ゴンザレス、藤ヶ谷、アカレンジャー山瀬の3人を擁する史上最強U-20(オレ史における)が戦う「U-20サッカートーナメント香港2001」が本日開幕しました。ユースとはいえ、去年まで2部にいた弱小田舎チームからJ最多タイの3人が代表入りというだけでも充分に身分不相応といいますか、まぁ早い話「何かの間違いでわないですカ?」なんてことになるのかもしれませんけど、本日行われたブラジル戦では、こともあろうに今藤山そろい踏みですよお客さん! インド人だってビックリ日本新記録という感じです。
まぁ藤ヶ谷に関してはアジアユースでも正GKだったので、よっぽどのこと、たとえば藤ヶ谷だけホンコンと間違えてロンドンに行って1人だけ愉快で楽しかったり、日本がアジア(主に中東方面)の伝家の宝刀「セルフオーバーエージ枠採用」でディドを連れて行ってたり(ごまかせない上に現役じゃない)、そんなことがない限りは試合に出ると思っていましたが、山瀬は去年2部とはいえクラブとアジアユースでそれなりに結果を残しているのに、まだプロでは何の実績もない大久保(国見高校→セレッソ大阪)がマスコミに妙にもてはやされてるし、今野に至っては今回が初選出ですし、何よりもみんな地味なんで厳しいかなと思ってたんですよ。まぁもちろんちょこっとは期待してたんですけど、まさか本当に3人同時にピッチに立てるとは思ってもみませんでした。
あんまり「代表慣れ」してないのはサポーターも同じ(オレだけ?)なんで、なんか「ベストジーニスト賞に輝いた南こうせつ(ベルボトム)」のような心境で、目頭どころか江頭まで熱くさせながら、高橋尚子を見守る小出監督のように試合を見たのでした。
…というのが予定原稿だったんだけどなぁ。
実際はまぁ今野は出なかったのはしょうがないとはいえ、いつの間にか山瀬が茶髪になってるし何を血迷ったのか西村さんFWで使ってるし案の定吹っ飛ばされてるし失点自体は藤ヶ谷の責任ではないけどそのほかはちょっと危ないプレイもあったしつうかやっぱり大久保くんはいい選手でしたすいませんすいません生まれてすいません。しかし今更ですがやっぱりブラジルの選手はみんな巧いですね。ブラジルがアジアでの試合でなおかつ主力を送り込まなかったのに、川崎にドナドナされたエメが呼ばれなかったのもよくわかります。まぁ、ただ単に忘れられてただけの話かも知れませんけど。
とりあえず、ワールドユースを前にブラジルと戦えたのは、山瀬と藤ヶ谷(だけじゃないけど)には大きな経験となったと思いますし、次の試合には今野の出番もあるでしょう。もちろん、彼らがいるからと言って近い将来札幌が強くなるかと言えば必ずしもそうではないんですけど、先々に向けての楽しみが増したことは確かです。他チームにドナドナされなければ。