見に行ってないので、大宮戦の結果は軽やかにスルー。
さて、いっこうに上昇の気配を見せないチーム状態を反映して、ホームゲームの観客動員数も絶賛赤丸急降下中なんですが、HFC側もその食い止めのためあの手この手のプランを練ってきています。まぁ観客動員数が落ち込んできたのは今年だけの話ではなく、2001年をピークに2002年以降は緩やかな下降傾向を見せておりました。その間、HFCでもいろいろな手(絵チケやすきっぷなど)を打ってきましたが、どれもまぁ言ってみれば正攻法のものばかりでした。そんな中、HFCが打ち出した次なる手は、「フェアプレイおじいちゃん&フラッグおばあちゃん」。敬老の日特別企画として、9月23日の水戸ホーリーホック戦にて実施されるもので(実際の敬老の日は20日ですが)、試合開始時の選手入場の際に、FIFAのフェアプレイフラッグを持つ役と、選手と共に入場する役を、おじいちゃんおばあちゃんにやってもらおうという企画です。
応募資格は65歳以上の健康なおじいちゃんまたはおばあちゃん。太平洋戦争、戦後の動乱、安保闘争、高度経済成長、そしてオイルショック…激動の昭和を生き抜き、今の豊かな日本を作り上げた世代です。全ての始まりは何もない戦後の焼け野原からだったことを考えれば、今のオレ達や選手の苦労なんて苦労のうちに入らないと言えるでしょう。
これまではJリーグのみならずたまに見る海外サッカーなどでも、フェアプレイフラッグを持つのや選手といっしょに入場してくるのは子供でした。「フラッグキッズ」という言葉が存在することからも、「選手と入場するのは子供の役割」というのが通例。そんなサッカー界の暗黙の常識を根底から覆す画期的な企画です。ある意味神をも恐れぬと言ってもいいかもしれません。こういう企画をオレは待っていました。
ちょうど23日の水戸戦は帰省で行くつもりなので、入場時の音楽は「Moon Over The Castle」でも「FIFA ANTHEM」でもなく、是非とも井上陽水の「人生が2度あれば」でよろしくお願いします。