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2000年12月 アーカイブ

2000年12月 1日

ビジュ移籍希望

 今年、まるで意味不明な動きと驚異の身体能力で札幌優勝の原動力となったボランチのビジュが、クラブから提示された金額とオノレの要求金額にあまりの差があるということで激怒、「もう札幌との交渉は終わり、他のチームを探す」と移籍を希望したというニュースが流れました。全治3週間の骨折を10日で治してきたり、オノレのクリアでチームメイトである健作を暗殺したり(健作がチームメイトから暗殺されたのは2度目です)と大活躍の彼には複数クラブからのオファーがあると言われ、中でも新聞では浦和が最有力となっています。ただ、浦和サポーターたちの話では「そんな話聞いたこともない」そうですけど。

 いずれにしても交渉がスムーズに進んでないことだけは確かなようですが、今季の推定年俸が800万円というお得な貢献者ですからクラブとしてもそんなに残念な額を提示したとも思えないんですけど、何しろ「本能だけで動く」と言われている彼だけに、ひょっとしたら年俸提示額のケタを1つ少なく読んだとかも充分考えられます。このまま行けば退団もありえるそうですが、彼は俺王子に勝るとも劣らないくらいオモシロ人間です。他チームにくれてやるには惜しいので、札幌に残ってくれることを切に祈ります。

 ちなみにミールさんは戦力外通告を受けました。こういうのは毎年のことですしある程度予想はしていましたけど、今季チームでただ1人全試合出場した彼だけに、つらい現実です。

2000年12月 2日

小松崎に戦力外通告

 今年川崎フロンターレから移籍してきて、見事な消えっぷりでオレだけを楽しませてくれた「カツヲくん」ことDF小松崎保選手が、クラブから戦力外通告を受けたことが明らかになりました。試合から物理的に消え、試合から論理的に消え、スタッフの脳裏からも消えて、これ以上消えようはないだろうと思われた彼に唯一残されたファイナルウェポン・チームから消えるという核兵器をさっくり使ってしまったことになります。
 俺王子、ビジュ、小松崎というオモシロ人間から去っていくのは、ちっともオモロくありません。小松崎はいくつかのJ2チームのセレクションを受けるらしいですけど、是非頑張ってプレイを続けてほしいです。

 ところで渦中の俺王子ですが、「肩の手術がしたい」という理由で、この間札幌に帰ってきたばかりなのにさっくりとブラジルに帰国しました。手術が必要なほどのケガをいつどこでしたのかは不明ですが、これにより天皇杯残り全試合の欠場も決定。岡ちゃんは「エメが残るならアウミールも残すつもりだった」と語ったと伝えられておりまして、つまりアウミールに戦力外通告を出したと言うことは、札幌のユニフォームを纏った俺王子の姿をほぼ確実にもう見られないということでしょう。1部に残る気はありますか?

 さて、出ていく選手ばかりではなく今度は入ってくる(かもしれない)選手の話ですが、現在札幌は2部落ちする京都パープルサンガの元ユース代表MF・遠藤保仁選手にオファーを出しているという情報も入ってきています。鹿児島実業高時代に天皇杯で札幌と対戦し、バルデスに尻を蹴られた(※)ことがある遠藤選手。オファーの真偽のほどはともかくとして、彼の魅力であるミドルレンジのパスやシュートというのはビジュの最も不得意な分野だっただけに、なるほど欲しがる理由もわかります。ビジュが残るんなら面白そうな組合せですけどねぇ。
 しかし彼については、現在名古屋が獲得濃厚という話。まぁ、彼ほどの選手が給料も全然上がらないような貧乏チームに来て2年連続で降格を味わうようなことはしたくないでしょうしねぇ。
 (※)…尻を蹴られたのは萩原選手で、遠藤選手ではありませんでした。

2000年12月 4日

やっぱり川崎?

 「そうだね、戻ってはこない。探してる夢がここにはないから」と山下達郎の歌のようなセリフを残して千歳を旅立ち、ブラジルに帰国した俺王子。「探している夢」とはもちろんゼニのことなんですけど、実際の帰国は5日の予定で、帰国前に他チームと交渉するために現在は東京に潜伏している模様です。
 とはいえ、移籍先として有力視されていた浦和が、FC東京のトゥットを獲得濃厚ということで、エメの獲得はほぼなくなりました。賢明な判断です。で、当初最有力言われていた鹿島もいつの間にか名前を聞かれなくなっており、もし俺王子がJリーグでやるのなら、行く先はトゥットであぶく銭を得た川崎フロンターレくらいしか残っていません。まぁ、19歳のカードキングに1億もの年俸を出そうというチームも川崎くらいしかないわけでして、エメの目的がゼニだけなら川崎入りもありえる話ですね。今回ばかりは「報知ゴメン!」って感じです。

 つうか、そうなれば1部昇格の最大の貢献者が2部残留ってわけですね。オノレで選んだ道ですけど。

2000年12月 5日

貧乏金なし

 プロだとか、プロじゃないとか、プロってんじゃねぇよとか、猿だってプロゴルファーやってるこのご時世にあんまりプロプロいいたくないんですけど、プロならばどうせやるならおカネたくさんもらえたほうがいいとは思います。まぁ、ゼニが全てってのもちょっとアレですけど、ある程度は仕方ないと思います。
 とはいえ、来季の契約を結んだのが現段階で遠国ただ1人だけという札幌。現在残留を希望している選手にしても、ほとんどの選手が提示額を保留している状況ではまだ全然安心できません。ゼニさえあればエメなんかもそれなりに何とかなったわけだし、よしんば何とかならなくてもビッグな補強も可能になってくるわけで、ゼニがないってのはなんというかマジでつらいものですね。「まぁ、北海道だけに契約更改も厳しい冬なんですね!」なんて、松木安太郎さんでも思いつきそうなことしか思いつきません。

 そんでお待たせしておりましたが、草津東高校戦の観戦記が出来ました。

2000年12月 8日

俺王様降臨?

 1部昇格を決めて以来、ブラジルトリオ退団、高木の引退、小林大悟獲得失敗、鈴木その子さん急逝と、岡ちゃん留任とGK佐藤洋平の日本代表候補入り以外にまったくと言っていいほどステキなニュースがなくやさぐれていたオレのもとに、とんでもないニュースが飛び込んできました。北海道版の日刊スポォツによると、コンサドーレ札幌は大分のウィルを獲得濃厚だそうです。まぁ、例によってレンタルらしいですけど。
 ウィルといえば、「俺王様」の通称でごく1部の方々に愛されている希代の俺様です。どこらへんの方にどのくらい愛されていたかは俺王移籍に怒り心頭のこちらをご覧いただければおわかりになるかと思いますが、それにしてもエメ以上の俺様である俺王を獲得というのは、なんといいますか「あなたの色でアイツを忘れさせて!」という岡ちゃんの心の叫びなのかも知れません。とりあえず、俺王子・エメの抜けた穴をいろんな意味でカバーして有り余る俺王が札幌に来るとなれば、俺様好きのオレとしては、俺シュートとか俺ドリブルとか俺フリーキックとか俺カードゲットとか試合の結果とはまるで関係ない部分でたまらない補強ではあります。

 なお俺王様が札幌に君臨なさることになった場合、J1開幕からいきなり出場停止(2000年シーズンの出場停止をまだ消化し切れてない)(※)となり、まさにその場にいないのに抜群の存在感を示す究極奥義・逆小松崎発動です。つかみはオッケーですよ!

 (※)…その後の情報によると、俺王様は天皇杯対ガンバ大阪戦で無事出場停止消化となったようです。

2000年12月 9日

信じるものはすくわれる(足を)

 一部の人間たちを局地的に騒然とさせている俺王様の札幌移籍話ですが、冷静に考えてみればまだ決定事項ではないんですよね。クラブから正式発表がない以上は最後までどうなるかわからないわけでして、結局はおじゃんになる可能性だって充分にありえます。
 しかし、同じように「まだ決まったわけではない」という意味では、札幌サポーターのほとんどがもはやいないものと思っている俺王子とビジュだって、退団や他チームへの移籍が正式発表されたわけではありません。ということは、限りなく低くはあるものの、俺王・俺王子・ビジュという夢のトリオが実現する可能性もなくはないわけです。
 もちろん妄想の域を出ない、というよりはそのまんま単なる妄想なんですけど、何せシーズン合計得点59点、合計カード枚数35枚(うちレッド5枚)という素晴らしいユニットです。記録よりも記憶に残るチーム、というか記憶にしか残らないチームとしてJリーグに輝くことうけあいです。マジでプッチモニなんてメじゃありません。もっと言えばランちゃん・スーちゃん・ミキちゃんはおろか、トシちゃん・マッチ・ヨッちゃんさえも跪かせ、挙げ句の果てにはジュンちゃん・長作・三波春夫をも凌駕すること間違いなしです。3人揃うことが滅多にないということさえ除けばNHK新人演芸大賞だって夢じゃないと思います。

 それと観戦記ですけど、今回西京極にも行けずテレビ放送もなかったため、いつものような観戦記は書けません(そもそも観戦してないし)が、とりあえず違った形で何か書こうと思っています。

2000年12月10日

アウミール残留

 外国人総入れ替えも懸念されたコンサドーレ札幌ですけど、ここに来て戦力外通告を受けたはずのアウミールが一転、契約期間延長となりました。クラブからの公式発表なので間違いないと思います。「エメが残るんであれば、アウミールも残すつもりだった。ビジュも残ると思っていたからアウミールを切ったのに…」と語ったと言われる岡ちゃんですが、切ったはいいけどそして誰もいなくなった、という洒落にならない事態も心配されただけに、まずは一安心といったところです。
 真面目な話、日本語がそれなりに理解できるミールさんは、ピッチの上で他の日本人選手とブラジル人選手とのコミュニケーションを取り持つという意味で、単なる「外人助っ人」として以上の貢献があったと思いますし、「俺が俺であるために」と俺道を突き進んだ俺王子、「気づいたらトンチキな場所にいる」ビジュとのバランス取り、いわばアルフィーにおける坂崎さんのような役割に腐心したミールさんの貢献度は計り知れません。
 今回のミールさん戦力外一転残留は、来季に向けての補強がうまく行ってないがゆえのドタバタと言えるかも知れませんが、一度切った選手だからといって変に意固地にならずに「頭を下げて残ってもらった」のは評価できると思います。ミールさん残留は、「別れて初めてお前が必要だと気づいたんだ!」という岡ちゃんの心の叫びだと思います。なんかいよいよもって昼メロみたいな様相を呈してきましたが。まぁ、監督としては昨日の妄想のような「俺軍団」だけはカンベン、ってことなのでしょう。

 となると、上記のような戦力として以上の貢献、わかりやすくいえばおもり役をミールさんに求めての残留なのであれば、俺王子残留と俺王様降臨のどちらかがいよいよもって現実味を帯びてきます。もちろんオレ的にはどっちに転んでもオッケーですが、さすがに「その両方」だとミールさんが確実に過労死しそうな気もするので、それはちょっと困ります。
 いずれにしてもミールさんが残るんであれば、ビジュも残ってくれるんじゃねぇかと別の妄想も始めております。ビジュの怒りようは単にお金だけの問題じゃなくて、ミールさんの戦力外にも遠因があるような気もしてるもので。

2000年12月13日

ディド退団?

 スポォツニッポンによると、コンサドーレ札幌は日本代表のGKコーチである望月氏の獲得に動いているらしいです。この話が本当だとするならば、現在のGKコーチであるディドコーチが退団するということになります。おーいちょっと待て。ということは、鹿島でくすぶっていた佐藤洋平を日本代表候補にまで引き上げ、藤ヶ谷をユース代表の正GKに鍛え上げた敏腕を失うだけでなく、U-15期待の星・マイクくん(ディドのお子さん)まで失うことになってしまうってことですよ!
 試合前のGK練習ではサポーターと遊んでくれて、チームで一番シュートが枠に飛ぶディドがいなくなるのはかなり痛いです。大喜利のメンバーから歌丸師匠が抜けるよりも痛いです。留任してくださいマジで(恋する5秒前)。

 京都戦の観戦(してない)記をアップしました。

2000年12月16日

ビジュ一転残留濃厚

 提示金額のあまりの少なさに激怒してクラブとの交渉を拒否したと言われている「北の野生児」ことビジュが、ここにきて一転「チームと話し合う準備がある」と札幌残留へ気持ちが傾いていることがわかりました。移籍を希望したはいいものの、オファーがあるといわれていた浦和の外国人枠が埋まりそうなうえ他チームからの正式オファーもないといった状況が影響したと思われますが、やっぱり12月10日で書いたようにミールさんの残留も態度を軟化させた理由の一つじゃないかなぁと思います。まぁいずれにしても退団濃厚が一転残留濃厚、なんだっていいです残ってくれるなら。

 とりあえずビジュも残留ということになれば、来季の外国人は(おそらく)俺王子から俺王様に代わるだけということになります。つまりは今季J2得点ランク1位の選手が2位の選手に代わっただけということで、得点力ダウンを懸念するサポーターも多いようですけど、そんなことは暗黒面ではより強力になることに比べれば些細な問題だと思います。オレ個人としてはチームに勝ってもらいたいのはもちろんなんですけど、1部ではそう簡単に勝たせてくれません。だったらサッカーだってエンターテインメント、勝てなかったとしてもオモロければいいと思っているので、オモシロ人間が減らなかったことのはいいことだと思います。

 で、その出ていくオモシロ人間ですけど、なんか川崎フロンターレが買ってったっぽいですね。札幌のユニフォームを着た俺王子をもう見られないのは確かに残念ではありますけど、まぁ札幌の事情、川崎の事情、俺王子の事情それぞれ重なり合った結果ですし、そういう世界ですから別にHFCのマヌケとか川崎憎しとかエメ裏切り者とかチャーザー村って村ないじゃん千谷沢村じゃんうそつき!とかはそんなに思わないんですけど、もうツラを見なくて済むはずだった他のJ2クラブにとっては迷惑千万な話でしょうねぇ。

2000年12月19日

来やがれ! レフティーモンスター

 せめてベンチには残るんじゃねぇかと少しは期待していた洋平が結局日韓戦の代表メンバーから漏れてしまった上、17日の天皇杯第4回戦で横浜Fマリノスに延長戦で破れて今シーズンが終了。さらには同日行われたJユースカップで、結成以来初の決勝トーナメントに勝ち上がったコンサドーレ札幌ユースも、強豪鹿島アントラーズユースに2-1で惜敗してしまいました。ということで、以降行われる今季のサッカースケジュール残りすべてがどうでも良くなったオレです。もう、日韓戦でどっちが勝とうが天皇杯どこが優勝しようが森首相のツラがより中心部に集まろうがお父さんが心配症だろうがいつものように幕が開こうが愛という字を辞書で引こうがなんだっていいです。あとは往く人来る人で来季の妄想をふくらますくらいしかやることありません。
 まぁシーズンも終わったことですしこれから来季の動向も活性化してくるんでしょうけど、いかんせん確定事項が未だほとんどないのが心配といいますかやきもきするといいますか。確定事項ではないといえば俺王様降臨が未確定であるのはもちろんのこと、川崎フロンターレが獲得したとスポォツニッポンが報道した俺王子にしても、現時点で札幌・川崎どちらのクラブからも正式発表があったわけでもありません。まぁスポォツ新聞なんて書いてある記事の8割はガセだと思って、それをサカナにあーだこーだ酒でも呑むのが正しい楽しみかたです。メディアに踊らされてはいけません。
 ところで新聞によると、札幌はあのレフティーモンスター・小倉の獲得が有力だという話です。マジかよ! 小倉が札幌に来るなんて! オグとバンバンのツートップなんて結構オモロそう!

 …都合のいい獲得話だけを信じるのはやめましょう。

 でもマジで来てくれないかなぁ。小倉。俺王子がいないのなら、札幌には前線でボールを持ててなおかつ腹を持てあましていない選手が是非とも必要ですからねぇ。
 それと観戦記ですけど、今回やはりテレビ中継がなかった上、ちょっと忙しくてテレビニュースすら見れず、さらには負け試合だったため観戦記はありません。その代わりといってはなんですけど、オフシーズン企画としていろいろと(それこそどうでもいい)テキストを書いていこうと思っています。

2000年12月20日

新ブラジルユニット誕生

 岡ちゃんが地元メディアのインタビューで答えた話によると、来季の札幌の外国籍選手は、すでに確定しているアウミールの他、残る2人は俺王様とビジュで決定した模様です。俺王とビジュに関してはまだ正式発表はありませんが、ビジュはどうやら本人が来季も札幌でOKという話をしたらしく、俺王も大分の来季外国人枠が埋まったこともあって即位は間違いなさそうです。
 ということはつまり、川崎フロンターレの動向とは関係なく「俺王子はやっぱり出ていく」ことだけは間違いないようですね。気分はまさにジュリーの「勝手にしやがれ」ですけど、まぁオレとしては俺王子以上の俺様が来るし、出ていくヤツはどうでもいい("出された"ヤツは除く)んで、寝たフリしている間に出ていってください。
 とはいえ俺王様もまたいついなくなるか不明(いろんな意味で)なので、俺好きのオレは、2年後にはきっとトップチームに上がって来るであろうコンサドーレ札幌U-18の新居辰基くんに「王を継ぐ者」として間違った期待をかけています。新居くんは弱冠17歳にして一流ストライカーに必要な「俺的要素」を兼ね備えた逸材で、一部サポーターの間ではすでにプチ俺王の称号を与えられています。来年もユースから目が離せませんよ!

 ところでちょっと古い話になりますけど、今季ガンバ大阪へレンタルされていた吉原宏太選手がそのままG大阪へ完全移籍することが正式決定しました。まぁ去年の段階でもう戻っては来ないだろうなと思っていたし、先ほども書いたように出ていったヤツはどうでもいい("出された"ヤツは除く)んですが、気になるのがその移籍金。新聞では4,000万円という話ですけど、日本代表キャップがあり、なおかつ客も連れてくる選手の移籍金としては買いたたかれた気もしますね。移籍金も所詮は推定でしかないんで正確な金額はわからないとはいえ、それでも実際の金額と大きくかけ離れてるってことはないでしょう。まぁ確かに代表といってもどさくさ紛れだった上、客を呼べるといっても主にそのビジュアルがではありますけど。あるいは「土は土に、人形は人形に還せ」という格言があるように、もしかしたら「関西人は関西に返せ」という格言があるのかもしれません。

 あ、バンバンが来年もレンタルなのはそのせい?

 あとリンク更新しました。Crazy'z Official Homepageです。オフィシャルサポーターズクラブですね。

2000年12月24日

小松崎横浜FCへ

 今季「富士通の社員」の座を捨ててプロ選手となり、川崎フロンターレからコンサドーレ札幌に移籍してきたものの、戦力外通告を受けてしまっていた「カツヲくん」こと小松崎保選手が、来季2部に昇格する横浜FCのセレクションを受けて合格・入団することになりました。「ステルスディフェンダー」とか「ワールドクラスの隠密」とか呼ばれていた彼も、セレクションでは何とか消えずに存在をアピールできたようです。とはいえ、そんな小松崎がチームそのものが消滅した横浜フリューゲルスの後継チームである横浜FCに入団したのも、何か因縁めいたものを感じずにいられません。とりあえず、彼には是非とも札幌での経験を生かして(俺王子の弱点暴露とか)、レギュラーの座を掴み取ってほしいものです。

 さて、12月21日付でビジュの残留が正式にクラブから発表されました。は、いいんですけど、またレンタル延長です。あくまで「助っ人」という意味合いからすれば、もしかしたら「外国人選手は極力レンタルで」というチームの方針があるのかもしれませんけど、まさか借りっぱなしにしておけばオレのものなんてジャイアンみたいなことを思ってるわけではないでしょうね。

2000年12月26日

増資5,000口突破

 12月25日が締め切りだった株式増資募集、名付けて「2億5千万を巻き上げよ~史上最大のカツアゲ作戦~(プロジェクトX風)」は、締切当日25日時点で申込所請求数が予定の5,000口を超えました。とはいえ5,000口を超えたのはあくまで申込書請求数でして、返送された申込書はまだ4,200口ちょっと、すでに入金まで済ませたオレのような奇特モノは3,700口ちょっとという状況です。持株会では当初の締切を12月29日まで延長するそうでして、何がなんでも搾り取る心づもりでいるようです。
 まぁ5,000口行くかどうかはともかくとして、問題はこの集まった金額をどう使うかということです。当初のお題目としては俺王子をはじめとするレンタル選手の獲得資金がメインで、もちろんオレもそのつもりでゼニを払ってはいたのですけど、俺王子残留がおじゃんになってその大義名分の大部分を失ってしまった現在となっては、オレは「補強に全額使わずに育成に回せ」と強く思います。1部定着は大事ではありますけど、目先の残留にこだわってその場しのぎの補強に使うよりは、この資金をサテライトリーグ参戦費用に充てたり、ユースの強化資金に充てるほうが将来的に見て大きくプラスになると思います。
 何にせよ、このお金は北海道民や道外サポーターからの100%善意のものであることに間違いはありません。ただのお金じゃないんですから、以下のような使い方はダメ! 絶対!

 ・正月の金杯に全額突っ込む(多分全部なくなります)
 ・全額北海道神宮のお賽銭とする(神頼み?)
 ・お風呂に入れて金浴する(ラスベガス?)
 ・札束で桂市長をしばく(来年度の補助金がなくなります)
 ・このお金でさらにHFCの株を買う(意味が分かりません)
 ・おクスリ仕入れて大もうけ(ダメ! 絶対!)

 ところでやはりというべきか、本日付けで俺王子の退団、川崎フロンターレへの移籍が正式発表されました。今回ばかりは大どんでん返しはなかったようです。まぁ今までの2人とは違って、俺王子のどんでん返しの可能性は「ずうとるび再結成の可能性より低い」と言われていただけに、「最低で退団、最高でも退団」も予想の範囲といいますか。

2000年12月28日

小倉はヴェルディへ

 つい先日まではスポォツ新聞で「札幌移籍が濃厚」と言われていた小倉隆史ですが、結局のところは来季東京へ移転するヴェルディへの移籍が正式に発表されました。札幌サポーター的にはカズ獲得に失敗したヴェルディが「かっさらう」形となりましたが、本人が決めたことですからしょうがないですね。
 とはいえ、提示した条件もほぼ同じといわれ、チームのレベルもそんなに大きく変わるわけではなく、どっちに行ったとしてもあんまし変わらないという二者択一で彼がヴェルディを選んだのは、もしかしたら「東京」にこだわり続けたヴェルディと同じく、小倉本人も花の都・大東京に死にたいくらいに憧れていたのかも知れません。

 東京スタジアムは川を渡れば向こうは神奈川県という調布市にあります。そんな大東京。

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