本日付けのニッカンスポォツによりますと、昨季札幌でJ2得点王となってJ1昇格に貢献し、今季川崎フロンターレに移籍していった「俺王子」または「青春の子連れ狼」ことマルシオ・エメルソン・パッソス・コモチが、移籍金3億円で浦和に完全移籍することがほぼ確定したと言うことです。
まぁこの記事を載せているのがニッカンスポォツだけなので信憑性のほどはわかりませんが、小野のオランダ移籍によって戦力ダウンの否めない浦和がその穴埋めのための新戦力を獲得するのはごく当たり前の話ですし、そのターゲットとして昨年散々手を焼かされたエメに白羽の矢を立てるのもこれまた当然の話。しかしながら、持て余し気味だったとはいえ川崎としても大枚はたいて買った選手を安売りするはずもありませんし、ゴールはゲットするがカードもゲットする19歳に3億もの移籍金を払おうという(無謀な)チームも、Jリーグではお金持ちで知られ、かつ小野の移籍金の入った浦和くらいしかないわけですから、獲得の具体性はともかく少なくとも狙ってないワケではないでしょう。
つうか、移籍先が移籍先だけに札幌のサポーターの中には複雑な心境の人も多いようですけど、あれくらいの選手なら(使いこなせるかどうかはともかくとして)オカネさえあればどこだって欲しいでしょう。札幌はそのオカネがなかったからエメを置いておけなかったワケですし、コレばかりはスネ夫をうらやんでもしょうがないので、殊更に反応するようなことでもないと思います。浦和が小野の移籍金でデストラーデを獲得! とかいうのだったらビックリしますけど。
それよりも、この話が本当だとすればトゥットにエメというJリーグ最速のハタ迷惑な2トップが浦和に誕生するわけで、そうなると札幌を含む他チームにとってはまさにまいっちんぐマチルダ中尉といった感じですが、コレによって浦和サポーターの中には早くも「2ndの優勝はもらった」と息巻く人が続出している模様。審判に「バカ」10連発でそのまま帰るなどというようなことがなければいいんですけどね。

