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2003年5月27日

俺王サッカー講座

 先日ススキノですったもんだの事件を起こしてしまった俺王様。既にJリーグからはお咎めなしという通達をもらっていますが、クラブは俺王様に誓約書を書かせてJリーグに提出するなど再発防止に務めています。
 で、その誓約書には社会奉仕活動をすることなどが明記されているという話でしたが、その奉仕活動の具体案が決定しつつあるようです。昨日付の日刊スポォツ北海道によると、その内容は「俺王様によるサッカー教室」だそうで、佐々木社長によれば「現段階では相手側と話しているところだが実現させる方向でいる」とのこと。リーグ戦が中断する7月6~18日の間に行う予定だそうです。
 これまでもクラブでは「212市町村サッカー教室」と銘打って全道各地で子供たちへのサッカー指導を行っていましたが、その形式は概ねコーチ陣と控え選手たちによるもの。今回はどうやら札幌市内だけのようですが、普段テレビやスタジアムで見ているレギュラークラスの選手による直々の指導というのは滅多にある機会ではなく、子供たちにとってはうれしいことでしょう。
 つうか、話はちょっと横道に逸れてしまいますけど、こういったサッカー教室にレギュラー選手が積極的に参加して「今度はスタジアムに来てね!」と言うのって、影響範囲こそ小さくてもどんな営業活動よりも効果があると思うんですよ。実際に指導を受けた子供や親にとって「別世界の人」という認識はなくなるでしょうし、「教えてくれた人」が出ているなら見に行こうという気になると思うんですよね。ファン感謝イベントとかトークショーなどのイベントじゃ既にファンの人しか来ませんし、控え選手が「スタジアムに来てね」などと言ってもあまり説得力ないでしょうからね。「いねぇじゃん」と突っ込まれて終わり。
 まぁそんな感じでレギュラーの選手はそうでなくてもいろいろ大変だとは思いますけど、オレ的にはこういうことがなかったとしてもどんどんやってもらいたいことではありますね。

 ただし、今回指導するのは他でもない俺王様。類い希なる俺イズムの薫陶を受けた子供たちが一様に「俺化」する可能性を考えた場合、それが本当に「社会奉仕」になるのかどうかは不明ですが、真の意味での「ストライカー」があまり育ってこない日本サッカー界にとってはいいことかもしれません。さてこの「俺教室」はどうなるでしょうか。

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