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2002年2月23日

伝統

 宮崎キャンプ中のコンサドーレ札幌は、昨日国内での練習試合第2弾、かつ最後の試合となる(え?)対城南一和(韓国)戦を行いました。前回の試合で大学生相手に引き分けた哲さんが「内容も結果もこだわる」と話していたこの試合は、ロブ、和波、岳也がそれぞれ1ゴールずつを挙げて3-0と快勝したようです。まぁもちろんコレも練習試合ですから勝とうが負けようが殊更騒ぐようなことでもないんですけど、どっちかと言えば負けるよりは勝ったほうがいいですし、昨季韓国Kリーグの覇者を相手の勝利ですから少なくともいいイメージを持って開幕を迎えることが出来ると思います。
 それはいいのですが、この試合の後半に城南DF金鉉洙にこづかれて激怒したロブが頭突きをお見舞いし、赤紙一発退場となったようです。キャンプ開始からこれまでどうにも地味な印象しかなかったロブですが、この土壇場に来て1ゴール1レッドという大暴れを見せ、札幌の「9番」の伝統だけはしっかりと受け継いでいたことを証明。今週発売の「週刊サッカーダイジェスト」に載っていた加部究さんのコラムには、「札幌のロブソン、ガンバ大阪のマルセリーニョなどは、最近では大物の部類に入る」と書いてありました。「天使の右足」を持つと言われるマルセリーニョ・カリオカは、海外サッカーにさほど詳しくないオレでもその名を知っているくらいですから確かに大物なんだろうと思いますが、ロブが大物だったなんて初めて聞きました。海外サッカーファンにとっては、やはりチャンピオンズリーグ出場チームのレギュラーだった選手は大物の部類に入るようですけど、サポーターにとっては札幌に来るような選手が大物であろうハズがないという思いこみがあるせいか、どうもピンと来ません。
 それに普通に考えればその大物がこんな極東のリーグの、しかもこんな僻地のチームにやってくるとは思えませんし、札幌にビックリするような報酬を払えるお金があるはずもない、つうかそんな金があったらそもそも俺王様を手放してないハズですから、ひょっとしたらコレは何か裏がある、たとえば「チャンピオンズリーグでゴールを決めたのは実は双子の弟でした」とか、ロシアコネクションだけに「実は黒幕は他にいる」とか「全部秘書がやったことです」とかなのかなと思っていたんですけど、そっち方面のオチだとは思いませんでした。

 んで退場したロブ、札幌のもう一つの伝統からすればボーズとなるはずですが、彼はもうこれ以上ボーズになりようありません。ここは発想の転換でアフロにしてくれませんかね。

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