6月17日からアルゼンチンで行われるワールドユースのメンバーが正式に発表されまして、札幌からは山瀬と藤ヶ谷の2人が選ばれました。彼らにはとりあえずアルゼンチンで大暴れしてきてもらいたいところですけど、この前哨戦であるトゥーロン国際ユーストーナメントは結局1分2敗、3得点8失点で予選リーグ敗退という結果に終わっており、主力にケガが相次いでいるとはいえ、ワールドユースに向けて西村監督の采配に対し、逆転チャンスに代打・福王と同じくらいの不安を持ったファンも多いのではないかと思われます。
とはいえ、前回の代表が準優勝という好成績を収めたがために、サポーターもつい同じレベルの期待を持ちがちですけど、この世代の代表に結果を求めるのは、ウォーズマンにベアークロー無しで暮らせと言っているようなモンです。もちろん実際に試合をする選手たちは先輩の記録以上のものを目指すでしょうけど、そもそも彼らくらいの年齢の日本人は、同世代の欧米人のいかにも「オレ達肉喰ってんだゼ?」といった感じのごつい身体とごついツラに比べれば、フィジカル的にもビジュアル的にも迫力負けしてしまうのは仕方のない話。彼らに対抗できるのは美輪明宏さんくらいのものでしょう。いろんな意味で。
ただし、日本人は別にマリー・アントワネットに「パンがなければ米を食べればいいのよ」と言われたからコメ喰ってるわけではない、というのは断じて念を押しておきたいところです。というわけでオレといたしましては、U-20の選手たちには「なめんなよ、炭水化物を」というところを見せてもらえれば、たとえ予選リーグ敗退でもそれでいいかと思います。もちろんその場合は、西村監督の電話に「マドンナたちのララバイ」を熱唱しますけど。