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2001年12月29日

伝説の始まり

 初めて「彼」を見たのは、今から1年とちょっと前。ユース初感染観戦となったJユースカップ、対浦和レッズユース戦でした。その試合で試合途中から交代出場した当時まだ高校2年生の彼は、それほど大きくない身体のサイズに比較して妙にデカいボンバーヘッドという見た目もさることながら、ボールを持ったらとにかくゴールを狙い、ピッチに入ってきて早速カードをゲットし、短い時間で見せた非常にわかりやすい俺様っぷりにオレは強烈な印象を受けたのでした。
 そして翌週の対柏ユース戦、同じく途中からピッチに姿を現した彼は、持ち前の俺ドリブルと俺シュートで立て続けに2点を奪って札幌ユースU-18のアウェイ初勝利に貢献し、決勝トーナメントの対鹿島ユース戦でもロスタイムに同点ゴールを叩き込み、そのままサポーター席に雪崩れ込むという前代未聞の伝説を作りました(ちなみにその試合の主審はかの有名な恩氏さんだったそうですが、新居の他にも5人くらい選手がなだれ込だせいか1枚のカードも出なかったそうな)。
 3年生となった今年は足首の怪我に苦しみながらも、より磨きをかけた俺様っぷりで夏の全日本クラブユース選手権で得点王とMIPを獲得し、準優勝の原動力となったその新居辰基が、ついにトップチームに昇格を果たし、入団の仮契約を行ったことが正式発表されました。ユースからは遠国信也に続いて2人目の昇格となります。

 そんなわけで仮契約の記者会見の様子が日刊スポォツ北海道のWebサイトに載っていたわけですが、その写真に写っていた姿は見慣れたボンバーヘッドではなくまるで高校球児のような坊主頭。入団会見と言うよりは鑑別所帰りといった感じです。
 とりあえず名実共にKing of Sapporoとなることを期待したいですが、来年1年くらいは痛めていた左足首のリハビリとプロで通用する身体づくりをじっくりやることになるかと思います。まぁ性格的にはプロ向きだと思われますので、なるべく早くデビューを果たしていつものオフサイドの時に副審にガンを飛ばす姿を見たいものです。

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