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2013年5月 アーカイブ

2013年5月 1日

魅惑の助っ人祭り

2013年J2第11節
コンサドーレ札幌 1-3 ロアッソ熊本
得点者:札幌/前田俊介
     熊本/仲間隼斗、オウンゴール、オウンゴール


            i、 〈l〈l r,==¬
           -=| |=‐  |.|   |.| o o o    ひどい……!
     /       i7 |.| 「/   L===」        ひどすぎるっ……!
    〈        ゙'              こんな話があるかっ……!
    /      、ー--‐へ、 (⌒\      諦めないで………
.  , '      l`i‐r-ゝ  v   \\、ヾ;  ヽーァ─  やっとの思いで…
  /イ    :ト、!│| ! , ij   u \ヽリ   ∨    先制したのに……
  │,イ   | u | | l∠ニ  u    ト、     ヽ  /  やり遂げたのに……
   l/ | ,イ |─ァつ_ ~U~ u/;⌒i   |:: \   ヽ /
    レ W f/ ノ ,.- // ./ j v |:: u \  V   突風っ……!
         { /つ ィ .// /   u  |::v /ヽ.  i  あの風がもぎ取ってしまった
        l /つ/ レ'  〈__,.ヘ   | ̄7  ヽ |  ………!
        ヽ ヘ'v ー-、 ノ  ヽ  | /    W  せっかく手にした
          \ ij 0 ヽ.   `ー' | r‐¬ |   コンサの勝利… 歓喜…
           \ ノ O \    |_!o ol_|    勝点をっ……!

コンサドーレ札幌ゴールキーパー・杉山哲さん(31)

2013年5月15日

悲しい酒

 まだ3試合ほど書いてないんですけどね。それどころか京都戦まだろくに見てなかったりするんですけどね。なんかアレなニュースが飛び込んできたので、そっちを書こうかと思います。といってもこのサイトをご覧いただいている皆様はとっくのとうにご存じかと思いますが、昨日クラブからFWテレとの契約を解除したという発表がなされました。

 公式発表では「双方合意の上」ということ以外に具体的な理由は示されていなかったのですが、程なくして、北海道新聞のサイト上のニュースで詳しい理由が明らかにされました。それによると、テレは「北九州戦(6日)の遠征メンバーから外れ、札幌市内で5日夜から6日未明まで飲酒した後、帯同しなかった選手による6日午前の札幌市内での練習に二日酔いのまま参加したという。」とのことで、要するに「メンバーから外れた悔しさから朝までやけ酒を煽って二日酔い」ということですね。くたびれたリーマンが赤提灯で安酒かっくらってくだまいて店のオヤジから「お客さん、その辺でやめておきなよ」と来るまでの様式美を想像させる流れですが、実際テレについては他の外れたメンバーとはちょっと状況が違っていましてね。というのも、今季の札幌はアウェイの遠征メンバーを減らしてまで倹約せざるを得ないほど緊縮財政を強いているわけですが、パウロンがケガで戦列を離れている今、「日本語を話せないテレを連れて行かなければウリセス(通訳)も連れて行かなくて済む」、つまりそのウリセスのぶんで遠征メンバーを増やせるという理由が少なからずあったわけですね。実力とは関係ないところで外されたのであれば、そりゃあ「マスター聞いてくださいよ」とくだを巻きたくなるのもわからないでもないです。
 とはいえ、「助っ人」といいう立場において、そもそも通訳分の費用なんて関係ないと思わせるほどの存在にはなりきれなかったということでもありますし、やけ酒飲むのはいいとしても、ほどほどでやめておけばこんなことにはならなかったのですから、まぁやっぱり本人がだいぶ悪いのは確か。これが全盛期の俺王様だったら、二日酔いはもちろん、「サッポロソフト~♪」と歌いながら5リットルボトル持って現れて、それを黄川田賢司に浴びせても問題なかったはずですし、練習前に二郎で大ダブル全増しキメていても許されていたはずです。いやそんなことねぇか。実際ススキノで暴れて解雇だし。そもそも当時の札幌に二郎はないしなぁ。
 そんなわけで、テレとの契約は解除となりました。もともとの契約が6月末までだったらしいので、まぁこういってはなんですが「ちょっと早くなっただけ」という感じでしょうかね。内容からすれば違約金も発生してはいないでしょうし。

 さて、そのテレですが、現在はどうやらアビスパ福岡の練習に参加している模様。ススキノの次は中州ってオチですかね。

2013年5月16日

進撃の札幌

2013年J2第12節
コンサドーレ札幌 0-1 京都サンガFC
得点者:札幌/なし
     京都/安藤

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2013年5月24日

勝てた

2013年J2第13節
ギラヴァンツ北九州 1-2 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/横野、岡本
     北九州/柿本

 4月連戦を2勝1分けと好成績で乗り切ったはずが、ゴールデンウィーク連戦に突入してからはホームで連敗を喫してしまったコンサドーレ札幌。順位も18位にまで落とし、だんだんと「げれっぱ」も見えてきました。この試合はそんな札幌より下の数少ないチームのひとつ、ギラヴァンツ北九州との対戦です。
 Jリーグ参入から4期目の今季、北九州はモンテディオ山形や京都サンガなどで監督を務めた柱谷幸一氏を監督に迎えましたが、昨年までとほぼまるっきり選手の入れ替えとなった影響からかなかなか勝点を伸ばせず、現在5連敗中。しかしまぁそれはともかく、柱谷(兄)さんもあの事件から10年経っても未だに「モンデタヨ山形」とか言われてますけど、いい加減許してやれよと思わないでもないですね。いやもんだのかもんでないのかはとても重要なわけですけど。

 さて、札幌は京都戦でGKを務めた曵地裕哉が、せっかくチャンスを掴んだのにケガをしてしまったらしく、スタメンの座は杉山に再びチェンジ。まぁ杉山さんもいろいろテンパってるっぽかったですからね。1試合でも外から試合を観てある程度いろいろな面で整理はできたと思いますので、気持ちを切り替えて頑張って欲しいところ。フィールドプレイヤーも多少入れ替わりがあり、ここまで第5節のアビスパ福岡戦を除く全試合でほぼフル出場を果たしてきたMF上里一将がベンチスタート。連戦の疲労を考慮してのことだと思いますが、この位置には宮澤裕樹が入りました。そしてFWは昨季はツエーゲン金沢への期限付き移籍を経験、活きのいい若手が出てくる中、顔は濃いのに存在感がいまいち薄くなってきた横野純貴が今季初めてスタメン入り。また、西岡のヒーロー神田夢実が第3節のヴィッセル神戸戦以来久しぶりのスタメン入りとなりました。スタメンの半分以上を占める6人がユース出身です。ここまで来ると、ピッチ内の公用語として北海道弁が義務づけられるレベル。

 そんなわけで、選手のケガでの離脱や復帰を繰り返しているうちに、いつの間にやら開幕頃のメンバーと比べるとまったく違ったスタメンになってきているわけですけど、連敗中の北九州の状態も尋常ではないようで、このメンツの札幌でも充分に相手になっています。試合の立ち上がりこそ押される展開となったものの、すぐに札幌がペースを取り戻し、14分、宮澤の浮き球パスに岡本が頭で落としたボールを横野が右足でゴールに流し込んで札幌が先制。なんとなく「崩した」というよりはたまたまが繋がったような、どっちかというと北九州の守備がお粗末的な感じのゴールではありましたが、とにかく札幌が先制。その後もユース組が息の合ったところを見せてチャンスを作り出すなどマニア垂涎のシーンがいくつか見られましたが、そうは言っても「押してる時間帯に追加点が取れない」というか、ちゃんと崩したときに限って狙い澄ましたようにシュートをミスるのは誰が出ても変わらないようで、そうこうしているうちに何となくボールを前に送られて、何となく守っているうちに北九州FW柿本にミドルシュートを決められ失点。なんつうかバイタルエリアでボールを持った相手に誰もマークに行かないってのはどういうことなんでしょうかね。柿本のシュートもうまかったのですけど、どっちかというと札幌の守備がお粗末的な感じのゴールではありましたね。このあたりが18位と21位の対決なんでしょうねぇ。
 というわけで今日も今日とて残念な感じでリードを失ってしまった札幌。さすがに以前のように浮き足立って連続失点を許す展開にはなりませんでしたが、それでもチャンスになりそうでチャンスにならない、まるで見えそうだけど絶対に見えない京都アニメーションのスカートのような絶妙な具合を見せます。後半のオープンな展開までこんな感じなのかなぁと思っていた矢先、やってくれたのが岡本賢明でした。前半41分、相手のクリアボールを拾った宮澤からのパスを受け、そのままドリブルでずんどこ侵入。チーム在籍年数No.2の先輩として、パスが欲しそうな荒野や横野のことなどまるで気にかけることなく左足を振り抜くと、ボールは一直線にゴールの向かって左上隅に決まり、再びリードを奪います。その前のお粗末な失点を忘れさせるくらいの綺麗なミドルシュートでした。

 リードして迎えた後半ですが、開始早々に先制ゴールを挙げた横野が足を痛めて負傷交代。これで試合中にケガで交代するのって、ソンジン、松本くん、古田、河合さん、パウロン、そして横野で6人め。スポーツに怪我はつきものとはいえ、2試合に1人はケガでの退場が出てる計算になるってのはちょっと多すぎるような気がします。イデオンじゃあるまいし。
 そんなわけで札幌は横野に替えて前田俊介を入れますが、試合はホームでこれ以上連敗を重ねたくない北九州が攻勢に出ます。わりかし簡単にボールをゴール前まで運ばれる始末で、いつもだったらもう失点しててもおかしくないような内容(韻を踏んでみた)。とはいえそんな状態の札幌からもゴールを決められないというのは北九州も相当重症なんでしょうかね。30分を過ぎたあたりからは例のJ2名物オープン展開ゲームへ。めまぐるしく攻防が入れ替わるボーナスタイムに突入となりましたが、やっぱりどっちのチームも決めきることができずに結果としては札幌が逃げ切りに成功。なんとかかんとか連敗ストップとなりました。

2013年5月30日

犯人はヤス

2013年J2第14節
モンテディオ山形 0-1 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/岡本
     山形/なし

 22チームホーム&アウェイ総当たり、全42節で行われるJ2も、この試合でちょうど3分の1が終了することになります。その第14節は、アウェイでモンテディオ山形との試合。2008年に初のJ1昇格を果たし、2009年から戦いの場をJ1に移していた山形は、予算の少ない中でそれでも健闘を見せてきましたが、残念ながら2011年に最下位となりJ2に降格。2012年もシーズン終盤までプレーオフ圏内をキープしていたものの、最後は息切れして10位でフィニッシュしています。
 そんな山形とは札幌は久しぶりの対戦となります。山形がJ1昇格を決めた2008年は札幌がJ1で異次元の弱さを見せ降格、山形とは入れ違いの形となり、山形がJ2に降格した2011年は札幌がJ1に昇格してまたしても入れ違いとなったため、2007年以来実に7シーズンぶりの対戦となります。昔は毎年のように戦っていたのに、僕たちいつからこんな風にすれ違うようになってしまったのだろう。憶えているかい。あの頃はまだ仙台くんや鳥栖くんがいたんだよ。
 そんなわけでお互い7年ぶりの再会となるわけですが、最後に会った時のメンバーで今も残っているのが札幌が砂川誠と上里一将、山形は秋葉勝の3人だけ。都会の暮らしにもまれてすっかり変わり果ててしまった2人。お互いどうしていいかわからずに何となくぎこちない空気が漂っていた試合を決めたのは、2007年に入団した岡本賢明でした。

 良く言えば多くの選手にチャンスを与える、悪く言えばメンバーの固定ができない札幌は、この試合も前節とは大きくメンバーが入れ替わりました。右サイドバックが上原慎也から小山内貴哉に替わり、ボランチには上里が復帰。トップは横野純貴に替わって前田俊介、サイドも神田夢実から砂さんへ。ケガなどいろいろな事情はあるにせよ、前節スタメンだった選手が次節にはベンチからも消えているというのはめまぐるしいですよね。古き良きジャンプマンガではキャラがいつの間にか消えているのはよくある話ですけど。あと特筆すべきは、グロインペイン症候群で長く戦列を離れていた日高拓磨がベンチに復帰。ジャンプマンガで言えば「俺を忘れてもらっちゃ困るぜ」「ゲゲーー!お前はーーーーっ!とかそういう感じ。きわめてどうでもいいですけどね。

 さてお互いチャンスを作りつつも決定打に至らないこの試合、前半24分に荒野が相手から奪ったボールを岡本へパス、このボールをふわりと浮かせる、いわゆる「ちょこざいなシュート」が決まり先制…したまではよかったんですけど、前半34分には小山内貴哉が負傷して上原慎也に交代。今日も今日とて負傷退場です。こう次々と戦士が斃れていくとかジャンプマンガじゃないんだからやめてくれませんかね。
 まぁその後は特に何かすごいことがあったのかというと大して何もなくて、結局札幌が虎の子の1点を守りきって勝ったんですけど、どうなんでしょうかね。2点目3点目を入れられたチャンスがあったのを決められなかったとも言えるし、失点しそうな場面で踏ん張ったとも言えるし、いまいち評価に苦しむ試合ではありましたね。

 その中でも特筆すべきは後半42分にヤスとの交代出場で久しぶりにピッチに立った日高。ゲームキャプテンを務めていたヤスはキャプテンマークを日高に託したのですが、本人曰くキャプテンマークを巻いたのはサッカー人生で初めてだったそうです。その記念すべき人生初のキャプテンマークはサカサマでした。岡本くんがサカサマに巻いていったためです。
 あとは荒野が履いていたスパイクのヒモが切れるというアクシデントもありましたが、ジャンプマンガ的には「靴ひもが切れたら仲間の誰かが死ぬ」というのがパターンなので、何事もなくて良かったです。でも、替わりのスパイクを受け取るのにピッチをショートカットして歩くのはやめたほうがいいと思いました。

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