横浜FCとの開幕戦は3失点、テストマッチでも地域リーグの大学生相手に失点を喫するなど、守備に関してはまだまだ整備しきれていない感じの札幌。そんな現状を憂いてか、ジョアン・カルロス・トシキ監督は強力な「助っ人」を招聘してきました。かつて名古屋グランパスエイト時代のジョアンのもとで活躍したトーレス氏です。
トーレス氏といえば、「高くて強くてうまい」と三拍子揃ったセンターバックとして、ストイコビッチとともに名古屋の黄金時代を築いた選手。2000年の天皇杯優勝を置きみやげに名古屋を退団してブラジルのバスコ・ダ・ガマに移籍しましたが、その後の名古屋が毎年優勝候補に挙げられながらいまいちぱっとしない成績しか残せていないのも、いかにトーレス氏の存在が大きかったかを物語っているような気がします。
現在36歳となった彼は今年から現役を引退し、バスコ・ダ・ガマのスタッフ入りが決定しているそうですが、今回はリオデジャネイロ州選抜の一員として参加した韓国遠征のついでに日本に立ち寄り、ジョアンと旧交を温めた際に臨時コーチのアルバイトが決定した模様です。
報道によればトーレス氏は山形戦後から本格的な指導に入り、滞在期間は2週間とのこと。それなら俺王様復活祭までトーレス本人が試合に出たほうが早いと思ったのはオレだけではないと思います。登録の問題? そんなもんいくらでもゴマカシはきくでしょう。なんか言われたら「あの選手は曽田の第三形態です」とか言っておけば問題ないと思います。