さて明日は待ちに待った俺開幕。つまり本当の開幕戦です。紅白戦中に右膝を痛めたベットが全治3週間で欠場、ちょっとオノレの得意技を見失ってる感のある新居が出場微妙なのは残念ですが、前節個人的に鮮烈なデビューを果たしたホベルっちもスタメン出場の見込みで、週中に大きく入れ替わったDF陣も含めてようやく「俺王様と愉快な仲間たち」が揃うことになります。そう、コンサドーレ札幌の2003年シーズンは明日から始まるのです。何しろ今年は「俺に始まり俺に終わるシーズン」ですからね。
そんなわけで俺王様とホベそろい踏みでチームがどう変わってくるかが見物です。俺王様、ホベという両者とも左利きながらキックの弾道が違う2人のフリーキッカーは、いくら昇格最有力候補の新潟といえど怖くないわけないはず。練習レポートによれば俺王様とホベは生意気にフリーキックのサインプレーなんかにも取り組んでいるようですが、とにかく今季は相手のペナルティエリア前で潰されても、期待感で盛り上がれるようになっただけでも大きな進歩です。去年は相手のアタッキングエリアに行っても、潰された瞬間もうダメ感でいっぱいでしたからね。
ところで、そのホベは日本語の習得にも余念がないようです。北海道版スポォツニッポンによると、昨日はケガをしたベットに付き添って通訳の鈴木ウリセスが不在だったのですが、ちゃんとタクシー運転手に日本語で住所を告げて帰ったとのこと。語学力ってセンスの問題もあるみたいですけど、来日してからまだ日が浅いのにかなり日本語が上達しているみたいです。スペインリーグのFCバルセロナの監督を務めていたオランダ人のルイス・ファンハール氏が、チームをリーグ連覇に導きながらもついぞマスコミやファンからは好まれなかった理由の一つに、「カタラン語(バルセロナを含むカタルーニャ地方で使われている言葉)を覚えようとしないから」というのがあったと言われています。この場合はカタルーニャという独特な土地柄のせいもあるでしょうが、その地域になじむという面からも、そこでの言語を話せるというのは大きな意味を持つのでしょう。まぁ、チームになじむために来日前から必死に日本語を勉強し、その成果を発揮することなく解雇されたマクサンドロという人もいましたけど。
というわけで各紙でも書かれている通り、ブラジル人3人の中ではホベが一番日本語がうまいらしいのですが、そうなると都合来日6年目の俺王様の立場がまったくないですね。まぁ俺王様の場合は王妃様も姫様も日本語ペラペラですからあまり困らないのかもしれませんし、何よりも俺王様は相手が日本人だろうがブラジル人だろうがバルタン星人だろうが関係なく拳で語る人ですから問題ないでしょう。
あとリンク追加。なおしさんのコンサドーレサイトJohnnie Walkersホームページです。