「エイトの呪い」と言われていたのですが、そのエイトを取っ払った今季はかつて名古屋に在籍し、ファンタスティックなプレイで観客を魅了した「ピクシー」ことドラガン・ストイコビッチ氏が監督に就任した今季は、開幕戦こそ京都サンガFCと引き分けたもののその後は6連勝を達成。悲願の優勝に幸先のいいスタートを切ったかに思われましたが、その連勝を東京ヴェルディに止められた<strong>第8節</strong>を境に、6連勝がウソだったかのように3連敗を喫してしまったことから、「エイトの呪いはまだ生きていた」と嘆いたサポーターも多いとか。あれですかね。捨てたのにいつの間にか部屋に戻ってる呪い人形みたいな。オッドアイの毒舌人形なら良かったんですけど。まきますよ。まきますってば。
　まぁWikipediaによれば名古屋は伝統的にゴールデンウィークに弱いらしいのですけど、その後はFC東京に勝利してヴィッセル神戸に引き分けと持ち直し、第12節終了時点で7勝3敗2分と首位の浦和レッズと勝点3差の2位につけています。浦和に離されないためにも下位相手の取りこぼしは避けたいところでしょうが、ところがどっこいなぜか名古屋はこの取りこぼしも伝統的に多いチームで、それが上位争いできなかった所以のひとつなんでしょうが、特に札幌にはあまり分が良くありません。まぁそうは言っても、名古屋はJリーグ初年度以来の16シーズン目、ここまではリーグのタイトルとは今のところ縁がないとはいえ、かといって一度たりともJ2に落ちることなくJリーグ/J1という陽の当たる場所で過ごしてきたのに対し、札幌はクラブ創設してからの13シーズンのうち9シーズンを旧JFLやJ2で過ごしてきたため、そもそも対戦自体がそんなに多くないですし、相性がいいと言ってもここまで3勝2敗1分と特に突出した成績でもないんですが、前回対戦した2002年、そう、出てくる選択肢でことごとくバッドエンド行きの選択肢ばかりを選び続けた札幌が挙げたわずか5勝のうち2勝が名古屋から挙げたものでした。

　で、そんな名古屋の力強いアシストがあったにも関わらず異次元の弱さで当時の史上最速記録を更新して降格したコンサドーレ札幌は、それから6年かかってようやく這い出てきました。セミみたいですね。前節3勝目を挙げたとはいえ現状の成績では<strong>成虫の寿命が一年</strong>というところまで見事なセミっぷりを見せているだけに、いい気分で中断期間を迎えるためにも相性の良さを生かしておきたいところ。その札幌のメンバーは出場停止だった坪内が左サイドバックとしてスタメン復帰を果たした以外は前節勝利した大宮戦と同じ顔ぶれ。
　試合は開始から前節と同じように札幌がペースを握る展開となり、クライトンとダヴィを中心に何度かチャンスを作ったあとの前半16分、相手ペナルティエリア付近での混戦からのこぼれ球に左足を振り抜いたFW宮澤のシュートがゴール隅に突き刺さり先制します。ルーキーのプロ初ゴールで意気上がる札幌は守っても日本代表FW玉田との1対1をぎーさんが止め、柴田がノルウェー代表FWヨンセンに臆せずぶつかり、平岡は相変わらず哀しそうな顔をして相手の攻撃を抑え、前がかりになっている名古屋にカウンターを何度かお見舞いするなど理想的な展開で前半をリードしたまま折り返します。
　前節も勝ったとはいえ後半は前半のアグレッシブなサッカーが見る影もなく大宮に終始ぺースを握られる展開となり、相手の攻撃に晒され続けていったんは追いつかれてしまいましたが、この試合も後半開始早々にディフェンスラインの乱れからマギヌンにゴールを許して追いつかれてしまいます。その後は再び突き放すチャンスを得ながらも決められず、逆に後半25分にミスを連発して玉田に逆転ゴールを許すとその10分後には吉弘が与えたPKをヨンセンに決められ2点差とされてしまい、結局1-3で破れてしまいました。

　この試合の敗因はいくつか挙げられます。ひとつはもちろん名古屋の選手たちとの総合的な技術の差が上げられますが、大宮戦と同じように体力の落ちた後半に相手の攻撃をほとんど止められなくなってしまったこと。集中力の問題と片付けてしまうのは簡単ですが、集中し続けるというのはけっこう大変な作業です。特に守備というのは刻一刻と変化する状況の中、自分のマークしている選手の動き、ボールの動き、味方の動き、スペースなどを見て相手のプレイを予測しながら、チームの戦術上最適なプレイを出来るだけ早く選択して実行する必要があります。イメージとしては車の運転に近いかも知れません。オレはペーパードライバーですけど普段車を運転される方なら、交通量の多い街中を車で運転する時は集中力がいるし、その状態を保ち続けるのはけっこう難しいのがわかるのではないでしょうか。サッカーの守備も同じように、相手の攻撃をクリアしたと思ったらまたすぐ戻ってきて、何とかクリアしたらまたすぐ相手の攻撃がやってくる、というような息の抜けない状況では、車と同じように事故に遭ってしまう確率も上がっちゃいますよね。
　ということで後ろを楽にするためにも攻撃の時間を増やしたいところなんですが、そもそも札幌はポゼッションして相手を崩すという攻撃パターンはあまり持ち合わせておらず、というかやりたくても出来ないというのが正直なところなのかも知れませんが、とにかく前線からプレッシャーをかけ相手の選択肢を狭めた上で、ラインを上げてミッドフィールドの密度を上げて出来るだけ高い位置でボールを奪い、一気にゴールまで持っていくというもの。そのためにはチーム全体の連動が必要なわけで、体力が落ちて前からのチェックが効かなくなれば中盤も後手に回り、中盤が後手に回ればラインも怖くて上げられなくなり、ラインが下がればミッドフィールドで間延びしてセカンドボールも拾えなくなり、ボールを奪ってもFWまで遠いのでロングボールを蹴るしかなくなる、でもロングボールを蹴りこんだところで中盤との距離が空いてるのでセカンドボールも拾えず、結果相手ボールになってまた攻められ、集中力が切れてミスが起こり失点、という感じです。ミスが1度くらいならまだカバーできるかも知れませんが、2失点目のようにミスが2回も3回も続くとそりゃ決められますよね。玉田のシュートもうまかったですけど、取るべくして取られた失点だったと思います。
　そういう意味では、選手交代もひとつの鍵ではありました。宮澤もゴールはそれはもう美しい弾道のビューテホーなシュートでしたけど、それ以外ではむしろ大宮戦のほうがよかった感じでしたし、前半の最後のほうで既に電池が切れかかってましたから、後半頭から替えるのも手だったとは思うんですが、リードがわずか1点という状況で前節試合中に痛めた平岡の足や週中で風邪をひいた吉弘のコンディションが万全ではないこともあり、監督としてもぎりぎりまで引っ張っておきたかったのかも知れません。ともあれ、前節同様その平岡を交代させた直後に失点してしまったのですから、結果的には失敗ということになるでしょうか。まぁ1点目は平岡が小川をあっさり離してしまったのが原因だったんですけど。

　まぁそんなわけで前半の45分で力を使い果たしたという感じの試合だったわけですが、ただ逆に考えれば、前節の大宮といい今節の名古屋といい、少なくとも45分は中上位のチームを相手でも自分たちのやりたいサッカーが通用しているということでもあります。少し前までは相手にすらなっていなかったことを考えると、進歩は進歩だと思います。まぁそんなもんより勝点よこせと言いたい気持ちもないわけではないですが、この45分を少しでも長く続けられるよう、中断期間にトレーニングを行って欲しいと思います。]]></description>
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         <category>サッカー</category>
         <pubDate>Mon, 19 May 2008 23:30:09 +0900</pubDate>
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