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2003年1月16日

第三の男

 二転三転している札幌の助っ人獲得ですが、ここに来てようやくめどが立ってきたようです。本日の道内各メディアではフルミネンセのMFベット(27)の獲得が確定した、と報じられておりました。報道によれば95年と99年のコパアメリカ、同年のコンフェデレーションズカップでブラジル代表に選出され、セリエAのナポリでも活躍したプレイヤーで、ツラの印象としてはミールさんとロブソンを足して2で割ってビジュを憑依させたような感じですね。
 例の如く調べてみるとベットのキャップ数は3つなのですが、99年のコパアメリカでは準決勝のメキシコ戦(2-0でブラジルの勝利)に途中出場していることがわかりました。なぜかこの大会は全てブデオに録って保存してあるので、早速引っ張り出して見てみました。
 で、ベットは後半30分過ぎからのわずかな時間しか見られませんでしたが、フラビオ・コンセイソンとの交代で同じポジションに入りました。つまり2.5列目といった感じで、フィールドのど真ん中で球散らしをする役目です。出場時間の割にはボールタッチも多く、ポジショニングも良く非常に視野が広いという印象を受けました。おそらく右利きでしょうが、両足とも遜色ないレベルで使えるようですね。この大会はもう4年近くも前の話なのでこの時からどう変わっているかはわかりませんが、少なくともハズレではなさそう。
 ただ、この試合でオレが一番ビックリしたのは、ベットでも豪華なブラジル代表でもなければ、メキシコのブランコ(オモシロ人間)でもエルナンデス(金髪)でもカンポス(派手)でもなく、主審があのバイロン・モレノさんだったことでした。
 ちなみに日刊スポォツにもちょっと書いてある通り、このフルミネンセには昨季途中から札幌に加入したジャディウソンが移籍しています。HFCからは相変わらず何のアナウンスもないのですが、1月14日にフルミネンセのオフィシャルサイトで入団発表があったようで、既に選手リストにもジャジが入っています。
 それはいいんですけど、その選手リストのジャジの項目中の「ULTIMO CLUBE」、つまり前所属クラブの欄には「Guarani」と書いてありました。入団のニュースリリースにもかろうじて「日本に行った」と書いてあるだけでした。ジャジの中ではコンサドーレは既になかったことになっているのでしょうか。沢口靖子のゴジラ出演じゃないんだから。
 もちろんファビオ・バイアーノやミネイロの件もありますからまだまだ予断は許しませんが、ニュースリリースこそないものの上記のオフィシャルサイトの選手リストでは既にベットの存在は抹消されていたので、たぶん移籍すること自体は間違いないのでしょう。それが札幌であるとは限りませんが。

 それと、道内メディアでは前回お伝えした元ブラジル代表10番のホベルチも決まりっぽいような書かれ方をされていますね。とりあえず日本のサッカーファンとしては、「元セレソン10番」と聞くとどうしても「シーラス」という言葉が頭をよぎって仕方がないのですが、頑張って欲しいものです。

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