4連敗中、主力の長期離脱と出口のなかなか見えないトンネルに入り込んでいるコンサドーレ札幌は、まだ勝ち星のない札幌ドームいつも虐殺されている清水エスパルスと対戦、前半開始早々沢登のゴールであっさりと先制されたものの、後半アダウトのミドルシュートで追いつき、さらには俺王様のゴールで突き放しました。不利な条件を跳ね返しての勝点3獲得か、と思われましたが、そこはやはりイロモノチームであるコンサドーレ札幌、そのまますんなりと終わるハズもなく、やはり終了間際に追いつかれるといういつもの通りのオチを見せました。
ここまで来ればいつもの通り「ダメだこりゃ!」という結果になるはずですが、今回の札幌は「ザクとは違うのだよ! ザクとは!」とばかりに、延長戦で新加入の堀井岳也のVゴールで天敵・清水から初勝利となりました。
「勝てるんじゃないか」という相手にコロっと負け、「厳しいよな」という試合にはなぜか勝つという相変わらずへそ曲がりな札幌ですが、それでも終了間際に追いつかれるという毎度おなじみの「お約束根性」だけはしっかり守り、芸のためならサポーターも泣かすチームとして名声を確立たのでした。