HFCでも仕事始めとなった6日、年末年始休暇の間止まっていた情報が一気に流れてきたようです。本日の日刊スポォツの北海道版では、以前から噂されていたブラジル代表1キャップを持つボランチのミネイロ(27)と仮契約を結び、浦和へ移籍した山瀬の穴を埋めるトップ下の人材としてフラメンゴのMFファビオ・バイアーノ(27)の獲得交渉も最終段階に入っているという話が載っていたのを始め、日本人選手では名古屋グランパスエイト所属の三原廣樹の獲得に乗り出しているという記事が載っておりました。
ブラジル人助っ人については見たことがないので何とも言えませんが(ミネイロは南米予選で見ているはずなんですが思い出せない)、三原については是非来て欲しい選手です。昨季はシーズン途中からアビスパ福岡に期限付き移籍していましたが、2000年シーズンには同じく途中からサガン鳥栖に期限付き移籍、11月5日の第41節で札幌と対戦した時はルシアノの2点目をアシストしていますので、憶えている方も多いでしょう。
181cm・左利きのボランチの選手で、持ち味は何と言っても正確なプレイスキック。サガン鳥栖時代の2000年、第23節の浦和戦で決めた直接フリーキックは鳥栖サポーターを虜にしました。つっても今年は直接狙える位置は全部俺王様が取っていくでしょうけど、俺王様の場合は人に合わせるのは滅法苦手ですから、コーナーキックや遠目のフリーキックに期待したいところです。そうすれば逆に得点能力の高い俺王様をゴール前に置くことが出来ますしね。何しろ昨季の札幌はプレイスキッカーがまったくと言っていいほどおらず、いいキッカーがいないということは、こちらのセットプレイがチャンスとなり得ないのはもちろんのこと、普段の練習でも「仮想敵」がいないため、まともなセットプレイ対策が出来ないことが札幌がセットプレイでの弱さを克服できなかった一つの理由だと思いますから、プレイスキッカーが増えるのはいいことです。
さらに今年はボランチの今野がワールドユースや五輪予選でチームを離れることが多くなりますし、今野がいる時も札幌では手薄な左サイドも出来る選手ですから、もし獲得ということになればあらゆる面で期待が膨らんできます。
ただし、彼は2001年7月に右膝前十字靱帯と外側半月板の手術を行っているなど能力は高いけどケガがちな選手で、またかなりの気性難で有名でもあります。気性難といえば横浜FCに期限付き移籍していた中尾康二が復帰するらしいですし、これで三原が来るとなれば、俺王様、"King of Sapporo"新居と揃った札幌は、2000年のような暗黒チームとなること請け合いです。