トップチームはとっととオフを満喫しておりますが、コンサドーレ札幌の将来を担うユースはまた一つ歴史を作ろうとしています。21日西ヶ丘サッカー場で高円宮全日本ユース選手権U-15の準決勝が行われ、鹿児島の00ディアマントFCと対戦したコンサドーレ札幌ユースU-15は試合開始早々に挙げた1点を守りきり決勝戦に駒を進めました。
朝から冷たい雨が降りしきり、ピッチの所々に出来た水たまりにボールが止まったり、ぬかるみに足を取られる選手が続出する劣悪なコンディションの中、キックオフ早々に小田桐博明くんからのフリーキックをご存じハーフナー・マイクくんが頭で合わせ先制。その後は一進一退の攻防戦を繰り広げ、お互い決定的なチャンスをいくつか作るものの決めることが出来ず、結局札幌が虎の子の1点を守りきることに成功しました。
さすがに湘南ユースを破ってきただけあって個々のレベルは正直ディアマントの選手のほうが高かったのですが、それでもGK瀬川勇介くんのファインセーブを始めとして体を張った守備でゴールを許さず、出会い頭といってもいい先制点がモノをいった感じで不良馬場にも助けられた部分もありました。とはいえ、ルーズボールを諦めずに追い、最後まで集中力を切らさない今季のトップチームではついぞ見られなかった試合でした。
というわけで、明日23日は国立霞ヶ丘競技場で決勝戦を戦います。相手は鹿島アントラーズジュニアユース。同じ日に行われた第1試合をちょっとだけ見たのですが、どいつもこいつも「ホントに中学生か?」と思えるほど体格のいい選手たち揃いで、個人のスキルもしっかりしている強豪ですが、こっちはこっちで191cmの中学生っつーも充分反則だと思いますので、精一杯戦って欲しいと思います。