土曜日に行われたJ2リーグ第26節、ホーム厚別でのベガルタ仙台戦は、後半26分にセットプレイから先制を許す苦しい試合でしたが、後半37分に中山元気が謙伍のシュートがポストに跳ね返ってきたところを叩き込んで同点ゴールを決め、さらにその3分後の40分にまたしても池内が智樹のCKを頭で合わせて逆転勝利を飾りました。
大きな勝利です。破れれば甲府の結果次第では6位にまで順位を落とし、さらには福岡が勝てば勝点で9も離されてしまうという正念場の戦いで昇格レースに踏み止まったこと。しかも今節は今季2戦2敗と相性のよくない仙台に逆転勝ちを収めたこと。逆転勝利自体は3度目ですが、第3節ザスパ草津戦、第20節ヴァンフォーレ甲府とも早い時間での失点で、いずれも逆転するのに充分な時間が残されていました。しかし、この試合での失点は残り20分を切った時点。「やっぱりダメか…」と思ったとしても致し方ない時間帯で、今までならばそのまま0-1で破れていただろう流れでしたが、そこからわずか3分の間に一気に逆転。選手たちも大きな自信を得たでしょう。加えて、夜の試合で福岡と山形が引き分けたため、3位に浮上しただけでなく2位福岡との勝点差も4に縮まり、サポーターとしても痛快な26節。数字上勝点3は変わりませんけど、この勝ちはとても大きいと思います。大きさで言えば東京ビッグサイトくらい大きい…というのは言い過ぎですね。つうかデカすぎるんじゃビッグサイト。
とはいえ、次節を考えればそうそう楽観してもいられません。相手は眼下の敵・勝点2差で4位のモンテディオ山形。ご存じの通り去年から1つも勝ててない苦手中の苦手チームです。負ければせっかくの3位があっという間にひっくり返されてしまう上、第4クールでは第37節というとってもきな臭い時期に対戦が予定されているだけに、苦手意識を深めてしまうわけにはいきません。今節もゴールがお預けとなったデルリスはもちろん、そのデルリスに並んでチーム得点王となった池内兄貴にも期待したいところです。PKなしで最多得点記録を更新せんばかりのDFを抱えるチームはJ2では札幌だけ!
シュウェンクに何度もやられるチームも札幌だけだろうけどな!