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2001年4月10日

嗚呼、ドナドナ

 6月のワールドユースへのスクーリングを兼ねた南米遠征に臨むU-20日本代表のメンバーが本日発表されました。山瀬、藤ヶ谷はもちろん、先日のやすたろう王国戦でフル出場を果たしアシストも決めたゴンザレスも無事メンバーリストに名前を連ねており、他のチームの選手たちもアジアユースを戦ったメンバーや大分の野人・松橋らも順当に選出されています。
 今回選出されたメンバーは、アルゼンチンU-20代表、リーベルプレートU-20チーム、パラグアイU-20代表、コルドバU-20選抜チームとアウェイの地で戦うという貴重な経験を積むために、4月14日にアルゼンチンへ旅立つそうです。

 …14日?

 オレの記憶が確かならば、今回の遠征、当初は15日からだったはず。しかも14日は神戸戦があったような…。つうことはなんですか? ビジュが出場停止中でなおかつアウミールもケガ中というこのご時世に、山瀬も今野も次節の神戸戦はドナドナってことですかい?
 そりゃまぁ、代表が「リーグで活躍している選手」で構成されるのは当たり前の話ではありますけど、逆に言えば「若手がバリバリに試合に出ているチーム=若い衆まで動員しないと困るチーム」ってことにもなるわけで。残留のために勝点を稼げるうちに稼いでおきたい札幌はもちろん、次節阿波ダンサーと上村が出場停止の広島は一気に3人を、どん底のチーム状態にあえぐ横浜FMは石川と田原を、正GKをケガで欠いている清水はその穴を埋める以上の働きを見せていた黒河を、選手のやりくりに苦労している市原は佐藤寿人とケガが治ったばかりの阿部までドナドナされるという、いくら何でもあまりにも残酷な仕打ち。オノレ、連邦の犬め…。

 今まで札幌は代表とはまるで無縁だったおかげで他人事といいますかいまいちピンと来なかったんですけど、こうなると代表選出というのも考えモノですね。収穫の大半を年貢に取られる農民の心境といいますか、あるいは賽の河原で石積むごとに鬼に壊される子供の心境といいますか、はたまた楽しみに残しといたおやつを母ちゃんに喰われたような心境でございますよ。

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