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2011年7月 アーカイブ

2011年7月 8日

札幌の岡山

 すみません、しばらく海外逃亡を企てていたので、そうでなくても長い更新間隔がさらに空いてしまいました。

 その間コンサドーレの試合も2試合ほど行われましたが、まだギラヴァンツ北九州戦の前半しか見ていません。明日は「漢祭り」も行われますから、たまってめんどくさくなる前にちゃんと見ないといけませんね。まぁアニメの消化のほうが先ですけど。春アニメの消化も終わってないので夏アニメまだ見てないんだぜ。秀吉が俺を待ってるのに。

 そんなわけで今回は一般ネタ。先日コンサドーレ札幌の練習に参加していた前浦項スティーラーズ所属の岡山一成選手が、正式にコンサドーレと契約しました。センターバックが致命的に不足しており、本来その不足を埋めるはずだったチアゴさんがあの体たらくでは、河合をボランチで使う使わない以前に河合と山下のどちらかでも欠けてしまうと、「櫛引虎の穴」と化してしまうことは確実なわけで、いっそのことそれでもいいかとちょっと思ったりもしますけどその櫛引もU-18日本代表に呼ばれることは多くなりそうですしね。だだでさえ早生まれの選手は貴重ですし。なので岡山が練習参加した時点で加入はほぼ確実だろうと思っていた方も多かったのではないでしょうか。キャラクター的にもあの手のタイプは貴重ですし。33歳という年齢面についても34歳河合さん(※)があんなに頑張ってますし、去年も37歳藤山が大活躍してましたから、あまり心配することもないかと思います。それに、柏レイソル時代の2006年には10得点を挙げたこともあり、その得点力も大きなポイント。チーム得点王がDFなんてのは池内でとっくに経験済みですから、なんの問題もありません。FW補強する必要もなくなりますね。
 6月29日に加入が発表されたものの、登録の関係で栃木SC戦とギラヴァンツ北九州戦には出場できませんでしたが、7月8日にJリーグから追加登録の発表があり、明日の愛媛FC戦から晴れて試合に出られる環境が整いました。果たしてメンバー入りはあるのか、出番はあるのか、サポーターはちゃんとみかん箱を用意しているのか、様々な意味で注目です。

 (※)7/9追記:河合さん32歳でしたマジごめんなさい

2011年7月12日

わたしの、最高の相棒

2011年Jリーグディビジョン2第20節
コンサドーレ札幌 3-1 愛媛FC
得点者:札幌/内村、横野x2
     愛媛/石井

 全38節のJ2も気がつけば折り返し。とはいえ震災の影響で未消化となっている試合がだいぶ残ってはいるのですが、開幕戦で対戦した愛媛FCと再び相まみえることになります。その開幕戦ではアウェイで絵に描いたようなしょぼいサッカーを展開し0-2の完敗。ホームのこの試合はそのリベンジマッチとなります。札幌はここまでのところ10位。失点10というのは1位のロアッソ熊本(9失点)に次ぐリーグ2位タイという立派なもので、ここまで強固な守備陣を持ってりゃ普通に上位争いはできているはずなのですけど、どっこい得点のほうはたったの10と、こちらはカターレ富山と並んでリーグワーストの攻撃陣がてんでさっぱりアレなため思うように勝点が伸ばせないという現状になっています。とはいえ、水曜日に行われたギラヴァンツ北九州戦(第2節の振替試合)では、結果として無得点に終わったものの16本のシュートを放ち、惜しいチャンスもけっこうありました。まぁ16本も打っててひとつも入らんのはどうなのよ、という気もしないでもないですが、90分やって3~4本打つのがやっとだった時代に比べればそこそこ上向いてきてはいるようです。
 メンバー的にも怪我で長期離脱していたうっちーこと内村圭宏が復帰。新たにDF岡山一成が加入したことによってメンバーのやりくりに少し余裕が出てきたことで、ノブリンも最大の懸案事項だった「芳賀の穴埋め」に対する最適解と思われる「ボランチ河合竜二」を導入してきました。とはいえさすがにまだ加入したばかりでチームにフィットしていない岡山を最初から使うことはせず、スタメンはルーキー櫛引と山下達也の2枚となります。
 愛媛は元札幌で2009年から愛媛FCに所属している石井謙伍に加え、開幕戦では怪我で出場していなかった元札幌の吉弘充志が出場。どうでもいいですけど彼のブログはいつ所属が愛媛FCになるのでしょうか。

 試合はどちらかといえば札幌ペースで進みます。前線のうっちー、砂さん、ヒロ、近藤の関係性はなかなか悪くないようで、前で持てる分サイドバックの押し上げも出来ており、開幕戦のようにはならなさそうだな…と思いつつも、反面後ろのほうはルーキー櫛引の様子が明らかにおかしい。そういえば彼はこの試合で3試合目の出場ですが、スタメン出場したサガン鳥栖戦、途中出場したFC岐阜戦ともにアウェイでの試合で、ホームでの出場はこれが初めてです。地元室蘭大谷高校出身ということでおそらくは家族・友人たちも大勢応援に駆けつけてくれていたでしょうが、それがプレッシャーになったのでしょうかね。岐阜戦で交代で出てきた瞬間前足を使ってPKを与えてしまったことも影響したのか、「ミスをしないように」という気持ちが強すぎて、逆にプレイが小さくなってしまっているような感じです。スケールで言えば1/144くらい。こういう場合、ミスをすると余計にそれを取り返そうと焦ってしまい、それがさらにミスを誘発してしまいかねないだけにちょっと心配だなぁと思っていたら、実際ミス絡みから失点をしてしまいました。つってもミスしたのは山下とホスンでしたけど。
 前半10分、山下のミスからボールを奪われ、最後は石井が左足ダイレクトで打ったシュートはGKイホスンがはじきますが、はじいたボールが後ろにこぼれてしまいゴールイン。ちょっともったいない失点の仕方ではありましたが、よく考えたらホスンだってルーキーだし、山下だってプロ入りしてからレギュラーとしてこれだけの試合に出ているのは初めてのシーズン。ベテラン河合の存在は大きいにせよ、そう考えるとこれまでの働きは充分に合格点が与えられるというか、いいから早いところ契約延長しておくべきレベル。去年までは誰かがミスをした直後にまだ誰かがミスをするのが普通でしたけど、今までほとんどミスらしいミスをしてこなかった2人のミスが重なったのは、もしかしたら山下とホスンはミスを怖れる櫛引に対して「俺らだってミスすんだぜ!お前も気にしてんじゃねぇよ!」という身体を張ったアドバイスのつもりかもしれません。もしそうならとってもほほえましいとは思いつつ二度とやらないようにお願いします。
 そして石井謙伍は2010年に愛媛FCへ移籍してからコンサドーレ札幌4試合目の出場で3得点目。移籍以後の通算得点数は6得点ですから、実に半分を札幌戦で稼いでいるという札幌キラー。この得点もシュートがちょっとダフリ気味で変な回転がかかったのが彼にとって幸いだったかもしれませんね。ジャストミートならきっとボールは宇宙に行ってたことでしょう。

 さて、先制ゴールを奪われたものの時間はまだたっぷり残されており、試合のペースは変わらず札幌が握っていたことで、追いつけそうな雰囲気はあるのですけど、そうはいっても得点力の貧弱さははっきり言って半端ないのが札幌。あと一歩のところまで行きながらゴールを割れない北九州戦のような展開でちょっといやーな感じがしていたところで、得点は突然やってきました。前半32分、なんだかよくわからない間にうっちーが抜け出していて、放ったシュートはGK川北の股間を抜きゴールイン。どうやらセットプレイを得た砂さんが素早いリスタートをかましてまんまとスカパー!ともども愛媛を出し抜いた模様。
 同点に追いついてたいそう気をよくしたらしい札幌ですが、この後もいくつか決定的なチャンスを迎えておきながら、決めることが出来ず1-1のまま前半終了。ここで突き放しておけばもう少し楽に試合を運べるんですけどね。

 さて後半、旗色が悪いと見た愛媛のバルバリッチ監督は開始早々にジョジマールを投入。テコ入れのための切り札をいち早く投入するあたり、21話にして姿を現したキュアビートみたいですね。ちなみにキュアパッションは23話で登場、キュアムーンライトに至っては33話まで変身しませんでした(まぁ変身だけなら1話で既にしてるんですが)。ジョジマール投入により前でボールを持てるようになったため、愛媛もラインが押し上げられるようになり、相対的に押し込まれた札幌のラインは間延びし、試合のペースを握られるようになります。前半とはうって変わって守勢に回り、何度かヤバイシーンを作られてしまいます。
 ノブリンも選手交代で対抗。まず59分に動きの落ちた近藤を岡本に代え、そして10分後の69分に宮澤を投入。そしてさらに10分後の79分には最後の交代カードは横野を投入してきました。横野ノン投入と同時に宮澤を前に上げ、2トップにした采配が結果として大当たり。82分、河合からのパスを受けた宮澤のスルーパスに鋭く反応した横野がDFラインの裏に抜け出し、左足でGKのニアを抜く豪快なシュートを決めて逆転に成功すると、試合終了間際の88分には岡本のクロスに宮澤が飛び込んだこぼれ球を再び横野がボレーで決めて、ダメ押しとなる3点目をゲット。ここにきてようやくストライカーらしい「嗅覚」が目覚めた横野のプロ初の1試合2得点で突き放します。
 ここまできたら横野もハットトリックをお見舞いして、明日から狸小路を歩いたらちょっとあれ見なあいつが通ると言われたり、すぐれものぞと町中騒ぐくらいにしてやれと思ったのですが、さすがにそこまではうまくはいかず、3-1の逆転勝利で試合終了。交代策がずばり的中ということになりましたが、実のところ「岡山大作戦」をやり始めるんじゃないかと戦々恐々としていたのはここだけの秘密な。

2011年7月20日

本当の栃木と向き合えますか?

2011年Jリーグディビジョン2第19節
栃木SC 1-1 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/横野
     栃木/那須川

 とりあえず先に栃木戦を書いちゃいます。水戸戦、まだ見てないんです。だって、あっかりーんがオレを待っているんですもの。

 ホームで富山に引き分け、なかなか思うように勝点を伸ばせない札幌は、今節は栃木SCとのアウェイゲーム。栃木はJリーグに参入してからわずか3年目ながら、前節終了時点で7勝2敗3分の勝点24、得失点差でジェフユナイテッド千葉を抑えて首位という成績を挙げています。まだシーズンの3分の1を消化した程度とはいえ、メンバー的にも他のJ2チームに比べて突出しているわけでもない中で、21得点(リーグ2位)11失点(同5位タイ)という数字はお見事。6ゴールで得点ランキング2位につけるリカルド・ロボをはじめとして、決してスーパーではないが地味に光る選手たちが要所を固めているという印象です。声オタ的には栃木県出身声優は少ないながらも「ハートキャッチプリキュア」の来海えりか(キュアマリン)役の水沢史絵、「涼宮ハルヒの憂鬱」の長門有希役の茅原実里、「とある魔術の禁書目録」の上条当麻役の阿部敦、「SLAM DUNK」の流川楓役の緑川光などがいてポイント高し。

 札幌はいろいろ考え過ぎなのか去年のような思い切りの良さがなかなか出てこない三上陽輔が砂川誠に変わった以外は前節と同じスターティングメンバー。宮澤を1ボランチに置く4-1-4-1は富山戦ではあまり機能していたようには見えませんでしたが、ノブリン的には何か可能性を感じたのか、それとも芳賀のいない今「もうこれ以外になんとかなりそうな気がせん」ということなのかもしれません。栃木SCにはリーグ戦でまだ負けたことはないものの、今の勢いの差では過去の対戦成績もあまりあてになるものでもありませんから、とにかく首位相手のアウェイ戦でどこまでやれるか、ということになるでしょうか。

 そして試合ですが、大方の予想を覆してアウェイの札幌がペースを握る展開。というか、札幌がいいというよりは栃木が悪すぎて普段のサッカーが出来ていない印象です。東日本大震災の影響で延期された試合のうち、第2節の試合が週中の7月2日に組まれており、前節サガン鳥栖とアウェイで戦った栃木は中2日の試合となりますが、札幌の試合(対ギラヴァンツ北九州戦)は2日ではなくこの試合の後の7月6日に組まれており、日程的な余裕の差があったのでしょうか。動きの量も少なくミスを連発という、少なくともこの試合だけを見る限りではとても首位とは思えない試合内容です。
 さりとてこういう時に点をキッチリ取っておけばいいものを、こういう時に点が取れないのが札幌なのであり、というかこういう時じゃなくても点が取れないのが札幌なのであり、なんぼでも点が取れたらそれは俺たちの札幌ではないかもしれないというくらいなのです。しかし、栃木も状態がよくないとはいっても、リカルドロボと崔根植の2トップは両方ともポストプレイがうまいですし、その2トップにパスを送る中盤のパウリーニョや高木和正らは、フリーでボールを持たせると危険です。パウリーニョは去年の途中から栃木に加入していますが、去年の対戦時にはそれほど印象には残らなかった選手なんですけどね。日本のサッカーに慣れてきたのか、地味にいい仕事の出来る選手になっています。このパウリーニョもリカルドロボと同じくメトロポリターノの出身。ブラジル4部のよわっちいチームらしいですが、ひょっとして日本向きの選手が多いのでは? と考えるとシーズン前に獲得が噂されていたメトロポリターノ所属のアマラウ・ロサなんてもし来てたらどうだったんだろうと思わないでもないですね。少なくとも大作戦にしか使い道がないなんてことはなかったかもしれません。でもブルーノもメトロポリターノにいたことがあるんでしたっけね。
 まぁそれはともかく、全体的に札幌が押し気味に試合を進める中で、それでも先制点を挙げたのはホームの栃木でした。41分、那須川のゴールで先制を許してしまいます。どっちかというと折り返しのボールがそのままゴールに入った感じですが、どんな形であれゴールはゴール。この辺はまがりなりにも首位争いを続けてきたチームは伊達じゃないってことなんでしょうね。那須川は伊達じゃなくて登別出身ですもんね。名前に那須って入っててまさに栃木SCに入るために生まれてきたような選手ですけど道産子です。ちなみにFCバルセロナにはボージャン・ケルキック選手というまさにサッカーをするために生まれてきた名前の選手が在籍していますね。全然関係ないですけどね。

 というわけで0-1で折り返した後半、リードを得てひとまず楽に試合を進められるようになったことで、栃木も次第に本来のペースを取り戻します。札幌は試合のペースでも主導権を明け渡すことになりますが、とりあえずそういう時間帯でも踏ん張れる守備陣を持っていることが札幌の強みではあります。今は相手を褒めるしかないようなゴールか、前半の失点のような予想外のゴールくらいしか点を取られる気がしません。結局のところ、去年からメンツのほとんど変わっていない攻撃陣はあんまり進化してるようには見えなくて、選手を丸ごと総取っ替えした守備陣がしっかり機能しているというのも皮肉な話ですけど。
 75分の同点ゴールもその守備陣の踏ん張りが実ったと言えるでしょう。コーナーキック崩れから河合のシュートを横野が頭でコースを変えてゴール。後半たった3本しかシュートを打てなかった札幌ですが、数少ないチャンスをものにして追いつき、勝ち越しこそできなかったものの首位を相手のアウェイゲームで勝点1を得たことについては決して悲観する結果ではないと思います。まぁ押してる時間に点を取れないことについては楽観できるわけでもないんですけどね。2007年の時も比重は守備に寄っていてあまり攻撃力はない中でJ2優勝しましたけど、あの時は何しろ「セットプレー」というストロングポイントがありましたからね。今はお世辞にもセットプレイも得意とは言えないので、やっぱり取れるときに確実に取っていかないと、勝点を取りこぼしてしまいかねません。

 ところで、スカパー!の中継で実況を担当していた篠田和之アナウンサー、試合の展開に応じて絶妙なタイミングで解説の言葉を引き出すのがうまかったですね。栃木戦の中継と言えば確か2009年の超デレモードに入ってたセルジオ越後さんしか憶えてないのですが、前からこの方でしたっけ? フリーランスの方のようですが、こういう実況だと見るほうもわかりやすいですよね。試合そっちのけの資料読みとか、どうでもいいエピソード紹介は、いりませんのですよ。

2011年7月29日

フクアリラプソディー

2011年Jリーグディビジョン2第22節
ジェフユナイテッド市原・千葉 2-0 コンサドーレ札幌
得点者:札幌/ない
     千葉/村井、武内

 前節水戸ホーリーホックに逆転勝利を飾った札幌は、今節はジェフユナイテッド市原・千葉とのアウェイ戦です。ついこの間まで目も当てられないほどしょぼい試合を繰り返して下位に沈んでいた札幌ですが、何となくながらもまともにサッカーが出来るようになりながらじわじわと順位を上げ、気がつけば現在首位のFC東京に勝点7差の7位まで来ました。首位と勝点1差の31で2位につける千葉との勝点差は6。3位の徳島ヴォルティスも同じ勝点31で並んでおり、この試合に勝てば昇格圏内との差をさらに1試合分の3にまで縮められ、順位も他の試合結果次第では最高で5位にまで上げることが出来ます。しかし逆に負けてしまった場合、その差は9にまで広がってしまいます。上位チームというのはなかなか負けないから上位にいるのであって、そうそう簡単にその差を縮められるものではありません。
 なので直接対決となるこの試合は重要な位置づけだったのですが…。完全に「力負け」という試合内容でしたね。ぐうの音も出ないというか、アレですよ。ジェフのマスコットは犬ですけど、むしろこっちが腹を見せて「さすってー!」というレベル。もともと昨年昇格に失敗したとはいえ、それでも千葉はJ1でも充分にやっていけるくらいのメンバーを抱えている上、今季はさらに204cmのノルウェー人FWオーロイを獲得。第8節のFC東京戦ではマーク・ミリガンのロングスローを頭で合わせてゴールという反則じみた技で観客の度肝を抜きましたけど、要するに取ろうと思えばいつだって点取れちゃいますよというチームなわけです。
 一方コンサドーレはといえば、ご存じの通り資金力の低さも相まってなかなか思うように強化ができないチーム。それでも所属選手を育ててようやく活躍し出したと思ったらそのはしから出荷を余儀なくされるので、毎年いいとこリーグで中の上くらいの戦力を保つのがやっと。助っ人でプラスアルファしようにも、やっぱりお金がないので無名な選手を持ってきては「ひょっとしたら大化けするかも?」くらいのギャンブルにかけざるを得ない状況。そして今季はどうやらここまでのところメインレースを前にすってんてんみたいな感じですけど、まぁとにかく単純な戦力ではどう見ても千葉に劣るわけです。
 しかしながら、札幌にとってはここフクダ電子アリーナはなぜか相性のよいスタジアムで、今までのところここでは一度も負けはなし、圧倒的な劣勢の試合でもなぜか相手の攻撃はシュートが入らず、なぜかこっちの攻撃では中山元気のシュートですら入ってしまうのです。わけがわからないよ。
 まぁでも、そんな一縷の望み? ですら圧倒的な力でねじ伏せられちゃったわけですけどね。冷静に考えればそんなオカルト的な力なんてあるもんかいなんて思ったりもするのですけど、あれだけいいように蹂躙されて、26本ものシュートを浴びながら失点は2、しかもそのうち1点は"不運"(ハードラック)と"踊"(ダンス)っちまった的なゴールだったことを考えれば、むしろやっぱり「俺たちのフクアリ」が守ってくれてたんじゃないかと思わないでもありませんね。同じく守備の硬さに定評のあったロアッソ熊本が、FC東京とのアウェイ戦で、前半で退場者を出したこともあったとはいえ、22本のシュートで5点も取られてしまってますからね。

 まぁとりあえず上位からは勝点が離され、順位も9位に落ちてしまったわけですけど、5位から13位くらいまではだんご大家族状態ですからね。とりあえず2番手グループの上位につけられるよう確実に勝点を積み重ねていって、お盆のホームゲームできっちりリベンジを果たして欲しいところです。今回はオーロイを気にしすぎた感もありましたから、次はもっと試合になると思いますよ。たぶん。

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