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2014年5月 アーカイブ

2014年5月16日

前を向いて歩こう

 生きてますよ(挨拶)。

 いや長らく放置してすみません。私事になりますが、先日第二子が誕生しまして。一応母子共に元気ではあるのですが、予定より2週間も早く生まれたもんですから、まぁ心の準備がまだできてないという感じで、今のところちょっとてんやわんやしております。
 ただでさえそんな感じなのに、肝心のコンサドーレのほうも改めて言うことでもないですがここのところずっとおっぺけぺな試合を繰り返す始末ですからね。わんさかとヒマがありゃ話は別ですが、そうでもないというかむしろアニメ見る時間すらあんまりないってのに、無理矢理時間をひねり出してまでしょぼ試合の観戦記書こうなんて気力もなくなってくるわけですよ。クソアニメ挫折するのと一緒ですね。まぁ声優イベントには行ってますけど。

 そんなわけで、常に前を向くのがモットーであるサッカー百鬼夜行としては、過去の試合は振り返らないで、いいニュースだけで生きていきたいと思う所存であります。もし自信をなくしてくじけそうになったらいいことだけいいことだけ思い出せって、パンが主人公のアニメでも歌ってますしね。パンごときに人生説かれるのも屈辱な気もしますが、まぁ言ってることは間違っていません。このネタ前にも使った気がする。

 さて、だからといっていいニュースがたくさんあるわけでもないのですが、とりあえずいくつか発掘してみました。

○上里一将復帰
 昨季2度目の十字靱帯断裂の大怪我を負い、長期間戦列を離れていた上里が、5月12日に行われた愛媛FC戦で復帰しました。今期はどうも河合さんの調子がよくないこともあって、上里の復帰は喜ばしいことです。あとは深井くんが戻って来れば「ボランチがいまいち機能してない問題」はおおむね解決する(理想は誰が出ても同じようにできることですが)はず。
 まぁ長いこと戦列を離れていましたのでコンディション面や試合勘の部分はまだベストではないと思いますが、ひとまず彼が戻ってきたのは大きいですね。

○豪華前座試合開催

 5月31日に厚別公園競技場で行われるアビスパ福岡戦の前座として、コンサドーレ札幌OBとアーティスト・芸人チームとの試合が行われるそうです。相手となるのは、スキマスイッチの常田真太郎さんが率いるサッカーチーム「SWERVES(スワーブス)」で、常田さんの他に北海道出身のバンド「GLAY」のTERUさん、同じく北海道出身のバンド「TRIPLANE」から江畑兵衛さんと広田周さん。そして韓国人だけどJ-POPアーティストのKさん、まぁ最近のJ-POPにはあまり詳しくないので最近はみなさんどんな歌を歌ってるのかわからない(たぶんなんとなく聴いたことはあるのでしょうけど)ですけど。あとフットサルのエスポラーダ北海道から関口優志選手など4名、芸人のLove Me Doさん、ディエゴ・加藤・マラドーナさん、ジュビロ磐田や東京ヴェルディで活躍した佐伯直哉さん。
 迎え討つコンサドーレOBチームは野々村芳和社長以下、Y原K太、O森K作、ビジュ三平、S木T樹、木島敦、曽田=マエストロ=雄志、大野貴史、O田U樹、松山大地、蛯沢匠吾、山橋貴史、三浦雅之という、「交通費かけられないのでその辺に住んでるOBをあらかた集めてみました」感がありありな錚々たるメンバー。
 人によっては前座のほうが本番なんじゃねぇかというような試合になりそうですが、いつもは売れ行きの鈍い厚別の指定席も順調に売れているようで、注目度の高さがうかがえます。せっかくプロの歌手が集まってるんだから、試合終わったら皆さんで北海道ゆかりの曲を歌ってもらえたらうれしいですよね。北海盆唄とか。

 そこそこいいニュース、2つしかなかった。

2014年5月23日

伸二がやってくる

 ジェフ戦は残念でしたね(以上)。

 そんなわけで、いつしか順位表を見ることすらどうでもよくなってきた感のあるコンサドーレ札幌ですが、そういう状況でも...というかそういう状況だからこそ、でしょうかね。6月からチームに加入する予定の小野伸二選手について、クラブは6月9日に札幌市内(日刊スポォツによると札幌テレビ塔前)で記者会見を行い、その様子を一般公開プラス、スカパー!での生中継を行う予定だそうです。
 2009年に日本サッカー界のレジェンドであるゴンこと中山雅史選手が加入した際の記者会見も、一般公開はされませんでした。まぁ公開やスカパー!での生中継なんかは、スカパー!に顔が利く野々村社長ならではのアイディアなんでしょうけど、やはりそれも小野選手の注目度の高さがあってこそ。北海道関連で外国帰りの日本人による記者会見がこれだけ注目されるのは、よせばいいのにイラクに行って人質になって帰ってきた人以来ではないでしょうか。

 小野選手は現在34歳ですが、先日のACLで所属するウェスタンシドニーワンダラーズをベスト8に導く活躍を見せるなど、その卓越した技術は健在。登録の関係上、試合に出場できるのは早くても7月20日の大分トリニータ戦(札幌ドーム)からとなりますが、その試合で河合さん(大分戦時点で35歳)と砂さん(36歳)と一緒に立てば、「足して105歳トリオ」が完成することになります。
 ちなみに、きんさんぎんさんのきんさんがお亡くなりになったのが107歳、ぎんさんが108歳ですので、3人束になってもきんさんぎんさんおのおの1人にすらかなわないということですね。

 ていうかこういう状況になってすら、「小野伸二が札幌に来る」ことを半分くらいはまだ信じていない自分がいたりします。「小○伸二の入団会見をやるお!」と聞いた地元在住のサポーターがテレビ塔に馳せ参じたら、出てきたのはオーストラリアからやってきた小野伸二ではなく、オーストラリアにちょっとだけ似た島からやってきた小林伸二(新監督)だったりするオチだって、可能性としてはゼロではないと思います。

2014年5月30日

勝てた

2014年J2第15節
コンサドーレ札幌 4-0 水戸ホーリーホック
得点者:札幌/石井、都倉、上里、ヘナン
     水戸/なし

 第8節ザスパクサツ群馬戦の時に、「できるだけ上位集団から遅れないようにしたい」みたいなことを書いてから6試合もの年月が経過。コンサドーレ札幌は、上位集団に食らいつくどころか、「気がつけばそこに富山」という順位に甘んじております。ところで群馬戦って騎馬戦に字面が似てますよね。どうでもいいですけど。
 エース内村圭宏をはじめ主力選手にケガが相次ぎ、メンバーを固定できないことが大きな要因ではあるのですが、全体的にチームのバイオレンス...いやバイオリズムが良くないのか、「誰が出てもいまいちな働きしか出来ない」状態。頑張ってないわけではないと思うのですけど、好転のとっかかりも何にもない、いわゆるつるぺた状態が続いており、事態は思った以上に深刻そうです。

 そんなわけでこの水戸ホーリーホック戦。水戸はここまで6勝4敗4分で6位。2012年にガガントス...いやサガン鳥栖がJ1に昇格し、J2オリジナル10が全てJ1経験チームとなった現在、そのオリジナル10の次に古いチームである水戸もJ1を狙える位置に付けています。お隣大洗町が舞台のアニメ「ガールズ&パンツァー」とのコラボしたユニフォームも売れ行きは順調とのこと。「ガールズ&パンツァー」というのは、廃校の危機を救うために女子高生が戦車に乗って戦うという、これだけ書くと何のことかさっぱりわからない破天荒なストーリーのアニメですが、丁寧に作られたアニメの人気は高く、放送終了から1年以上が経過した現在でも、大洗を訪れる人は多いそうです。
 ちなみに、こういう話になるとだいたい「コンサドーレも初音ミクとコラボすればいいのに」みたいな流れになりますが、ミクの版権を持つクリプトン・フューチャー・メディア側にその気はあまりないようです。ってか、ミク云々だってクリプトンの本社が札幌にあるってだけですから、それなら別にミクさんじゃなくても札幌にある他の会社だって...ダメだ、ちょっとアレなメーカーしか思い出せないや。
 だったら北海道が舞台のアニメとのコラボですね。今はコンサドーレも北海道がホームタウンみたいなことを建前でも言わなくなっちゃいましたけど、道内各地の出身も多いですから、やっぱり北海道全体を見て欲しいですからね。ちょうどね、札幌を中心にして、函館小樽旭川帯広北見と、北海道各都市をフィーチャーしたアニメがあるんですよ。「北へ」っていうアニメなんですけどね。あれ、ちょっと皆さんどこへ行くんですか。

 はい。試合の話に戻ります。

 改めて言いますけど札幌はここ6戦勝ちがない状況なんですが、何がヤバいってその6試合で得点が3点しか取れていない(無得点試合が4)という深刻な得点力不足が挙げられます。しかも、取った3点も、そのうち1点がPK、1点が砂さんがFKを直接決めたもの。残りの1点も相手のミスによるものというもの。決めたマエシュンもうまかったですけど、実にしょぼい内訳です。
 そんなしおしおなチーム状態だっただけに、もう勝てるとか勝てないとか贅沢は言わないから少しでもきっかけをつかめれば、という感じだったわけですが、終わってみれば4-0の圧勝。まるで便秘もすっかり治ったかのような今季最多得点での勝利に、こころぴょんぴょんしたいところですが、内容的にはあんまり手放しにも喜べないことも多く。
 4点取ったとはいえ、その全てが後半の得点。前半は正直かなり残念な内容でしたし、特に開始早々に三島にどフリーで打たれたヘディングシュートが決まっていたらどうなってたかという気はしますし、まぁ札幌がよくやる「決めるべき時に決めないとこうなる」というのを水戸がやらかした、と言えばそれまでの話ではあるんですが、強いチームはあそこで決めてきますので、上位、さらにJ1まで狙っているならその辺は結果オーライで済ましちゃいけないと思うんですよ。
 あとですね、相手が前がかりになっていたという側面はあるにせよ、3点目なんて見ると結局のところ札幌の攻撃は内村仕様に最適化されてしまっているというのは。いいのか悪いのかという感じはありますね。もちろん頼もしいエースが帰ってきたのは喜ばしいことですし、長い距離を走ってこぼれ球にしっかり詰めて押し込んだ上里が、2点目の都倉のゴールをアシストしていることも含めて、こういう選手がまとめて戦列を離れていて、さらに本来ならスタメンに名を連ねていてもおかしくない人たちも、ケガなどで試合に出ていない、いわば歌ってる人が誰1人としていないエグザイルみたいなもんだと考えれば、そりゃ勝てないのもしょうがねぇか、なんて気もしてきました。
 ただ、その代わりに試合に出ている人たちは、彼らが戻ってきてもポジションがないくらいの活躍はしてもらいたいものなんですけどね。 先制点を決めた石井謙伍も、都倉のシュートのこぼれ球にきっちり反応したのは良かったんですけど、前半はいつもの通りに消えてましたし、その後の1対1では枠にすら飛ばせないのはいただけなかったですね。まぁそれを言ったらうっちーも2対1の絶好のチャンスに宮澤へのパスが雑でおっぺけぺでしたけど。

 最後に4点目を決めたヘナンですが、ブラジル人らしい高いテクニックの持ち主なのはよくわかりました。ただ栃木SC戦でも思いましたけど、やっぱりボール持ってなんぼの選手みたいですね。まぁブラジル人なんてたいていがそんな感じですけど。パウロンとかフェホとかが最近うちにやってきたブラジル人があんまりブラジル人っぽくなかっただけで。

 いろいろ書きましたけどどんな形であっても勝ってうれしくないことはないので、問題点はうまく消しつつ勝ちを拾って行ければいいと思います。無難にまとめた。

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