今年から札幌でも練習着スポンサーが採用されています。当然のことですが練習着というのは試合中は着用しないためテレビ中継での露出度というのはそれほど多くなく、一般的には「費用対効果としてはそれほどでもないんじゃないか」と言われてきました。しかし、稀代のジャージストである岡ちゃんのおかげでスポンサーである札幌セミナーのロゴが数多くテレビに映り、思いの外の効果が得られたとのことです。そのため、これに味をしめたHFCは次期監督にも「出来ればジャージを着てほしい」という要望を持っていることがニッカンスポォツ北海道のWebサイトに載っておりました。
しかし、現在の日本サッカー界で岡ちゃんと肩を並べるほどのジャージストといえば、石崎監督(川崎)か柱谷幸一監督(山形)くらいしか思い浮かびません。ただし、ご存知の通り石崎監督は今季から川崎と長期契約を結んでいますし、柱谷監督も山形留任で話がまとまった模様。自ら望んでジャージを着るようなオモシロ監督はそんなに多くないため、ジャージ優先で監督を探すのは難しそうです。万年資金難に喘ぐコンサドーレですから、資金的にもネタ的にもおいしさを得るために、ここは是非とも「試合中はジャージ着用のこと」という田舎の中学校の校則のような契約条項を盛り込むくらいの意気込みを見せてほしいと思います。
で、そのジャージスト生け贄候補ですが、本日のスポニチアネックスには札幌のフロントは柱谷哲二氏1人に絞って交渉しているというニュースが載っておりました(ただし、北海道新聞は「小山部長が帰国してから複数の候補と交渉を行う」としている)。氏は今季山形の監督に就任して監督生活1年目で弱小山形を昇格1歩手前までに導いた柱谷幸一氏の実弟で、現役時代は主将として黄金期だったヴェルディ川崎(当時)や日本代表を支え、「闘将」の名で呼ばれていたようにファイティングスピリットを前面に出す人です。ダイモスのように変型はしません。
ただ、哲二氏は来年1月にS級ライセンスを取得する予定の新米監督のため、経験のなさを心配して「兄さんのほうがいい」というサポーターも多いようです。しかし、かつてはウーゴ・マラドーナ(元アルゼンチン代表ディエゴ・マラドーナの実弟)やホルヘ・デリーバルデス(マラガのフリオセサール・デリーバルデスの双子の兄)、ロベルト・アシス・モレイラ(ブラジル代表ロナウジーニョ・ガウーショの実兄)など、浅倉南ちゃんも顔負けの「必殺二親等で我慢」という荒技を駆使してきたコンサドーレらしい人選と言えると思います。幸一さんとソックリな哲二さんならジャージもお似合いでしょうし、全て解決です。(情報提供:あきっくさん)