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2017年2月 アーカイブ

2017年2月 4日

300万円ゲットだよ

 少し前の話になりますが、1月28日に行われたDAZNニューイヤーカップ沖縄ラウンド、対FC琉球戦は2-1で北海道コンサドーレ札幌の勝利。優勝賞金300万円をゲットしました。

 チームとしての位置づけはテストマッチではありますが、形式上は公式戦であり、さらにJ2の千葉、J3の琉球が相手となると、一応J1所属チームとしては「結果は度外視」というわけにもいかない中で、とりあえず面目と300万円は保った格好です。
 身体作りのために負荷をかけるトレーニングが中心となる一次キャンプ中のテストマッチであり、FW金園もインタビューで「コンディションキツいっす」と言っていたように、だいぶ追い込んだ中での試合だけに、内容的にはそれほどよくはありませんでしたが、そんな中でも300万円をゲットできたのは素晴らしいことだと思います。

 そりゃあ他のチームから見れば300万なんてはした金かも知れませんが、コンサドーレにとっての300万は300万円くらいの価値があるんですよ。

 なお、300万円のうち270万円は野々村社長に巻き上げられた模様。

 試合そのものは前述の通りお世辞にもいいコンディションとは言えない中でも、新加入組はやはり存在感を発揮していて、中でも仙台からやってきたMFキム・ミンテとFW金園英学は、2試合を通して良かったですね。
 ミンテは身体の強さはもちろん、運動量もあって守備範囲も広く、攻撃参加の意識も高い。ボランチについては、膝の状態次第という但し書きがつくものの「深井一希と誰を組ませるか」というところだとは思うので、そういう意味でもアサシンみたいなミンテは相性が良さそうです。
 金園については、思っていた以上にボールが収まる感じ。都倉が身体のサイズの割にはポストは苦手なので、ワントップで使うなら1列後ろにヘイスのようなボールキープできる存在が不可欠なんですが、金園は「ボールを収めて時間を作った上で、戻した後に裏を抜ける」みたいなシンプルながら有効な動きができるので、ワントップとしては彼のほうが向いているのかも知れません。
 もっとも、そんな金園でもペナルティーアークのあたりからヘディングを叩き込めるほどの暴力的な身体能力はないでしょうし、とっくんの場合1stディフェンスとしての鬼プレスがけっこう貢献度が高いので、2人を並べて使っても面白そうですが、四方田さんの場合「ひたすら物理で殴る」ためのオプションになりそうです。三浦俊也さんなら間違いなくこの2人で2トップでしょうけど。

 あとはまぁ、既存組ではマセードのクロスは相変わらず絶品でしたし、ジュリーニョも順調そうです。ヘイスのダイエットが成功すれば、ミンテを含めたフィールドプレイヤーのうち誰を外すか四方田さんもいい意味で頭を悩ませることでしょう。ソンユンを外すという選択肢は、いくら金山がいるとしてもないでしょうからね。
 懸念があるとすれば、実はセンターバック以上に左サイドですかね。福森をウィングバックで使うのは、もうすでに「ただのロマン枠」という結論が出たといっても過言ではないくらいフィットしませんでしたし、ジュリーニョを使うのはあくまで攻めだるま化した四方田監督のやけっぱちオプションでしょう。

 とすると、田中雄大が怪我や出場停止となったら、いろいろウィークポイントになりかねない石井謙伍を使うしかなくなります。石井もチームのために頑張れる選手ではありますが、残酷な言い方をすればそれしかない選手ですからね。棚の上のものを取るときだけ重宝されるオレみたいな。やめてください。

2017年2月 9日

関東在住サポーターがスポンサーに貢献する方法

 チームが強くなるためにはまずお金が必要、ということはコンサドーレの野々村社長も就任以来常々言っていることです。チームの中の人にいわせれば「お金の話しかしない」ということですが、まぁ経営者というのはそんなもんだと思います。

 で、そんな社長が北海道新聞に寄せたコラムによれば、今年の札幌のチーム予算は25億円程度とのこと。さらっと言ってますけど、過去の決算ベースではピークの売上高は2001年の21億4千万だったはずなので、多分これはチーム史上最多の金額ではないかと思います。野々村社長就任時に比べても倍増以上ですね(11億→25億)。

 25億円というのは2015年度の決算ベースでいえば、J1で11~12位あたりの規模です。もっとも、今年はDAZNの放映権料がアップしたことで各チームの分配金も全体的に増えているので、単純に過去の実績との比較はできませんし、札幌の場合長期にわたるキャンプやホームゲーム会場使用料の高さ、距離的な問題で移動や宿泊費用が余計にかかるなどの事情でチーム運営費がかさむため、その分強化に回せるお金は少なくなってしまいます。

 ですので、野々村社長によれば25億円をかき集めても強化予算自体は「J1でも17~18番目」に留まるとのことですが、少なくとも今までのような「J1リーグに1つだけJ2チームがいる」という、いらない子扱いは避けられているのではないかと思います。

 さて、そんなチームの収入の柱は入場料とスポンサー収入ですが、入場料収入は試合会場のキャパが物理的に決まっている以上、どうしても上限があります。ですので、チームの予算を増やすためにはどれだけのスポンサーを集められるか、というところにかかってくるでしょう。
 しかし、スポンサーとなってくれるのはほとんどが民間企業で、スポンサー料というのはたいていが「広告料」という名目で支出されます。中には商売で出た利益を(法人税でがっぽり持ってかれるくらいなら)社会に還元するという目的のありがたい企業もありますが、やはり多くの企業にとっては出した広告(スポンサー料)に見合うメリットがなければ続けていけないというのが本音でしょう。

 つまり、「コンサドーレのスポンサーになったら売り上げが増えた」という実績が必要です。

 ならば、我々サポーターは、どのみち生活するのに何かしら買ったり使ったりしなければいけないのなら、できるだけスポンサー企業の製品を買ったりサービスを利用して、売り上げに貢献するのがみんなハッピー。

 しかし北海道コンサドーレ札幌はその名の通り北海道のチームですから、スポンサー企業も当然北海道の企業が多いです。コンサドーレのサポーターは道外在住者も多く、特に関東は怪しい人たちによって運営されている後援会があることで知られています。
 チームを応援する気持ちはホームのサポーターと同じつもりではあっても、ホームゲームに何度も通えるわけではないし、北海道ローカルのスポンサー企業の商品を買ったり利用したりしにくいのも事実。

 そんな熱い気持ちを持てあまし、いつも怪しい宴会でサッポロビールを発散している関東のサポーターのために、開幕に先駆けて発表されたスポンサー企業に、関東に居ながらにしてどの程度貢献できるかを一通りまとめてみました。

 といってもクラブパートナー全体となるとかなり数が多いので、ひとまずスポンサーでは最上位のオフィシャルパートナーと、クラブパートナーでも上位となる「老中、若年寄クラス(勝手に名付けた)」までを挙げてみました。関東のサポーターはこれをいろいろ参考にすると井伊直弼。間違ってるところがあればICQとかで訂正ください。

<オフィシャルパートナー>

白い恋人言わずと知れた石屋製菓の主力商品。羽田空港や成田空港で買える。あとは北海道物産展で。
エゾデン電気事業会社。道外でのサービスは現状なし。
あいプラン冠婚葬祭。グループ会社である日本互助会(東京)やセレモライフ(横浜)がある。
サッポロCLASSIC北海道限定ビール。どさん子プラザで買える。たまにスーパーなどで売ってることがある。見かけたら買い占めろ。あとは北海道物産展で。
JAL航空会社。旅行や遠征の時は最優先で。
Kappaスポーツブランド。ジャージとかスポーツシューズはKappa鬼指定で。間違えてKaepaを買わないように。
JA北海道農協。日々のお米や野菜を北海道産で。精肉は若干入手しにくい(売ってるところが少ない)
北海道新聞新聞社。東京23区は購読可能(ただし配達は2日程度遅れる)。電子版の会員になる手もある。※電子版の会員は新聞購読者のみでした。また、23区以外でも郵送扱いで購読自体はできるようです。訂正してお詫び致します。

<クラブパートナー>
◎老中
ダイアモンドヘッドファッション&アパレルECサイト制作。直接貢献するのは難しそう。
EZOCA共通ポイントカード。道外在住でも作れるし、コンサドーレカードなら貢献度も高いが、道外だと使えるところは少ない。
札幌ドーム言わずと知れたイベント施設。まぁたまにホームゲームに行けばいいっしょ。
アイングループ薬局。全国にあって店舗数も多いので利用はしやすいはず。なお新宿の調剤薬局は激混みだった。
職人工房住宅リフォーム。東京支店があるので、何かの時にお願いできそう。同名の靴や鞄の修理の業者はまったく関係ないようなので注意。
E保険プランニング保険代理店。生保・損保26社取り扱い。全国に支店を持つが、ベガルタやベルマーレなども支援している(おそらくその地域の支店単位でスポンサードしているものと思われる)。
北洋銀行銀行。丸の内に支店が一応あるけど、そこしかないので道外在住者がメインで利用するメリットは少ないか。定期預金や住宅ローンなどなら?
ノーザンホースパーク千歳にあるテーマパーク。気軽には行けないので、馬券を買って間接的に支援だ!(競走馬生産大手の社台グループの系列) ネットでも買えるよ!
ボートレース振興会北海道にレース場はないのにクラブパートナー。関東にはたくさんあるので、舟券を買って間接的に支援だ! ネットでも買えるよ!
札幌市交通局市電とか地下鉄とかなので、道外での貢献は難しそう。札幌市にふるさと納税という手も?

○若年寄
岩田地崎建設ゼネコン。直接貢献は難しいか。ダムとか作る予定の人がいれば是非。
銀座山形屋スーツのオーダーメイド。東京にも店舗があるというか本社が東京なので、スーツを作りたい時は利用しよう。ちなみに「銀座」と入ってるけど本社所在地は練馬区。
札幌日産自動車販売。当たり前の話だけど道外に店舗はないので難しそう。もちろん通販もやってない。
JR北海道バスバス事業。当然ながら北海道のみの営業なので、道外で貢献するとしたらグッズの通信販売くらいか。
J:COMケーブルTV。実際に協賛しているのはジェイコム札幌と思われるので(ジェイコム東京はFC東京をスポンサード)、エリア違いだと貢献はできなさそう。MVNOとかなら遠回りに貢献できるかな?
ポッカサッポロ飲料・食品。実際に協賛しているのはポッカサッポロ北海道(株)と思われるので、サッポロクラシック同様、リボンナポリンなんかをどさん子プラザか、北海道物産展で買うくらい。
丸大食品食品メーカー。実際に協賛しているのは北海道丸大食品(株)と思われるが、気にせずスーパーで日本ハムではなく丸大のハムを買おう。
明治安田生命保険保険会社。バナーに札幌支社・函館支社・釧路支社と書いてあるので、その他の支社で入っても意味はなさそう。
リクルート北海道じゃらん旅行代理店。北海道旅行の時に。

2017年2月10日

関東在住サポーターがスポンサーに貢献する方法・その2

 「関東在住サポーターがスポンサーに貢献する方法」のエントリが意外に好評だったので、調子に乗って残りのクラブパートナーについても調べてみました。

 クラブパートナーの3番目と4番目のクラスはそれぞれそこそこ数が多いので(もっと増えて欲しいですが)、エントリを2回に分けて書きます。今回は3番目、江戸幕府でいえば寺社奉行のクラブパートナーの紹介です。公式には多分「シルバー」と呼ばれていると思います。

 なお、スポンサーでも最上位のオフィシャルパートナーだと、「同業他社をスポンサーにできない権利」が付与されますが、クラブパートナーは確かその権利はないので、けっこう同じ業種のスポンサーが出てきます。
 なので、いざスポンサーを利用しようとしても「どっちを選んでいいかわからない」という場合もあるかと思いますが、その場合はフィーリングで選んでください。クラスが異なればより上位、つまり「多くのお金を出してるほう」というシビアな判断をしてもいいでしょう。

<クラブパートナー>
寺社奉行

アセットプランニング不動産仲介業。賃貸専門らしく借主としての利用は難しそうなので、逆に大家としての利用が考えられる。札幌に家持ってて賃貸に出すことを考えている関東サポーターは検討してみよう。
アットコンタクトコンタクトレンズ屋さん。通販はやってないので貢献は難しそう。「アットコンタクトさんはヤフーと楽天に出店している」という情報をいただきました。改めて確認したところ、確かに両モールに出店されておりましたので、訂正いたします。関東民でも利用しやすいですね。
エナレディースクリニック石狩市にある産婦人科。関東住みの男性の出る幕はなさそうですね...。
オートバックス自動車用品販売・整備など。全国に店舗があるけど実際の協賛は子会社のオートバックス北海道だと思われ、かつオートバックス北海道は今年2月1日付けで全株式をFC加盟の北日本オート用品(株)に譲渡し、道内の店舗は全てオートバックスとの経営上の関係がなくなっているはずなので、関東だと直接貢献はできなさそう。なお北日本オート用品の本社は西岡。
キャリアバンク人材派遣会社。道外の拠点は東北までで、関東には存在しないため、こちらも貢献は難しそう。
ぎょれん正式名称は北海道漁業共同組合連合会。物流が発達して関東のスーパーでも北海道産の魚はよく見かけるので、優先して買おう。ぎょぎょぎょ。
さっぽろ健康スポーツ財団一般財団法人なので貢献というのもあまり意味ないか。北海道マラソンに出たりして盛り上げるくらい?
シズナイロゴス物流業。基本的に企業向けのサービスしかやってないようなので、いろいろ考えたけど個人での利用は無理そう。
清水建設ゼネコン。おそらく北海道支店単独の協賛と思われるが、ビルとか女子寮とか作りたい人は是非。
守成クラブ札幌全国中小零細企業異業種交流会。全国にあるみたいだけど普通の人には縁がなさそう。
テレビ北海道放送局。当然関東じゃ見られないので、通販でグッズを買ったりLINEスタンプを買ったり。
トーアアフラックの保険代理店。札幌を本社として横浜、東京、埼玉に営業所があるので、直接貢献はしやすい。アヒルの保険に入りたければここへ。損保の取り扱いもあり。
道新スポーツスポーツ新聞。北海道新聞の子会社なので、購読については道新に準拠。
ドクターアイズメガネ・補聴器の販売。札幌を本社として全国規模で店舗を展開中だが、低価格維持のためか人口密集地への出店を避けているようで、関東には栃木に2店舗と千葉(銚子)に1店舗しかない。遠い。
ビックカメラ家電量販店。全国に店舗があるけど、おそらくコンサドーレへの協賛は札幌店単独か(他にも店舗がある地域のうち、アルビレックス新潟や名古屋グランパス、横浜F・マリノスをスポンサードしている)。東京には店舗が多いので、直接貢献できずとも利用はしやすい。ビックポイントはJALマイルとの交換プログラムもあるのでコンササポとの相性は良い。
ブイ・クレスサプリメント。通販で買えるので、メタボや中性脂肪が気になるおっさんサポーターは是非どうぞ。
富士メガネメガネ・補聴器の販売。本社札幌。道外店舗は青森と関東で、東京では大手町にあるので利用しやすいはず(武蔵境にも店舗あり)。春風亭昇太師匠がCMに出演していた。
ほのかグループ「ほのか」ブランドの温浴施設を運営。道外では千葉の蘇我と野田にある。千葉戦の後に足を伸ばすのがいいと思ったけど今年対戦ないや。
丸井今井百貨店。道内でももう札幌と函館だけになってしまった。オンラインショップを使って応援しよう。サッポロクラシックを密輸すれば二重で貢献できるぞ!
JAバンク北海道農協系金融機関。利用できるのは原則JAの正組合員(つまり農家)とその家族なので、なかなかハードルが高い。一応員外利用や准会員の道はあるけど、道外に店舗はないのがネック。まぁ東京の店はJA東京になるから当たり前だけど。ローン組むなどなら可能かも?
ホクレン農協の経済連合会。よつ葉乳業など多くの系列会社を抱える巨大組織で、正直全容はよくわからないので、とりあえず北海道産の農産物を買えばJA北海道も含めた貢献ができるだろうというおおざっぱな感じでいいと思う。オンラインショップ「ホクレングリーンネットショップ」もあるので、そちらを利用すればさらに貢献度は高い。
JA共済共済。JAグループなので利用基準はJAバンクと同じ。共済は生命保険に比べて掛金(=保険料)が割安なことが多いので、必要となる保障次第では検討の余地あり。
JA厚生連病院や特別養護老人ホームなど医療機関の運営。JAグループ。JA北海道厚生連単独の協賛と思われるのでもとより道外在住者の利用は難しいが、このご時世、「利用しないこと」が最大の貢献かもしれない...。
森永乳業乳製品製造・販売。東京に本社を置く会社なので例のごとく札幌支社単独の協賛なのかと思って調べてみたら、佐呂間と別海に工場があるだけで札幌支社は存在してなくてびっくり。MOWは安くておいしいと思うので、みんなも是非。
プレミアホテルTSUBAKI豊平にあるホテル。かつてはルネッサンスホテルだった。ビジネスマンとか旅人の人が札幌に出張なり旅行なりする際にじゃらん北海道経由で泊まればダブルでグー。
ヤナセ輸入車販売。札幌または北海道地域の支店グループ単位での協賛? 主力はメルセデス・ベンツなので、タバコを30年吸わなければちくわ大明神かもしれない。
ローソンコンビニエンスストア。おそらく北海道支社での協賛なので、関東でローソンを利用しても直接の貢献は薄いかも。とはいえアニメのコラボをよくやってるので、アニオタはよく使う。
ワタベウェディング結婚式関連事業。こちらも札幌支店単独だとは思うけど、全国に店舗があるので結婚の予定がある人は利用候補として検討を。既婚の人や予定がない人は系列ホテル(メルパルクや目黒雅叙園)でメシでも食うべし。

2017年2月11日

関東在住サポーターがスポンサーに貢献する方法・その3

 さて、意外に好評な企画3回目、クラブパートナーのブロンズクラス、江戸幕府でいえば勘定奉行クラスのスポンサーをご紹介します。

 このクラスは全国企業で津々浦々のチームをそれぞれの地域でスポンサードしているとか、あるいは親会社もクラブパートナーというところも多く、頭の下がる思いですね。業種がかぶっているところも多いのですが、できるだけ道外でも買えるものはまんべんなく貢献したいなぁと思う次第です。
 幸い、食べ物や飲み物についてはどこの企業のものを買っても外れはないと言い切れますし。この辺は北海道の強みですよね。
 自分たちが使うだけじゃなく、贈答品としても北海道産のものは喜ばれますし。関東にいるとよくわかりますが、北海道というブランドは道民が思っている以上に強いです。

 やはり基本的には北海道中心なので、関東に「居ながらにして貢献」ができるところは限られてきます。しかしクラブパートナーも(名前が大きく掲載される)プラチナやゴールドくらすならまだしも、シルバーやブロンズクラスのスポンサーとなると知っているようで知らなくて、自分も今回調べてみて初めて企業名と、そこがどういう会社であるかを知ったところも多いです。結構楽しかった。
 そういうところがサポーターの間に「企業名が知られること」も広告効果のひとつと言えると思いますし、名前を知っていれば北海道に実家がある人は帰省した時に、そうじゃない人もホームゲームなど北海道に行った時にちょっと利用してみるとか、そういうこともできるでしょうから。

<クラブパートナー>
勘定奉行

アルキタ求人情報誌およびWEB求人媒体運営。北海道限定なので関東民の出番はないか。
イオンクレジットサービス電子マネーやクレジットカード事業。おそらく北海道支社単独。松山光のコンサドーレWAONカードも発行しているが道内のイオンでしか取り扱いがない。ある意味アウェイの洗礼。
コカ・コーラ清涼飲料製造販売。北海道コカ・コーラボトリング株式会社単独での協賛。「い・ろ・は・すハスカップ」など北海道限定商品を作っているので、ネット通販などで密輸するのが吉。
サザエ食品菓子・米飯類製造販売。石屋製菓の子会社。直営のオンラインショップがあるので利用しよう。ここのおはぎはおいしいし、オンラインショップでもトップページにでかでかと載ってるのに商品ラインナップに入っていないという生殺し感。
サッカーショップKAMOサッカー用品販売。店舗のある地域のクラブにそれぞれ協賛しており、コンサドーレの場合も札幌パルコ店単独かもしれないけど、まぁサッカー界全体のためと割り切ってお店にこだわらず買おう。よく勘違いされるけど加茂周さんが経営をしているわけではない(経営者は弟さん)。
札幌市水道局どうやっても直接貢献はできそうもない。ちなみにペットボトルで売られていた「さっぽろの水」は2017年の3月で販売終了だそう。
サツドラドラッグストア。東京では上野御徒町に店舗がある。EZOCAを生かせる数少ないお店。たまにiTunes Cardのボーナスコードキャンペーンをやってるので廃課金の人は要チェック。ネットショップもあるけどあくまで北海道向けなので道外在住者にはあまりメリットがない。
東急百貨店百貨店。札幌東急単体での協賛っぽいけど、東急のオンラインショップで「さっぽろ店セレクト」の商品が買える。
札幌スポーツ&メディカル専門学校スポーツのトレーナーやインストラクターの養成学校。関東のサポーターがここに貢献する方法は...ステマとか?
サッポロビール園ここ見てる人にはもはや説明の必要はないビール園。川口と千葉にもある。電話注文ながら通販もやってて、関東では手に入りにくいラムロール(いわゆる「丸肉」)が買える。
銀座ライオンビアレストラン。サッポロビール系列で全国津々浦々にあり、当然サッポロビールは飲めるし食べ物もうまいから、飲み会の場所選びに困ったら、いや困らなくても使おう。
SATOグループ行政書士法人。東京でも大塚に事務所を構えている。SATOという名前の通り、社長はコンサドーレ持株会理事長の佐藤良雄氏。シルバーパートナーであるキャリアバンクの社長さんでもある。
さぽーとさっぽろ公益財団法人として、退職金共済などを運用。札幌市内の中小企業向けなので、関東在住の一般人に出る幕はなさそうですが、試合での「サッポロ」コールをこっそり「さぽーと」に変えれば団体愛称名の宣伝ができそうです。
スポーツクラブNASフィットネスクラブやスクールの運営など。全国にあってアルビレックス新潟のスポンサーもやってるみたいなので、北海道地域の単独でしょうかね。Jリーグのパートナーからコナミが撤退した今、フィットネスならNASへ。光が丘にある(練馬区民向け情報)。
月島もんじゃだるまもんじゃ焼きの店。月島と押上(スカイツリータウン)に2店舗あり、北海道にはない。もちろんビールはサッポロ。月島はもんじゃの店ばっかりだけど、他には目もくれずここへ。
トランスコスモスネットマーケティング、アウトソーシングサービス。多数のグループ会社を抱える世界規模の巨大企業。札幌にはコールセンターがあるけど、基本的にBtoBなので一般人の出番はないか。かつてはグループ会社にフロムソフトウェアがあったけど。
日通航空日本通運の航空便輸送事業を担当。子会社ではなく事業部。企業向けのサービスっぽいけど個人でも使えるんだろうか。使えたところであんまり意味はなさそうな気もするけど、関東で会社を経営している人は北海道に何かを急いで送らないといけない時に積極利用してください。
ニュー三幸小樽に本店を持つレストラン。道央各地にあるけど道外にはない。サッポロビール系列なのでサッポロビールを飲みまくって間接的に支援するしかないか。
ほくせんクレジットカード事業。還元率は以前より下がってしまったものの、利用額の一定割合がチーム強化費として寄付されるサポーターズカードがある。道外在住者でも作れる。
コンサドーレ札幌を支援する北海道医療従事者の会別に法人格のある企業や団体ではなく、医療関係の方々が集まってお金を出してスポンサーやってるという男気集団。その男気を褒め称えてもっとお金を出してもらうのが支援となるでしょう。
ヤマコウ建築板金資材・機械工具の販売。業種的にも一般人が直接貢献はできそうもない。しかし失礼ながらさほど大きくはない会社がチームを支援してくださることには敬意を表したい。
よつ葉乳業牛乳・乳製品の製造販売。関東では牛乳そのものはあまり見かけないが、バターやチーズなどといった加工品の入手は比較的容易。北海道で買うより若干割高ではあるけど、あえて選ぶだけの品質はある。
ろうきん北海道労働金庫。店舗は道内にしかないが、北海道外でもろうきんのATMなら手数料無料、セブン銀行、イオン銀行、ゆうちょなど提携ATMも多く、時間帯によっては手数料無料で利用できる。
町村農場牛乳・乳製品の製造販売。「まちむら農場」のブランドで有名。オンラインショップの他、丸の内に直営ショップがある。ちなみに町村農場の創業者・町村敬貴氏の甥にあたるのが、元衆議院議長の故・町村信孝氏。その町村信孝氏の次女と高校時代に同じクラスだったのがオレ(無関係)。
チケットぴあプレイガイド。キャラクターのぴっけろがよくホームゲームに遊びに来る。まぁいつもチケット買ってますし。ぴあカードを作ってプレミアム会員になるとチケット当選率がちょっと上がる(プレミアム特権が使えない場合も多いけど)。

2017年2月14日

関東在住サポーターがスポンサーに貢献する方法・その4

 さて、意外に好評だったこの企画も今回が最後となりますが、クラブパートナー...何クラスって言えばいいんだろ。聖闘士ならブロンズの下にスチールがありますけどね...。江戸幕府でいえば町奉行クラスです。
 クラブパートナーの中でバナーも掲載されないのですが、おそらくこのクラスのパートナーはスポンサー料ではなく、現物での支援(オフシャルサイト等への掲載料相当額を割り引いてもらう等)という形態も多いのではないかと思います。もしかしたら皆さんはすでにご存じのことかもしれませんが...。何分不勉強なもので。
 北海道外ではなかなか利用がしにくかったり、そもそも個人での利用は無理なところが多く、どっちかというとスポンサー紹介みたいな意味合いが強くなってしまってますけどそこらへんは気にしない。

 本当は夢プランパートナーもご紹介したかったんですけど、さすがに夢プランパートナーだと地元色がかなり強くなってしまい、こっちでなんかできるのはAmazonで「ロジ旅」買うくらいですかね。

 そんなわけで、チームもスポンサーもサポーターもみんなハッピーな、そんなクラブになれればいいですよね。なんて柄にもなくよさげなことを書いてみる。

<クラブパートナー>
町奉行

アクアクララ北海道飲料水(ミネラルウォーター)の宅配サービス。アクアクララの販売会社・アクアクララレモン北海道支店ですね。チームの飲料水提供してるのかな。アクアクララ自体は全国でサービスしてます。
CLIMB FactoryIT関連。スポーツトレーニングにおけるデータ収集、分析を行う「CLIMB DB」を開発している会社ですね。「選手の秘めた能力を覚醒させるシステム」とか表現するとなんか厨二っぽくていい。
クリーンアップ北海道各地の雨水管や下水道管等、水道施設の維持管理等。練習場の排水設備のメンテナンスなどをお願いしてるのでしょうか。感謝以外の貢献方法が見当たらない...。
札幌スポーツ&メディカル専門学校ブロンズパートナーにも名を連ねていますが、こちらのほうはトレーナーさん関連? 現物的な支援と金銭的な支援を両方いただいてるのかも。
スポーツDEPOスポーツ用品の販売。運営の株式会社アルペンは愛知の企業で、札幌の他にも仙台、甲府、FC東京など9つのクラブをスポンサードしている。大型店舗が中心のためか、東京より北海道のほうが店舗数が多い。サッカーグッズはKAMOで、サッカー以外のスポーツ用品はDEPOで。
専門学校北海道体育大学校こちらも専門学校。運営する吉田学園は札幌で介護、福祉など様々な専門学校を経営しています。
株式会社ソディックLED名前の通りLEDの製造販売、輸入。本社横浜。水銀灯代替大光束LEDモジュールが主力商品らしいので、宮の沢や東雁来の照明絡みでのお付き合いでしょうかね。
NEEDS Sapporoトランスポーター、キャンピングカー等の設計、製作、販売。チームが練習・試合用具運搬用として使っている車両の関係でしょうか。
ピザハットご存じの通り、宅配ピザ屋さん。ホームゲームで試合で使うボールを置いておく台に名前が見えますね。ピザを食べるならピザハット。
リコージャパンMFPやプリンターなどのオフィス機器の製造・販売。クラブ事務所のオフィス機器関係でしょうか。個人向け商品ではデジタルカメラ(PENTAXブランド)や時計など。
進藤病院旭川の病院。コンサドーレ旭川のチームドクターを務めていらっしゃいますね。
株式会社鈴木商会産業廃棄物等のリサイクル事業。コンサドーレとの関係は正直よくわかりませんが、「タイヤコンシェル」というサービスをやっているらしいので、そっちなんでしょうか。
JTB北海道ご存じの通り、旅行代理店。アウェイ移動やその他の手配?
栗林石油株式会社サービスステーション運営。フランチャイズでレンタカー事業もやっている。東京営業所もあるけど店舗というわけではないらしい。社用車やしまふく寮の燃料提供みたいな感じなのかしら。

2017年2月24日

熊本キャンプ見学

 いよいよ明日J1リーグ開幕戦ですね。久しぶりのJ1を戦うチームがどんな感じなのか、気になって先週熊本まで行ってきました。

 普段はいつも熊本市内にホテルを取っていたのですが、今年は19日に熊本城マラソンがあるためか18日の市内のホテルはほぼ全滅だったので、今回初めて肥後大津駅の近くにホテルを取りました。熊本市街からは離れているのですが、コンサドーレが練習場所として使うことが多い大津町運動公園の最寄り駅(といっても歩けば30分以上かかる)で、練習見るにはそのほうが都合がいいですし、空港からも近いので。

 「熊本キャンプではテストマッチや紅白戦は非公開」という残念なニュースも流れてきたものの、チームのスケジュールを見たところ、18日は非公開となったものの19日の10時からの練習は公開される模様。しかも場所は大津町運動公園。勝ったなガハハ。

 そんなわけで18日の午後(夕方)から熊本入り。せっかくなので晩ご飯はかの有名な肥後大津の「文化ラーメン」にすることにしました。

 閉まってました。

 着いたのは営業時間内だったんですけど、個人営業のお店ってこういうこともありますね...。

 そして気を取り直して翌日。

 先述の通り、大津町運動公園は肥後大津の駅からけっこう距離があって、ホテルから歩くとなると40~50分はかかります。バスもあるにはあるけど本数が極端に少ないので、ホテルからタクシーというのが最も手っ取り早い。
 しかし、前の晩食べ損ねたために「昼ごはんは絶対に文化ラーメン」モードのオレ、ラーメン分のカロリーをあらかじめ消費しておこうと徒歩を選択。

 9時くらいにホテルを出発、国道沿いに歩いてほぼ一本道なので、方向音痴の自分でも迷うことなく、9時45分くらいに現地に到着しました。

 ...?

 おかしい。やけに静かだ...。

 バトルものラノベのキャラクターみたいなセリフを口にしつつ競技場を目指すものの、周囲にはボール遊びをしている親子連れがいる程度で、関係者らしき人は見当たりません。練習開始が10時なら選手たちはとっくに揃ってるはずだし、スタッフが練習の準備に慌ただしく走っている時間です。

 大津町運動公園には2013年に一度来たことがあるので、場所を間違えたということはありません。こみ上げる違和感を振り払いつつ競技場の外階段を登り、スタンドに入った自分の目の前には、誰もいない美しい緑のピッチが広がっていました。

 美しい。日本にまだこんな場所が残っていたのか...。

 いやラノベの主人公ごっことかやってる場合じゃないし。つーか、あんたがたどこさ。

 もしやと思って公式サイトをチェックしてみると、2月19日付けのニュースとして、練習スケジュール変更のお知らせが。あちゃ、やっぱり時間変更か...と思って開いてみたところ、変更先が「9:30~熊本県民総合運動公園」となっていました。

 場所まで変わってるのかよ!!!!!!

 冷静に考えてみれば、練習場所が変わるのもキャンプではよくあることでしたから、変更の可能性を考慮して、出る前にチーム予定を確認しておくべきでした。キャンプ詣でも久しぶりだったので、その辺りの勘が鈍ってましたね...。

 さて目の前の現実は把握した。あとはどうするか。総合運動公園までは自動車なら20~30分ですけど、あいにくこっちは自分の短い足以外の移動手段を持っていない。タクシーを捕まえようにも国道は交通量こそ多いもののタクシーはあまり通らないし、呼ぶのもそれはそれで時間がかかります。
 さらに問題なのが、総合運動公園はめっちゃ広い上に、チームが練習で使う場所が3つ(うまスタ、補助競技場、サッカー場)あること。つまり、現地についても、チームの姿を求めて広い公園内をうろうろする必要があるわけです。下手したら20分は歩く。
 となると、今から動いたとして、目的地へ着くのは順調にいったとしても10時45分あたりが妥当な想定時間。9時半から練習が始まってるのであれば、着いた頃には練習が終わっている可能性があります。

 うん、あきらめよう。

 当初の予定では、午前中に練習見学して終わったあとまた徒歩で肥後大津まで戻って、いい感じにおなかがすいたところで文化ラーメン、食べ終わったら豊肥本線で熊本市内に出て、前日から公開されている「ソードアート・オンライン」の劇場版を見て、お土産探しつつ買い物、夜は「こむらさき」のラーメンを食べるという完璧なプランでした。
 今から総合運動公園に行くと言うことは、行程上文化ラーメンかこむらさきかどちらかをスキップしなければいけません。完全ラーメンモードのオレに、迷う余地はありませんでした。

 そんなわけで、もう通算10回目となったコンサドーレキャンプ見学でも初めてとなる「わざわざ熊本まで行ってコンサドーレを見ずに帰ってきた」という新たな伝説を加え、久しぶりのキャンプ詣では終了したのでした。

 文化ラーメンはおいしかったです。

2017年2月28日

Jリーグ開幕

2017年明治安田生命J1リーグ第1節
ベガルタ仙台 1-0 北海道コンサドーレ札幌

 せめて勝点1だけでも持って帰りたかった試合でしたね。

 もっとも、スコアこそ0-1ながらも試合全体を通して相手の決定的チャンスが4~5回、対して札幌は相手をひやりとさせるシーンすら作り出せなかったのですから、内容としては完敗。

 札幌にしてはがんばった補強でしたけど、怪我が相次ぎ結局この日スタメンに名を連ねることができたのがキムミンテと横山の2人のみというJ2に毛が生えたような程度のメンバー。そのミンテも古巣相手にハッスルしすぎてしまったのか、立ち上がりこそ良かったもののとっととカードをもらってしおしおに。岡部主審の「温情」がなければ前半のうちに退場しててもおかしくなかったですね。
 DAZNニューイヤーカップでは豊富な運動量で中盤の潰し屋としてよいプレイを見せていたので、メンタル的なコントロールができれば活躍できると思うのですが、メンタル落ち着かせるためにはどうすればいいですかね。比村奇石先生の絵でも見せればいいんでしょうか。

 コンビを組む深井一希も久しぶりの実践だったからか、それともJ1でのプレイが初めてだったからか、らしくないプレイが目についたように思います。スピードに慣れて試合勘さえ戻ればJ1でもじゅうぶんにやれるポテンシャルはあると思いますが、怪我にだけは気をつけて欲しいと思います。
 3ボランチの一角だった宮澤裕樹はフリーマンみたいな感じ。ある意味フリーマンな荒野が怪我をしており、フリーダムな進藤とは違った意味でのフリーマンっぷりが前半は奏功し、仙台は中途半端なポジションを取る宮澤を捕まえきれずにいたのですが、後半はきっちり修正してきましたね。この辺はさすがにJ1といったところでしょうか。昔はあんなに一緒に遊んでくれたのに。あっちがなかなか来てくれないから頑張ってこっちから会いに行ったのに、「は? お前誰?」って言われた心境ですよ。

 まぁそれでもJ1中位クラス相手ならとっくんの強さは十分に通用すること、ピンチは基本的に変な奪われ方やチョロパスをカットされた時ばかりで、ベタ引きならばそれなりに守れるめどがついたことは収穫だったでしょうか。

 ただやっぱり「ゴールを奪う」ことについてはこれといったプラス材料は見つからず。札幌の戦い方は奪ってからの速攻、通称「うわーっと守ってうわーっと攻める作戦」を目指すしかないのですが、そういった戦い方は決して多くのチャンスには恵まれません。
 だから少ないチャンスをものにするために、プレイの精度を極限まで高めなければいけないわけですが、この試合のように1つめ、2つめのパスで相手に渡しているようでは、取れるゴールも取れないわけで。ヘイスや金園がいればまた変わってくるかも知れないですけど、チームとしてそれができるようにならんといけないですよね。

 壁は決して低くはないですが、できんことはないと思います。かつて札幌でプレイした石川直樹や平岡康裕が、相手チームですっかりJ1メンの顔になってたじゃないですか。まぁ平岡さんは相変わらず悲しそうな顔でしたけど。きっとほら進藤だってそのうち。

2017年3月

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