張監督留任濃厚と言われていたコンサドーレ札幌の次期監督ですが、昨日の道新スポォツでいきなりブラジル人監督の話が出てきたと思ったら、本日の各道内メディアではいきなりジョアン・カルロス監督の就任が濃厚という記事が紙面を賑わせました。
ジョアン・カルロス監督は鹿島、名古屋、セレッソ大阪で監督を務めたようにJリーグ経験も豊富で、鹿島時代にはJリーグ優勝、名古屋で天皇杯優勝も果たしており実績も充分。もし就任が本当の話だとすれば一体どうやって丸め込んだのか非常に気になるところです。まぁ、セレッソではまったくふるいませんでしたから、日本でもう一旗揚げたいと思ったのかもしれません。
また、日刊スポォツは他の監督候補としてアルビレックス新潟のソリさんこと反町康治監督もリストアップされていたことを伝えています。同紙によれば反町監督は「新潟が昇格できなかった場合、同クラブとの契約を打ち切ることになっている」そうですが、2試合を残し新潟は昇格の可能性を残しているため、「1日でも早く来季チーム作りに着手したい札幌側は、ジョアン・カルロス氏を選択」したということです。
カルロス監督といえば厳格な人柄で知られ、名古屋時代の「清商三バカ事件」を始めとして選手との確執の話題には事欠かなかった監督ですから、来季の再降臨が濃厚と言われる俺王様ことウィルとの関係を心配する声があちこちで聞こえてきます。どっちも正式に決まってないんですがね。それだけに、弱小新潟を鍛え上げ、ビッグスワンを常時満杯に出来るまでにしたソリさんの名前が挙がっていたことについて「なぜもう少し待てなかったのか」という声もあるようですね。ソリさんも結構シビアな人だと思うんですが…。まぁ、新潟が昇格するにせよしないにせよ、来年はソリさん監督自体をやらないような気もするんですけどね。どこまで冗談なのかはわかりませんが、J SKY SPORTSのインタビューにおいて「来年はやらないよ。本当は小中学生を教えたい」と、ならなんでS級取ったんじゃいと突っ込みたくなるようなコメントを残していますし。
つうか、降格が決まれば「早く体制を固めろ」と言われ、とっとと決めようとしたら今度は「もう少し待て」と言われ、何をやっても文句を言われるフロントというのも気の毒だなと思いますが、オレとしてはソリさんもジョアンもジャージを着てくれそうもないのでどっちでもいいです。
ところで、張監督の去就は来季新設されるサテライトチームの監督の就任をお願いしたいというような記事も載っておりました。オレも張監督の続投には反対でしたのでそっちのほうがいいと思います。とは言っても別に張さんの能力を否定しているわけではありません。本人には申し訳ないですが、張さんはコンサドーレにとっていわば「ジョーカー」とも言える人物だと思っているからです。
もし張さんが来年監督を続け、そしてもし成績不振と言うことになれば、クラブとしてはクビを切らなければならなくなるでしょう。そうなったらまた張さんがコーチとして積み上げてきたものもリセットされてしまいますし、また砂金取りのような監督監督探しをしなければなりません。そうなったらコンサドーレにとって大きな痛手になると思うのですよ。若手選手からの信頼も厚い張さんのサテライト監督というのは現実的な選択だと思いますよ。