? チャンリンシャン
サッカー百鬼夜行

第40節 対大宮アルディージャ
2003.10.25(SAT) 室蘭入江運動公園陸上競技場

コンサドーレ札幌 0-1 大宮アルディージャ
  0-0
0-1
バレー【54分】
スターティングメンバー
フジ GK カワシー
田畑
川ロ
吉川
DF サイトウ
木谷
奥野
村田
西ポン
中尾
ゴンザレス
瓜田
砂川
MF 氏家
金澤
岳也
偽俺王
FW 衛士尊
モリツァ
馬齢
横山
川ロ→King of Sapporo【71分】
ゴンザレス→三沢【71分】
中尾→尾藤【84分】
交代 村田→松本【80分】
横山→黒崎【84分】
中尾【37分】
瓜田【73分】
岳也【89分】
警告  

試合の感想
 今節は室蘭での大宮アルディージャ戦です。J2もようやく40試合目に突入しました。まぁ改めて言うまでもないことですがうち等にとってはまだ40試合目なの? という、言うなれば学生さんなら期末試験で「まだ3日目かよ!」という心境であり、サラリーマンなら「まだ木曜日かよ!」という心境に近いといった感じです。もはや休みだけが待ち遠しいという感じで。
 とまぁ、サポーターが既にそんな感じなのですから、選手に対してあれやこれやと言うことが出来るはずもないのですが、それは今節の相手チームである大宮にとっても同じことが言えるようです。札幌と同じように昇格候補の一角として名を挙げられておきながら、気がついてみれば札幌とそう変わらない8位。前節まで6連敗という体たらくで、第4クールに入ってからはもちろん勝ちがないだけでなく、この6連敗の間ただの1点すら挙げられない状況。

 一応札幌のメンバーについて語ると、前節退場した板長が出場停止。その代わりといっては何ですがケガでしばらく戦列を離れていた中尾が復帰、同じくケガで前節を欠場したウリダも戻ってきました。
 ちなみに、一応この試合に勝てば大宮を交わして8位に浮上することが出来るのですが、勝たなければどうということはないですし、今更1つくらい順位を上げたところでどっちにしたって赤点には違いないのでどうでもいいですね。

 というわけでキックオフなのですが、まぁ予想通りといいますかなんといいますか、さすがに既に取り立てて目標もない両チームだけあって、お互いに定年退職を迎えたあとの企業戦士のような抜け殻っぷりです。もう語る気にすらならない試合内容に、ピテカントロプスになる日はいつのことやらと遠いあの日に思いを馳せたりもせず、チームもやる気がなければオレもやる気なく、ポテチなんぞ喰いながら適当に見ていました。ボール支配率こそ札幌のほうが上なのですけど、もうおきまりのパターンでシュートに持っていけない状況はいつもの通りで、春頃に桜舞い散る大宮公園にて繰り広げたあのガチンコ勝負は見る影もありません。鉄鋼業で有名な北海道の港町において目の前で繰り広げられているのは、古今東西サッカーと呼ばれる球技と大まかな面において共通項が認められないこともないような微妙なスポォツっぽい団体行動です。
 守備陣は毎回メンツが変わって混乱もあるでしょうし、6試合無得点継続中の大宮の決定力不足もあるでしょうが、とりあえず何とか守っているといった感じです。ただ、「リスタート時に集中力を欠く」という悪癖は未だに解消されておらず、失点もリスタートから。後半早々に自陣での相手フリーキックを与え、素早いリスタートに対応出来ずにバレーに決められてしまいます。このあたりはなんか札幌の永遠の課題とも言える気がします。あるいは本能か。野生の動物のような。草食動物はいくら警戒しても喰われる時は喰われるってわけです。

 6連敗の大宮に対し、札幌は第4クール1つ勝っているとはいえ、その勝ちはサガン鳥栖相手のもの。その6連敗の前に大宮が最後に勝った試合の相手もサガン鳥栖(3-0)でしたし、札幌はその鳥栖戦以外には湘南戦で1点取っただけ。6試合無得点を笑えるような立派な成績なんて残しちゃいません。そんな札幌ですから、追いつく気なんてさらさらないわけで。今野は代表優先なのか途中交代ですし、ビタウを投入したのも残り10分を切ってから。まぁ今野がフル出場して、ビタウが早い時間から投入されていたとしても、勝つのはもちろん追いついていたかどうかすら怪しいのですけどね。それは結果論に過ぎませんし、そもそも選手交代でどうなるものでもないと思いますしね。
 まぁとにかくそんな感じで今日も今日とて1点も取れずに試合終了。淡々と始まり、淡々と終わっただけののっぺらぼうな試合がようやく終わりました。あー尻がかゆい。

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