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2001年7月15日

夜明け

 現役を退くストイコビッチ、オランダへ移籍する小野伸二のホームラストゲームに日本中の注目が集まる中、両チームのサポーター以外には誰にも注目されずにひっそりと行われたアビスパ福岡対コンサドーレ札幌。まるで勝てないアウェイ戦へ性懲りもなく出張るオレでしたが、今まで1度も勝ったことのないスタジアム(のひとつ)である博多の森へ乗り込むに当たって、気合いを入れるためにコンサドーレのロゴの入ったポロシャツを着て家を出ました(普段は自作応援テーシャツ。レプリカは滅多に着ません)。
 オノレ的には「見るからにコンサドーレサポーター」という格好をしていたつもりですが、にもかかわらずチェックインをするためにホテルへ向かったタクシーの運転手さんには「世界水泳見に来たのかい? 違うの? じゃあ山笠(祭り)?」と訊かれ、スタジアムに向かうために福岡空港駅から拾ったタクシーでは「博多の森球技場まで」と言ったのに「博多の森って言ってもいっぱいあるけどどこ? 弓道場?」と訊き返されたりと、やはりコンサドーレのことなんて全然知らないおっさんたちによるアウェイの洗礼を浴びながらも、クソ暑い中スタジアムに到着。それにしても毎度のことですが、ゴール裏には見知った顔がたくさんいるのでいまいち遠征という気がしません。

 試合のほうは俺王様の2ゴールで札幌が福岡を下して博多の森での初勝利を挙げました。札幌にとっていろいろな意味で大きな1勝でしたが、やっぱりそれがうれしかったのか試合終了後の岡ちゃんのコメントが秀逸。「今朝、目が覚めたら外が騒がしく、それはセミの鳴き声でこちらはそういう季節なんだなぁ~と…」という、試合どころか当日朝までさかのぼって振り返るステキコメントでした。

 久しぶりに筆が進んだ福岡戦観戦記も出来ましたよ。

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