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2004年8月15日

いろいろと

 例のとおり試合は見ていないのですが、速報を追いながらの印象では一進一退といった感じだったのでしょうか。こりゃ0-0でドローかなぁと思っていたところで清野がゴールを挙げ、0-1で勝利となりました。あんなことがあった直後の試合だけに、勝ててよかったです。札幌はこれで第3クール初勝利、今季通算3勝目です。つーかこれで相変わらずクソ暑い九州2連勝ですか? なんで地元で勝てないんだろ。まぁ勝つんだったら場所はどこでもいいんですけど、頼むから第3クールはこれで打ち止めというのだけは勘弁してくださいね。
 あとは女子代表がナイジェリアに負けてしまったのは残念でしたね。宮本ともみが負傷退場してしまったのは痛かったですねぇ。ただでさえ宮本不在は厳しいのに、そのあと酒井さんが痛んだときは心臓が止まりそうになったわけですが。決勝トーナメントにはいけることになりましたけど、宮本は8針も縫ったとのこと。少なくとも今大会は絶望でしょう。強豪揃いのトーナメント、宮本抜きははっきり言ってツラい。この際だから女装させた今野を出すということで手を打たないか。どーせ男子はグループ敗退するんだろうし。

 で、新居メンバーの話ですね。佐々木社長のコメントによれば来週中には正式な処分が下るようですので、それまで黙して語らずでいようかと思ったんですけど、彼自身にはユース時代から注目していたわけですし、入団後もハッピ作ったりして格別の扱いをして(主にネタにして)きましたから、とりあえずオノレなりの見解を述べておこうかと思います。
 結論から申し上げますと、「解雇」もしくはそれに準ずる措置(例:武漢送りや比叡山修行)以外にあり得ないでしょう。ただね、誤解して欲しくないのは、それは彼が酒を飲んで車を運転し、事故を起こしたからではありません。というか、事故自体についてはオレは特に何も言うつもりはないんですよ。もちろん今回の件は軽傷とはいえ被害者がいますし、一歩間違えれば大変なことになっていたというのは重々承知していますけど、酒気帯び運転および人身事故については法の下で裁かれるべきであり、新居が有名人だろうが一般人だろうが罪の軽重が変わるわけではありません。彼が犯してしまった罪は法で定められた範囲内で償うものですから、それはオレが口を出すような問題ではありません。
 それよりもオレが問題視しているのは、「身体が資本のプロスポーツ選手が、午後からとはいえ練習がある日の未明まで酒を飲んでいた挙げ句、あまつさえさらに知人宅まで行こうとしていた」その事実です。「知人宅」というのは、そんな時間に1人で向かったくらいですから、彼女の家なのかもしれませんけどね。まぁそれはどうでもいいとして、今回の事故はたまたまそれによって発覚しただけであって、オレにとって問題なのはむしろこっちのほう。まぁプロっつーのは結果が全ての世界ですから、そんな生活しててもバリバリ活躍できるんなら、納得はしないけど理解はしますよ。でも、コンサドーレの置かれた現状は、今さらオレが改めて言うまでもないですけど、最下位のチームなんです。そんなチームの、まだ今年3点しか獲れていない控えの選手が、深夜に繁華街をほっつき歩いて家に帰らない。そんな生活を続けていて、まともにサッカーが出来るわけがありません。
 ただでさえ他チームに比べてレベルの劣る今の選手たちで上に行くには、他チームと同じことをしているだけではまず無理です。もちろんそれは物理的な練習の量の話ではありません。頭も身体もサッカー中心にしなければ、人より早い成長なんてできっこないんです。常にサッカーのことを考え、1分1秒を無駄にすることなく練習していかないと、人よりうまくなんてなれないんですよ。五輪で見事に金メダルを取った谷亮子や野村忠宏だって、天性の才能だけであそこまでになったわけじゃありません。他を何倍も上回る努力をしてこその結果なんですよ。

 今季は長期計画を打ち出して育成型のチームとして再スタートを切ったわけですが、そもそもこの育成計画だって、瀕死の状態となったクラブが生き残るために残された、唯一と言っていい手段でした。育成型のチームを作ること、そのコンセプト自体はいいとしても、プロ3年目以下の選手が大半を占めるほど極端な編成には、出来ればしたくなかったというのが本音でしょう。それでもそうせざるを得なかったのは、ひとえにオカネがないから、というよりは使えるお金がないわけじゃないけど、当面それをバクチに使うわけにはいかない、というのもあると思います。まぁ理由はどうあれそれがもたらした現実が今のところの最下位なわけです。この現状についてはある程度の我慢は覚悟してはいたものの、ここまでは予想してなかったという人もいるでしょうし、この戦力じゃ当たり前だと思っている人もいると思います。でもそれぞれみんな思っていることは、「誰も好きこのんでこんなところにいるわけではない」ということでしょうね。
 毎度毎度負け試合を見せられながらも、懲りもせずスタジアムに通っているのは、強くなってほしいからじゃないですか。でも、基本的にサポーターなんてのは応援するくらいしか出来ません。選手が強くなりたいと強く思い、それを実践しなければチームは強くならない。最下位のしょぼいチームが強くなるには、それこそ地べたをはいつくばる覚悟が必要です。理想論かもしれませんが、俺達の愛するチームにはそういう覚悟を持った選手以外は必要ないんです。

 そういう意味では、新居は残念ながらそういう選手ではなかったんですね。もちろん、思い入れの深い選手ですから、心を入れ替えて真の意味でサッカー選手になってくれれば、将来戻ってきてもらいたいと思いますけど、現状は解雇もやむなしと言わざるを得ません。
 まぁ、いろいろと伝わってくる話を聞く限りでは、それは新居だけに限ったことではないようですがね。事実、新居と夜遅くまでいっしょに飲んでいたのは中尾だそうですし。新居の件はオレにとっても残念な話でしたが、それ以上に、オレらが思っているほど本気で強くなろうとしてない選手も多いんだなぁということが残念でなりません。まだまだオレも夢見がちなのだなぁ。

 あ、それとハッピをご購入された方へ業務連絡。今のハッピはやけを起こしてお捨てになったりしないようお願い申し上げます。現在U-18には廣中くんという選手がいますので。

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