残る1人の助っ人が決まりました。本日クラブから噂通り元ブラジル代表のベットと仮契約を結んだと正式発表されています。正式発表といっても、「入団決定」どころか入団内定すら通り越す、「仮契約」という極めて微妙な発表ではありますが、クラブのオフィシャルサイトの選手紹介にも背番号8として登録されていますので、まぁ本決まりと見て間違いないでしょう。先日も書きましたが、コパアメリカでのプレイを見る限りでは運動量こそないものの、昨季の札幌に欠けていた「散らしのパスを出せる攻撃的ボランチ」ですから、活躍は期待できると思います。噂ではどうやら気性難っぽいのですけど、まぁ今更気性難が一人二人増えたところで大勢に影響ないでしょう。
ということでその他の選手の背番号も確定しています。めぼしいところでは俺王様はやはり9番でホベルチが10番、ベットは前述の通り8番です。それと札幌期待のAAコンビは相川の11番はいいとしても、"King of Sapporo"新居は17番というこれまた微妙な背番号となっており(個人的には逆が良かった)、札幌を退団した田渕と古川先生の背番号はそれぞれ板長と名古屋から移籍の西澤に受け継がれ、板長の15番はゴリが、尽が5番をつけることになったようです。
で、2日前に期限付き移籍の発表があったホベルチがその翌日に来日しました。来日が遅れて今日の新入団選手の記者会見およびキックオフイベントには参加できないと言われていましたが、同じく来日が遅れると言われていたマザロッピコーチとともに成田経由で新千歳入り。ギリギリで間に合った格好でキックオフイベントにも参加したようです。ツラだけを見ると何となく人造人間? といった感じですが、元セレソン(ブラジル代表)10番のワザを期待したいところです。
ところで、ホベルチのコンサドーレでの登録名は「ホベルッチ」となったみたいです。外国の固有名詞というのはいろいろな読み方をされるもので、たとえばオランダ代表のパトリック・クライフェルトは「クライファート」「クルイファート」などと雑誌によって異なった名称で表記されていますし、稲本の所属するクラブが「フルハム」となっていたり「フラム」となっていたりしていますね。こういうのは現地語や英語など単なる発音の違いだけで、どれが正しくてどれが正しくないというわけではないみたいです。ですからこのホベルチ(Robert)もホベルチ、ロベルチ、ロベルト、ロバートなどどうとでも読めるのですけど、さすがに「ホベルッチ」とは読めませんでした。
なんでしょうね。このちっちゃい「ツ」は。これが一番現地語に近い発音なのでしょうか。仮にそうだとしても「ッ」が入った途端になにやらファンシーな感情がわき起こってきますね。どうせだったらもう一声かけて「ホベルっち」とするべきだったのに、と思います。