開幕間近
気がつけばもう開幕間近。といってもJ2は既に一足お先に開幕しており、3月第一週に札幌が試合を行わないことに若干の違和感を覚えながらも今週末は開幕戦なのです。専門誌の予想では最下位予想のダントツ一番人気を誇るわがチームですが、フタを開けてみなければわからないのがサッカー。「誰が見ても降格候補」な札幌が突然変異を起こしたかの如く破竹の連勝を続け、J1残留どころか優勝までしてしまうことだってあり得ますよ。可能性としては。今まで何度も言ってますけど、「モビルスーツの性能の差が戦力の決定的な差ではない」と少佐もおっしゃってましたしね。同じ口で旧ザクでガンダムに挑んだガデムに「貴様のザクでは無理だ」と言い放ってますけどね。
まぁ先のことはともかく目の前の試合を全力で取りに行く必要があるわけで、まずは開幕戦、ゴン中山隊長の古巣であり、そして様々な文献にかつてコンサドーレ札幌でプレイをしたという記録が残されている、森下仁志監督が率いるジュビロ磐田を相手に勝利を飾りたいところ。いつも行っていることですが、開幕戦はあくまで34試合のうちの1試合…ではあるものの、勝つと負けるとでは気分的には大きく違います。薬剤師とヤクザ医師くらい違います。特に札幌にとっては2004年以来8年ぶりのホームでの開幕なのですからね。
そんなわけでなるべくいい状態で磐田を迎え討ちたい札幌。膝の怪我で今季絶望の高柳や昨年痛めた怪我の手術をすることになった芳賀は残念ですが、それ以外では大きな怪我をした選手がいないのは幸いといった感じでしょうか。チーム作りもここまでのテストマッチではなかなかうまくいってなかったようですが、3月3日に実質開幕前最後の腕試しとなるサガン鳥栖とのテストマッチが行われ、キリノの2ゴールなどで4-0の大勝。鳥栖もメンバーを多少落としていたみたいなので額面通りに受け取るわけにも行かないですが、多少なりとも手応えを得られたのはまずまずだと思います。
さてそれはそれとして、なんか3月11日から行われるU-19のトレーニングキャンプに、コンサドーレ札幌から櫛引一紀、奈良竜樹、榊翔太、前貴之が選ばれました。今回のキャンプで同一チームから4人選出は最多ですね。札幌の若者素晴らしい…と言いたいところですが、そうでなくても人数が少ないセンターバックからまとめて2人も抜かれるのは正直言ってけっこう痛いです。今回はリーグ戦かぶってないから大丈夫ですけどね。
まぁセンターバックというポジションの特性上、リーグ戦で出場経験のある10代の選手なんてほとんどいないですからね。それが同じチームに2人なんて、希少価値で言えば昭和62年の50円玉くらいあると思います。10代の選手を使わざるを得ないというチーム事情もあるとはいえ、現状でやれる力がなければなりふり構わずベテランセンターバックを取りに行ってるはずですからね。え? 松尾? 誰それ?