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2012年1月 アーカイブ

2012年1月 2日

初春

 ナチュラルに「ういはる」と読んでしまうくらいには後戻りができない所まで来ています。あけましておめでとうございます。サッカー百鬼夜行でございます。

 2012年となり、2000年の10月くらいから始めたこのブログもなんと12回目のお正月を迎えました。自分でも割とがんばっているほうだと思います。まぁ正直を申しましてけっこう心が挫けそうになったりしたこともあるんですが、続けていればいいこともあるかもしれないとそこそこ頑張って参りました。今後もそこそこ頑張ってまいります所存ですので、よろしくお願いします。

 そんなわけで今年のコンサドーレはJ1で戦うことになります。今まで札幌はJFLからJリーグへを含めて3回の昇格を果たしていますが、いずれも優勝での昇格でしたので、「3位での昇格」というのは初めてのことなのですが、要するにJ1最下位からのスタートってことです。チームをまるごと作り変えられるほど補強する予算があるわけじゃなし、まぁ最弱なのは決定事項ですけど、こうなるとけっこう開き直れますよね。もうやれるだけやってダメなら仕方ないじゃんと。伊達に3回も落ちてねぇなんて思ったりもするわけですが、でも、なんか今までよりも頑張れそうな気がしますよね。根拠は全くないですけど。

 それはそうと、今回も昇格を記念した動画を作りました。前回のは特に告知もせずこっそりアップしたらいきなり見破られてびっくりしたんですが、今回はもうバレバレなのでもう告知しちゃいます。

 ずいぶん長くなってYouTubeの長さ制限(15分)をオーバーしてしまったため、ニコニコへのアップのみになってしまいますが、楽しんでいただけると幸いです。

2012年1月 7日

行く人来た人2012

 昨年内にFW前田俊介、MF高柳一誠、GK杉山哲の3選手の加入が発表されている札幌の補強状況ですが、2012年に入り新たに3選手の完全移籍での加入が発表されました。アルビレックス新潟のFW大島秀夫、FC東京のDFジェイド・ノース、清水エスパルスのMF山本真希選手が、今季札幌で戦うメンバーに加わることになります。

 大島は群馬県出身の大型ストライカー。前橋育英高校から1998年に横浜フリューゲルスに加入しましたが、1年でチームが消滅して1999年から京都パープルサンガ(現京都サンガFC)に移籍。2000年まで所属するもののほとんど試合に出られず2000年オフに退団となりましたが、2001年に所属したモンテディオ山形でブレイク。2004年までの4シーズンでリーグ・カップ戦含む53得点を挙げて2005年に横浜F・マリノスへ移籍しました。マリノスでも安定した活躍を見せ4シーズンで40ゴールを挙げています。2009年からアルビレックス新潟でプレイしましたが、怪我の影響あって出番は減り、昨季は期限付き移籍でジェフユナイテッド市原・千葉でプレイしていました。山形時代の活躍が強烈すぎてどうしてもJ2っぽい選手に感じてしまうのですが、J1でのプレイ期間のほうが長いんですよね。前線で身体を張れる選手ですので、ノブリンの志向する1トップに適合する選手だと思います。となるとジオゴさんはやっぱり退団なんでしょうかねぇ。まぁ実際難しいとは思いますが、心情的にはちょっと残念。

 そしてジェイド・ノースは、札幌でプレイするために生まれてきた名前を持つ選手ですが、オーストラリア生まれのセンターバック。1998年からオーストラリアの複数のクラブでプレイした後、韓国、ノルウェー、ニュージーランドでプレイ。昨季はFC東京でプレイしていました。東京では今野泰幸、森重真人という代表クラスがいたためにあまり出番に恵まれず、自分もプレイを見たことはないのですが、三上強化部長によれば「高さと速さがあり、J1でも通用する」とのこと。スピードの面はともかく181cmとセンターバックとしてはそれほど大柄ではない割には、巨漢揃いのノルウェーでもプレイしてオーストラリア代表で国際Aマッチ出場34試合の実績があるくらいなんですから、ジャンプ力はあるのでしょうね。セレッソ大阪へ移籍した山下達也の穴を埋める活躍ができるでしょうか。

 最後に山本真希は静岡県出身のミッドフィールダー。清水エスパルスユースから2006年にトップチーム昇格ということになっていますが、ユース所属の2005年からトップチームにも登録されており、市川大祐の持っていたチーム最年少出場記録を更新する17歳7カ月13日でトップデビューを果たしています。トップチームに昇格後は期待されたほどには活躍できていなかったようですが、まだ24歳、ジュニアユースからの生え抜きという選手。他のクラブならまだしも、生え抜きを大事にすることで知られる清水から完全移籍での獲得。しかも0円提示を受けたわけではない選手です。移籍金制度が撤廃されたことで、弱小クラブは選手が引き抜かれるリスクも高まりましたが、その一方で弱小クラブでもこういう選手を引っ張ってこれるようにはなってきているんですね。もちろん金銭勝負では勝てっこありませんから、生き馬の目を抜くようなやり方が必要なんでしょうけどね。

 そんなわけで、これでユース昇格組を除く来季の新加入は6人。これで終わりかどうかはわかりませんが、ひとまずは何とか戦えそうな感じでしょうか。もちろん大型補強というわけではないですし、どっちかというと前俊にしろ大島にしろ山本にしろ高柳にしろ、「まともに活躍できたらすごいけど、まともに活躍できるかどうかが鍵」みたいな感じで、なんとなく壊れそうなものばかり集めてしまってるような気もしますが、もとより現役日本代表選手なんて獲れっこないですもんね。磨き直せばまだまだ輝ける選手ばかりだと思いますので、ケガのないよう活躍して欲しいと思います。

 あと最後に名古屋グランパスに期限付き移籍していたMFダニルソン選手の名古屋への完全移籍が発表されています。まぁ彼が出ていった(というか出すしかなかった)時点でもう戻っては来ないことはわかりきっていましたし、彼の移籍金(違約金)がなければJ1に上がれないくらいの状況じゃないかと思うので、彼には感謝するしかありませんね。次は是非コロンビア代表への復帰を見たいものです。

2012年1月21日

2012シーズンスタート

 ごぶたさでしてます。ブヒブヒ。実際にブリキ絵を見てブヒブヒ言ったり声優ラジオ聴いてブヒブヒ言ったりしている間にとっくに2012年シーズンが始まっちゃってました。皆様お元気ですか。

 1月15日に行われたキックオフイベントを皮切りに2012年シーズンが正式にスタート。イベントにはDFノースとDF松尾直人以外の新加入選手も全員参加、今年度の新ユニフォームの発表や背番号発表、ユース昇格組5人によるグアムドールズ(3期生)など、けっこう盛り上がったようです。というかグアムドールズは新人や若手生え抜き選手の必須イベントになったんですかね。彼ら若手選手が成長してくれれば、あと数年後にはチームの大半がグアムドールズ経験者ってことになりそうですね。スタメンのほぼ全員がグアムドールズなんて想像しただけでワクワクしますよね。グアムドールズにあらねば人にあらずみたいな。横暴ですね。かなり。

 そんなわけで今季の練習もスタート。開幕までの大まかなスケジュールは例年と同様で、最初は札幌市内での練習からスタートし、グアムでの一次キャンプ、熊本での二次キャンプを経て開幕を迎える流れとなっています。日程としては1月25日からグアムキャンプがスタート、2月8日に帰国し、その後2月12日から熊本キャンプに突入します。そして、例年の通り札幌で練習できるようになるまで熊本キャンプはエンドレスエイト。今年はホームでの開幕(3月10日ジュビロ磐田戦)なのでそれには戻ってきますが、積雪の状態によってはまたキャンプに出かける必要があるかも知れません。
 そんな雪国ならではの事情がある中で、J1残留のためには欠かせない開幕ダッシュを果たすためには、このキャンプをどう過ごすかが重要になってきます。そんな中、第1次となるグアムキャンプではフィジカルトレーニングに重きを置くため、対外試合(テストマッチ)を行わない方針でいるとのことです。
 まぁ確かに戦術的なトレーニングが不足したまま試合をやったところであまり身にはならないと思いますので、「グアムで身体を作って熊本で煮詰める」という方針自体は間違ってはいないと思います。ただグアムでやらない代わりに熊本でたくさんやるのかと思えば、今のところは2月19日に予定されているギラヴァンツ北九州とのプレシーズンマッチを含めて3~4試合程度とのこと。去年より減ってますね。大丈夫なのかな。メンツ的には去年のレギュラークラスはほとんど残りましたし、移籍加入組もJ1で実績のある選手ばかりですから、戦えるフィジカルさえ整えば戦術的には大丈夫って判断なんでしょうかね。考えてみればノブリンが就任してから一番選手の出入り(引き抜き)が少ないシーズンですよね。

 さて、その一方で残念なニュースもあります。昨季加入したブラジル人助っ人3人が揃って退団することになりました。シーズン最初から加入した3人の助っ人のうち、アンドレジーニョとチアゴについては途中で退団、ブルーノだけは残りましたが、怪我や戦術に合わなかったことで、シーズン後半はベンチ入りすらできませんでした。入れ替わりで加入した2人も、ジオゴさんは加入当初は大活躍したものの、きついマークを受けるようになってからはなかなか活躍を見せられず、レモスに至っては加入して早々に怪我をしてしまったこともあって、試合出場どころかベンチ入りすらなく、ひみつ兵器としてひみつのまま終わりました。この間作った動画でもすっかりその存在を忘れていました。
 ブルーノについては既にグアラニへの移籍が決まっているとのことです。ジオゴさんもJ2ならバリバリやれると思うので、どっか契約してもらえないですかねぇ。

2012年1月25日

いろいろありますね

 生きとったんかワレー(挨拶)

 本日からグアムキャンプがスタート。コンクリートの上に人工芝の札幌ドームではあまり足腰に負荷のかかるトレーニングはできなかったでしょうから、ここからいよいよ本格的なトレーニングがスタートすることになります。J1の順位予想ではおそらく多くの人が最下位予想にするであろう我がチーム。まぁ客観的に見てもそんなもんだろうとは思いますが、そんな下馬評をひっくり返すためにもこのグアムキャンプは「ひみつとっくん」の場にしなければいけません。「特訓なくして勝利なし」と鳥坂先輩も言ってましたからね。
 しかしそんな状況でもチームにはまだまだ動きがありました。2009~2010年に札幌に所属していたFWキリノの復帰に、先日加入発表のあったDF松尾直人の退団、そして新しいブラジル人DFジュニーニョの加入です。

 まずキリノについて。詳しいプロフィールは今更必要ないと思いますが、2009年にスウェーデンリーグのユールゴーデンから加入、リーグ・カップ合わせて20ゴールを挙げましたが、翌シーズンは怪我の影響もあって17試合の出場にとどまり、得点もわずか2ゴールと激減。昨シーズンは韓国Kリーグの大邱FCにレンタル移籍をしていましたが、12試合3得点といまいちな成績だったようです。復帰の噂自体は昨年のうちからありましたが、正式発表は今月23日。当然キックオフイベントにも参加しておらず、申し訳ないながらもなんだか「さんざん移籍先を探してみたけど見つからないで契約の残ってる札幌で引き取ることにしました」感がアリアリなのですけど、ヨーイドンで相手をぶっちぎるスピードを持ち、GKとの1対1も地味に強い選手ですので、戦法の幅は広がりそうですよね。まぁ問題はどうやってその形に持っていくかなんですけど。
 キリノ自身は既にチームに合流。スポォツ報知によれば、「早く日本に行きたい」と飛行機の便を早めてまで来日したそうで、「日本が大好きだから。戻って来られてうれしい」とコメント。ブラジル人らしいリップサービスも含まれているでしょうが、気合は充分のようです。相変わらず髪型がおかしいのですけど。

 次にDF松尾の退団。彼もキックオフイベントにも参加せず、また札幌での練習にも参加していないことは報道などを通じて知っていましたが、どうやら遅れていた理由は「家庭の事情」だったそうで、公式発表によれば、「現在本人が置かれている状況に変化が見られないため退団の申し出があり、双方合意の上契約解除に至った」とのことです。「双方合意」となればよっぽどやむにやまれぬ事情だったことは想像に難くなく、そなるとその詳細まで詮索すべきではないでしょうね。少なくとも、「オラこんなサッカーしたくねぇだ」という理由で出て行ったあの人とはわけが違うと思います。
 
 そして、チーム側も次の動きは早く、松尾退団のニュースの直後にブラジル人DFジュニーニョの加入が発表されました。もちろん松尾との契約の段階である程度はこの事態を想定していたのでしょうが、それにしても早かったですね。
 ジュニーニョ選手はジュニーニョといっても当然あのいつも荷物をまとめるのにすごい時間のかかるジュニーニョではなく、別の人です。本名アルシデス・ピント・デ・メロ・ジュニオール。1990年2月20日生まれ、187cm75kgという長身のDFで、YouTubeに上がっていた動画を見る限りではセンターバックの選手のようですね。コンサドーレへはローマ・エスポルチ・アプカラーナからの期限付き移籍となります。聞き慣れない名前のチームですが、2000年に設立された新しいチームのようで、2011年シーズンはパラナ州選手権1部に所属していたようです。まだ21歳ながら、2011年シーズンは20試合(1795分)出場で2得点という記録がありましたので、レギュラークラスで活躍していたものと思われます。その割にはその後Toledoというチーム(パラナ州リーグ2部)にレンタルされていたみたいなんですけど…なんでしょうかね。その時の記録は見つけられませんでした。

 山下が抜けた関係で、センターバックはノース、岡山、奈良さん、櫛引の4人しかおらず、実はそんなに層が厚いわけではないのですが、さすがにGKが韓国人というところにオーストラリア人とブラジル人でセンターバック組ませるようなことはしないと思いますので、今のところはノースの控えということになるのでしょうかね。

 あと、ジオゴさんが徳島ヴォルティスに完全移籍しました。なんでも一人でできるタイプではないですが、うまく使ったり使われたり出来る選手ですし、何よりもオモシロ人間なので(重要)、徳島サポーターの皆さんにおかれましては、ちゃんとジオゴさんと一緒に羽ばたく準備をしておいてくださいね。

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