今年川崎フロンターレから移籍してきて、見事な消えっぷりでオレだけを楽しませてくれた「カツヲくん」ことDF小松崎保選手が、クラブから戦力外通告を受けたことが明らかになりました。試合から物理的に消え、試合から論理的に消え、スタッフの脳裏からも消えて、これ以上消えようはないだろうと思われた彼に唯一残されたファイナルウェポン・チームから消えるという核兵器をさっくり使ってしまったことになります。
俺王子、ビジュ、小松崎というオモシロ人間から去っていくのは、ちっともオモロくありません。小松崎はいくつかのJ2チームのセレクションを受けるらしいですけど、是非頑張ってプレイを続けてほしいです。
ところで渦中の俺王子ですが、「肩の手術がしたい」という理由で、この間札幌に帰ってきたばかりなのにさっくりとブラジルに帰国しました。手術が必要なほどのケガをいつどこでしたのかは不明ですが、これにより天皇杯残り全試合の欠場も決定。岡ちゃんは「エメが残るならアウミールも残すつもりだった」と語ったと伝えられておりまして、つまりアウミールに戦力外通告を出したと言うことは、札幌のユニフォームを纏った俺王子の姿をほぼ確実にもう見られないということでしょう。1部に残る気はありますか?
さて、出ていく選手ばかりではなく今度は入ってくる(かもしれない)選手の話ですが、現在札幌は2部落ちする京都パープルサンガの元ユース代表MF・遠藤保仁選手にオファーを出しているという情報も入ってきています。鹿児島実業高時代に天皇杯で札幌と対戦し、バルデスに尻を蹴られた(※)ことがある遠藤選手。オファーの真偽のほどはともかくとして、彼の魅力であるミドルレンジのパスやシュートというのはビジュの最も不得意な分野だっただけに、なるほど欲しがる理由もわかります。ビジュが残るんなら面白そうな組合せですけどねぇ。
しかし彼については、現在名古屋が獲得濃厚という話。まぁ、彼ほどの選手が給料も全然上がらないような貧乏チームに来て2年連続で降格を味わうようなことはしたくないでしょうしねぇ。
(※)…尻を蹴られたのは萩原選手で、遠藤選手ではありませんでした。