JFL、J2、J1と各カテゴリで得点王を輩出した札幌の外国人FWに新しい歴史を刻めるかどうかが期待される新外国人ロブソン。ロシア1部リーグ得点王、UEFAチャンピオンズリーグ経験者という歴代の外国人選手の中でもピカイチの実績を誇る選手ではあるものの、J2でライバルチームの主力選手として何度も戦ってきた俺王様とは違って、長いことロシアでプレイしていたために前情報がほとんどありませんでした。少ないながらもこれまで各所で出ていた情報を総合した限りでは、プレイとしてはどうやら俺王子と俺王様を足して2で割ってさらに俺様を引いた感じらしいといった感じでしょうか。
…何だかいいのか悪いのか判断つきかねますけど、とにかくロブソンは俺王様の抜けた大穴を埋めうる人材と目されるだけに、現在行われているキャンプから伝わってくる情報でいろいろと特徴などを得たいのは皆さんも同じだと思います。その辺は各道内メディアもわかっているようで、毎年キャンプの話題は新戦力を中心に記事を作っており、連日いろいろな情報が紙面を飾っています。
で、このロブソンについては昨日の各新聞には、「インターバル走1000m×6本で最後の1本をリタイア、ベスト体重を5kgオーバーしているロブソンに石栗コーチから減量指令?」いう記事が載っていました。何だか去年もあったような光景ですが、ロブソンといえばウィルもロブソン(ウィル・ロブソン・エミリオ・アンドラーデ)。去年のロブソンはこのオーストラリア合宿を減量から始めて得点王に輝きましたが、だからといってそこまでマネするこたねぇと思うんですけど。
何となく俺王様の抜けた穴をまずはネタ方面で埋めているような印象ではありますが、まぁとりあえずはいい選手であろうことは間違いないわけで、道新スポォツには「昨季までロシアリーグの強豪・スパルタク・モスクワに4年半在籍。その間、スペインの強豪からオファーがあり、ロシア、カメルーンから国籍取得を熱望される折り紙付き。」と紹介しています。ふーん、すごいじゃないか。
…カメルーン?
ロシアはわかるとしても、なぜカメルーン? 相変わらずオフィシャルサイトでは一山千円の扱いなので詳細な経歴はわからないのですが、ニッカンスポォツ北海道に載っていたプロフィールでは「92年にマツバラ入団、その後ブラジルの3クラブでプレイした後にスパルタク・モスクワに移籍」とありますから、カメルーンでプレイした経験はないようです。いくら何でもまるで関係ない国から帰化を要請されるなんてトンチキな話はないでしょうから、別に彼自身の過去や生い立ちに興味はないのですが、この紹介記事が間違いでなければロブソンはカメルーンと何らかのつながりがあるのでしょう。奥さんや親御さんがカメルーン人とか、祖先がカメルーン出身とか。
「実はエドウィンでした」というオチは勘弁な。(※)
そんな感じで2002年のメンバー紹介も作ってみました。
(※)…その後の情報によりますと、「ロブソンがカメルーンから帰化要請を受けた」のではなくて、「スパルタク・モスクワのロマンチェフ監督(ロシア代表監督でもある)がロブソンへの帰化要請だけでなく、もう一人スパルタクのチュイーゼというカメルーン出身の選手にも帰化要請をしていた」ということらしいです。(情報提供はあきのさん。ありがとうございました)