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2017年3月 アーカイブ

2017年3月 7日

なんとかなる、気がしないでもない

2017年明治安田生命J1リーグ第2節
横浜F・マリノス 1-0 北海道コンサドーレ札幌

 建前:開幕2連敗くらい何だ。ハンデとしてはちょうどいいくらいじゃないか。

 本音:J1怖い帰りたい。

 そんなわけでF・マリノス戦。主力流出やらチーム崩壊やら言われながら、開幕してみればまったく強さに隙のないF・マリノス。その一部おこぼれに預かっておきながら、コテンパンにやられた北海道コンサドーレ札幌さんでした。

 前半はそれなりにやりたいことはできてるところもあって、開幕戦よりは悪くはなかったと思うんですけどね。バブンスキーのゴール、ありゃあしょうがないっつーか、何が起こったかわからなかったというか、「あー、やべーなフリーだな」と思った次の瞬間にはゴールに入ってて、これではまるでイモ食べた次の瞬間に屁が出てたとか、そんな感じ。下ネタは自重しようと思っています。
 このバブンスキー選手、お父さんが昔ガンバ大阪でプレイしてたマケドニア代表のボバン・バブンスキーです。ボバンお父さんが旧ユーゴ代表だった時のチームメイトにドラガン・ストイコビッチがいて、監督がイビチャ・オシムでした。お父さんがガンバ大阪時代に背番号が隣同士だったのが世界のモリゲこと森下仁志。世界は広いように見えてつながっているのですね。

 まぁそれはともかく、この1点目は仕方ないとしても、2点目と3点目は両方ともミスがらみなのでいただけないですね。あとやっぱり得点が取れないのも気になると言えば気になります。というかどっからどう点を取るんだろうというのがあんまり見えてこないのも気になります。頼みのセットプレイもあれだけチャンスがあって惜しかったのが1つだけってのも気になります。というかほとんど中澤さんってひとがクリアしてちょっとずるくないですかね。あの人ずっと横浜みたいな顔してますけど実は埼玉県民ですよ。埼玉は埼玉の呪いから抜けられないんですよ。唯一呪いを解く方法はですね。北海道に住むことですね。だから夏にでも札幌に来ませんか中澤さん。

 まぁ負けてしまったのはしょうがない。3試合に1試合勝てば大丈夫ですよ。夏休み始まったばかりの中学生の宿題みたいな余裕を持ちましょう。うん。

2017年3月16日

今季初ゴール&初勝点

2017年明治安田生命J1リーグ第3節
北海道コンサドーレ札幌 1-1 セレッソ大阪

 今年もようやく、地元のサポーターが待ちわびたホームでの開幕戦がやってきました。久方ぶりのJ1でのホーム開幕戦、札幌ドームには21,760人もの観客が駆けつけました。すごーい! たくさーん! と思ったけど、調べてみたら去年のホーム開幕戦(対愛媛FC・20,012人)から1,748人増えたのみでした。まぁ相手は札幌と同じ昇格組のセレッソ大阪で、カード的にはいまいちJ1感の薄い試合でしたから、仕方ないですね。
 ちなみに去年のセレッソ戦の観客数は21,640人でしたので、愛媛FC戦との動員差の1,628人が愛媛とセレッソの差であり、去年のセレッソ戦から増えた120人が清武効果だと判断できます。このようにデータというのは「出てきた数字をいかように言い張ることもできる」ということは、人生の上で覚えておくといいと思います。

 まぁJ1感の薄いカードの通り、試合そのものもだいぶJ2感に溢れた感じではあったのですけどね。前半はセレッソにペースを握られ、13分にセットプレイからマテイヨニッチに頭で決められ失点。
 どうでもいいけどこのマテイヨニッチって、「マテ・イヨニッチ」かと思ってたのに(「ミル・マスカラス」的な)、「マテイ・ヨニッチ」なんですね。「ホテイ・トモヤス」と同じような感じなんでしょうか。あるいは「マツイ・ツネマッツ」か。

 その後、いくつか危ないチャンスをソンユンの好守や相手のシュートミスに助けられ、1点ビハインドのまま前半終了。今季まだ1点も取れていないどころか、枠に飛んだシュートすらあんまり記憶にないコンサドーレだけに、先制されたことはかなり不利な状況でしたが、後半は相手に疲れが見えてきたこと、四方田監督が矢継ぎ早に行った攻撃重視の交代がうまくはまったことで、札幌もそれなりにペースを取り戻しました。

 そして後半28分、交代出場の内村が突破して上げたクロスを、エースとっくんが頭で決めて同点に追いつきました。エースの今季初ゴールは、飛ぶ前にちょっと相手DF丸橋との競り合いで手を使って押していたようにも見えましたが、それはそれとして助走なしの直立状態からあれだけ飛べるのは相変わらず常識外れの身体能力ですよね。

 フィジカル能力が求められる現代サッカーにおいて、選りすぐりのマッスルマンが集まるJ1においても、とっくんのマッスルレベルはけっこう上のほうなのではないでしょうか。キン肉族三大奥義のうち、マリポーサ版マッスルリベンジャーくらいは使えるかも知れません。ちなみにフッキくらいになるとスグル版マッスルスパークをやれそう。

 まぁサッカーの試合では三大奥義どころかキン肉バスターやキン肉ドライバーも使わないのでどうでもいいことなのですが、その後もお互いチャンスは作りながらも決めきることができず引き分けで試合終了。

 ホーム開幕戦で勝ちたかったですが、この先への光明が少し見えた試合でした。

2017年3月22日

今季初勝利

2017年YBCルヴァンカップグループステージA第1節
ジュビロ磐田 0-2 北海道コンサドーレ札幌

 J1を留守にしている間(ものはいいよう)、かつてヤマザキナビスコカップだったものが、いつの間にか「ルヴァンカップ」なるものに名前が変わっていて、カンボジアに行って帰ってきたら家がなくなっていた池中玄大さんの気分になりました。前にもこのネタ使った。

 まぁそんな感じでJ2暮らしの長いチームにはあんまりなじみのない大会ですので、レギュレーションの変遷にはあんまりついて行けてないのですが、何やら今年のルヴァンカップには21歳以下の若手選手を先発起用する義務づける「U-21枠」というのがあるそうで。
 2020年に行われる東京五輪を見据えた選手育成のためとのことですが、かつていろいろ物議を醸した「ベストメンバー規定」が、少なくともカップ戦においては2013年をもって事実上撤廃されたことも併せて、結局こうなるなら最初からベストだの何だの言わなけりゃよかったのに、と思わないでもありません。
 まぁ札幌のような(身も蓋もない言い方をすれば)ただでさえ少ないリソースをできる限りリーグ戦に集中したいチームにとっては、足かせにしかならない規程がなくなったのはありがたいところ。

 とはいえ、その一方でシーズン開始から未だ勝利がないのもまた事実なので、カップ戦とはいえ勝ってリーグ戦に弾みをつけたいところではあります。

 そんなわけで、札幌のメンバーは前節からスタメンをガラッと入れ替えつつベンチに主力選手を置く、「おいおめーら、俺らには都倉さんや金園さんがバックについているんだからな」作戦。オラついてる若手をいじめると、あとから怖そうなムキムキマンが出てくるという仕組みです。
 ベンチ入りメンバーが1人少ないのは、旅費を浮かすためですかね。「通訳も連れて行かないといけなくなるからブラジル人選手を遠征メンバーに入れない」というような、爪に火をともすを通り越しておかずを一品減らすような節約術までやってた頃から比べるとだいぶマシ。

 対する磐田もだいぶメンバーを入れ替えており、これなら割といい勝負ができるかなーと思っていましたが、前半は思っていた以上に攻め込まれましたね。相手のシュートミスにも助けられましたが、よく失点しなかったなぁという感じ。
 もっとも、「決めるべき時に決めないとこうなる」というのはやり返すととても気持ちのいいもので、後半11分に菅の折り返しを八田がはじいたところを上原が押し込み先制。その後もなんともJ2的なノーガードの応酬を繰り返し、終盤に菅の単独突破から狭いところを通したパスが交代出場の都倉に渡り、これを落ち着いて決めて追加点。2-0で今季初勝利を飾りました。

 勝ったのはもちろんうれしいですが、菅が前のほうであれば決定的な仕事ができるということがわかったのも収穫でしたね。
 もう少し「できること」が増えればリーグ戦でのスタメン争いにも食い込めるようになると思いますが、ギリギリの戦いが続くであろうリーグ戦では四方田監督もなかなか冒険はしにくいでしょうし、当面はカップ戦での出番が中心になるかとは思いますので、今はとにかく与えられたチャンスでできる限りオラオラするのが出世の近道かと思います。

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