助っ人選手を除いては今季のコンサドーレの補強も一通り出揃ったようで、ここのところは特に大きく扱うようなニュースもありませんでしたが、昨日東京ヴェルディ1969から期限付き移籍していたDF西田吉洋が札幌に完全移籍となったという正式発表はありました。結果的には同ポジションの田渕を構想外に追いやった男の完全移籍ですから、日刊スポォツ北海道のWeb版にも「MF西田が完全移籍」と見出し一つを使うほどの扱いです。早速クリックしてみると、本文に書かれていたのは「東京Vから期限付き移籍のMF西田吉洋(29)の完全移籍が決まった」。
わずか一行。
他にニュースがなかっただけなんですね。まぁ、もともと札幌に来た理由が昨季途中からヴェルディの監督となったロリ・サンドリ氏の構想から外れたためのもので、今季もロリ監督が続投する以上、他からのオファーがなければ西田の完全移籍はいわば既定路線でしたから、だからどうだということでもないようです。
というわけで西田も完全移籍となったことにより、今季の陣容のうち他チームからのレンタル選手は、ナオキと砂川の柏コンビとブラジル人助っ人のみ。俺王様の他の助っ人選手はまだ決まってすらいませんが、まぁこれまでの例からいってもおそらくは期限付きでしょう。とりあえずかつての「レンタル依存症」からは形だけでも抜け出した格好になりますね。とにかく選手の皆さん、既に逃げ道はありませんので頑張って下さい。
さて、この他のニュースといえば20日に今季の新ユニフォームが発表されたことでしょうか。Jリーグでは札幌、横浜、東京、新潟のチームサプライヤーであるアディダスが、それぞれのチームの若手選手を「モデル」として東京の日比谷で行われた発表会でお披露目されたもので、このうちコンサドーレのものは東芝時代から続いていた赤黒のストライプがなくなり、赤地に黒のセンターストライプというデザイン。海苔にも見えます。
道新スポォツは今野のコメントを引用し「『初めはちょっとびっくりしたけど、強そうでいい。軽いですねえ』とすっかり気に入ったようだった」と書いてありましたが、普段から慎重なコメントの多い今野のことですから、その本音は「ちょっとびっくりした」という部分に隠されているような気がしてなりません。まぁそのうち慣れるでしょうけど。