コンサドーレ札幌のユニフォームスポンサーであり、2001年の増資でコンサドーレ札幌サポーターズ持株会が筆頭となるまで筆頭株主でもあった石屋製菓は、ユニフォームロゴにも商品名が入っているとおり、主力商品である「白い恋人」のテレビコマーシャルに毎年コンサドーレの選手を起用し続けています。1996~98年は吉原宏太をメインに、99年~2000年は複数の若手選手を一緒くたに出演させ(例外:村田達哉)、2001年バージョンではノノをメインとして健作、田渕、ビジュ、黄川田といういまいち華やかさに欠けるメンバーで勝負して案の定全員ノノの奥様の前に討ち死にしています。ただこのCM、今まで主役を張ったコータ、ムラ、ノノがそれから間もなくしてチームからいなくなってしまったというジンクスがあったため、1部サポーターの間では「恐怖新聞」のような扱いをされていたりもしています。その風評を知ってか知らずか、今季のCMはどんなワザを繰り出すかと思っていたら、なんと「昨年から生き残った選手を全員出演させる」というやけっぱちのような企画になるそうです。
道新スポォツによれば、2002年バージョンのCMは昨年からの在籍選手17人に加えて、通訳の鈴木ウリセスを加えた18人。他のチームでもスポンサーが選手を自社のローカルCMに起用することが多く、世界の妖精に「ストイコビッチもよろこビッチ」とか言わせたりしていたところもありますが、監督ならまだしも通訳まで動員するっつうのは前代未聞じゃないですかね。まぁ昨年オレがコンサドーレの練習を見に行った時は、ランニングで一番先頭を走っていたのがバンバンとウリセスでしたし、試合前のアップにもかり出されている場合が多いので、今更CMに動員されたからと言って驚くことではないかもしれませんが。
さてそのCMの内容ですが、どうやら新キャプテンの板長と副キャプテンの山瀬がメインキャラで、板長が「おふくろーず」という食堂の大将となり、その他のメンバーはいろいろなコスプレで出演するそうです。
で、そうなってくると気になってくるのが「誰がどんな格好をするのか」という一点に尽きると思います。さすがに学園ものはムリがあるでしょうけど、「板長=食堂の大将」というこれ以上ないキャスティング、というよりはそもそもそのためだけに食堂というシチュエーションを持ってきたとしか思えないような配役にしてきただけに、他のメンバーはどんな「コスプレ」をするんでしょうね。先生や田渕はお巡りさんの格好なんて似合いそうですし、今野なんかはそのまんま学生服でいけそうですが、健作あたりがおかまの役をやってくれると楽しいですね。