間断なく延々と続くJ2ですが、それでも一応「休み」はあります。名目としては「予備日」で、何らかの理由で試合が消化できなかった場合の「保険」とも言えるものです。2000年のJ2において、室蘭で行われるはずだったコンサドーレ札幌対浦和レッズの試合が有珠山噴火の影響で延期となり、この予備日に組み入れられたことは記憶に新しいと思います。
というわけで全44試合の半分となる22試合を終えた今週がその予備日。選手は束の間のオフとなり、サポーターもちょっと一息つけるわけですが、この週末は日本サッカー界にとって重大なイベントがあります。J1? いえいえ、そんなものじゃありません。FIFA女子ワールドカップ予選プレーオフです。
その名の通りワールドカップの女性バージョンとなるこの大会、日本女子代表は過去3大会全てに出場していますが、先日アジア予選を兼ねたアジア女子選手権(上位3ヶ国までが無条件に出場できる)を戦い、3位決定戦で韓国に0-1で敗れて北中米カリブ地域とのプレーオフに回ることになってしまいました。ちなみにこの大会で優勝したのは喜び組です。
で、その北中米カリブ地域の相手となるメキシコ女子代表とのプレーオフ第1戦が7月5日にメキシコのあのアステカ・スタジアムで行われ、なんと観衆約10万人という超アウェイの中で2-2で引き分けるという申し分のない結果を残しました。そしていよいよワールドカップ出場を賭けた運命の第2戦が、今週末の土曜日(12日)の15:00から東京の国立霞ヶ丘競技場で行われるのです。これは見に行かない手はありません。「女子サッカーなんてレベル低い」なんて思ってる方、食わず嫌いはこの際ナシにして、だまされたと思って一度でいいから見てみましょう。断言してもいいですが、そこらのJリーグの試合はもちろん、海外のサッカーなんぞよりも数倍面白い試合が見られます。柳沢の海外移籍を昨日初めて知ったオレが言うのもなんですけど、とにかく12日は国立へGOですよ!
さて話はコンサドーレに戻しまして、前回すっかり書き忘れたのですが、この間の鳥栖戦で一つ気になったことがありました。ジョアン・カルロス・トシキ監督が試合中にテクニカルエリアを飛び出して第四審判に注意を喰らうのは別段珍しい光景ではないのですが、鳥栖戦では珍しくマザロッピGKコーチまでテクニカルエリアまで出てきたシーンがありましたね。何に対してのアクションなのかはちょっとわかりませんが、なだめていた第四審判は六本木で酔った安岡力也に出くわしたような心境だったでしょうねぇ。
それにしても以前から思っていたんですが、ジョアンといいマザといい、今季の札幌のコーチングスタッフは誰を見ても揃いも揃ってカタギには見えないのはなぜなんでしょうか。