昨日スポォツ報知が伝えたディドの移籍話。「このすきま風、この肌寒さこそがJ2よ!」とラル大尉も言わんばかりのニュースが流れた翌日の今日、そのもの悲しさを全て吹き飛ばすニュースが日刊スポォツに載っておりました。HFCが横浜F・マリノスを解雇された俺王様ことウィルの獲得を検討しているというニュースです。
同紙によると、まだ正式オファーには至っていないものの、俺王様のパスを保有している大分トリニータの関係者が「札幌からウィルを今後どうするという話がきている」と明かしたそうで、HFCもその事実を認めたそうです。俺王様が横浜を追放同然に追い出された直後、百通を超える「ウィル獲得希望」メイルが殺到したそうですが、その「復権嘆願書」を受け取ったHFC、とらいでかとばかりにとりあえず声だけはかけてみた模様。
また、同紙には「ウィル獲得でネックになるのは、解雇の原因になった味方選手への暴行をはじめ、今季たびたび起こした素行問題だ。」とありますが、オレにとってはその程度のことは問題でもなんでもない、むしろオモロいのでOKですので、別に心配するほどのものでもないです。むしろチームが今季のようなヘタレた試合をするようなら、かまうことたねぇから思う存分殴ってよしと思うくらいだし。
まだ獲得が本決まりになったわけではないみたいですが、もし復権が実現することになれば、俺王様が「札幌から出て行って戻ってきた選手第一号」となるわけですね。選手たちも好意的に捉えているようですし、それに、結果を出したとはいえ全体的にはまだまだ足りないところも少なくない新居、相川らにとっては、身近にお手本となる選手がいるというのは大きいでしょうから、是非とも俺王国再建を目指してもらいたいと思います。
さてディドの移籍話ですが、本日になってようやく他の道内メディアにもこのニュースが載っておりました。内容としては昨日の報知の記事とほぼ同じなのですが、各紙に掲載されているディドのコメントから判断するに、どう転んでも札幌の残留はなさそうな感じです。スポォツニッポンには「将来、札幌がJ1で戦うなら監督として戻ってきたい」という殊勝なコメントも載っていましたが、その言葉に偽りがない証としてマイクを人質として差し出して頂こうかなんて武家諸法度なことを考えたりもしてますが。
まぁ冗談はともかくとして、そうなると早急に後任のGKコーチを捜さなければいけませんね。ザスパ草津で選手兼コーチとして活躍している元ベルマーレ平塚の小島伸幸氏はいかがでしょうか。藤ヶ谷なんてモロそうですが、現在の札幌のGK陣は皆一様に「シュートへの反応は滅法速いが守備範囲は広くない」という現役時代のディドそのままの弱点を抱えています。その辺りの弱点をカバーしてあまりあるのがこの元日本代表GK。何しろ彼の現役時代はその守備範囲の広さは、自陣を通り越して相手ゴール前まで及んでいたというくらいです。まさに「攻撃は最大の防御」とばかりに相手ゴール前まで攻めていき失敗、カウンターを仕掛ける相手選手を後ろから引きずり倒してレッドカードという死なばもろとも作戦を見せたことともあるほどの漢っぷりが魅力のヒゲオヤジです。俺王様に引き続き小島氏も来るならば、来季はよりいっそう素晴らしいチームに生まれ変わること請け合いです。
オレにとっては。