今年は例年になくいろいろとドタバタしたような気がしますが、ようや最後の一人であるベットが来日しました。つってもベットが来たかかと思えばお次は今野がU-20日本代表にドナドナされてしまったので、相変わらず全員揃ってないのですけど、その今野と新人選手を除くチームは昨日第1次キャンプ地であるオーストラリアへ旅立ちました。例年の豪州キャンプは1ヶ月近くに渡って行われますが、長期の海外合宿によるストレスを考慮し、今年は2週間程度となります。練習試合は行わず、フィジカルなど個人能力のアップに時間が割かれるようです。
予定では豪州キャンプが終了後、鹿児島の指宿に場所を移し本格的なチーム練習に移行、場所未定ながら第3次キャンプも行われることになっています。今年の開幕ゲームは念願のホーム開催となりますが、試合はできても練習ができませんので、おそらく開幕後もキャンプ地を転々とする生活がしばらく続くと思われます。毎年のことですが難儀なチームであることよ。
ところで、97年からコンサドーレに所属し、昨オフ構想外となった田渕龍二が現役を引退するそうです。新聞報道などでは複数のチームが興味を示していたそうですが話がまとまらなかったみたいですね。一昨年の契約更改で「また一年サッカーができるのがうれしい」と言っていたことを思い出します。
田渕の印象に残るプレイといえばやはり2000年7月29日のホーム浦和戦での同点弾、そして2001年5月19日のアウェイ磐田戦での和波へのアシストでしょうか。いぶし銀なプレイスタイルに魅せられたサポーターも多く、ホーム厚別には「たぶち隊」と呼ばれる団体もいたほどです。心からお疲れ様といいたいですね。
すでに田渕は徳島に帰っており、今後は奥様の実家のわかめ養殖業に携わるか、地元で就職するとのこと。それにしても奥様の実家がわかめ養殖業をやっているとは知りませんでした。地味ながらも札幌に長い間貢献してくれた田渕に敬意を表し、札幌サポーターの皆さんは今後わかめを食べる時には「おまえはどこのワカメじゃ?」と石立鉄男っぽく訊いてから食べるようにすること。