水曜日に行われたJ2リーグ第18節・サンフレッチェ広島とのアウェイゲームは、後半開始早々にセットプレイから先制を許したものの、後半22分に岳也のゴールで追いつき1-1の引き分け。上位との勝点はまた少し開いてしまいましたけど、怪我人が続出する中でアウェイの平日ナイトゲーム、相手は首位広島という条件を考えればよくやったと言えるでしょう。
点の取れそうな気がまるでしなかった前半とはうって変わって後半は選手交代をきっかけに積極的に攻められるようになり、逆転のチャンスも何度かあったのですが、そこで決めきれなかったのはやっぱり課題でしょうかね。
そういった意味も含めて先日ジョアン・カルロス・トシキ監督がFWの獲得を要望しているという話が新聞に出てましたし、サポーターの間でも「高さのあるFW」を望む声が大きいようですけど、小山統括部長は消極的なようです。金銭的なことももちろんあるのですが、「即戦力となるような選手がいない」のが一番大きな理由のようです。
確かに札幌のFW陣には高さがないですけど、だからといって「高さがあればいい」というわけではないでしょう。もしそうならば曽田をDFにコンバートせずにFWとして使う、あるいは磯山のレンタル延長という策を採っていたはずです。それをそうしなかった理由は昨年見てきたサポーターならわかっているでしょうし、そもそもシーズン前からFWに高さがないことはわかっていたことですから、強化部としてもその辺りのことは考えていたはず。にも関わらず背の高いFWを獲得しなかったのは、その高さ面をカバーしてあまりあるストライカー、つまり俺王様が獲得できたこと、そしてそれ以上に高さのある選手でいい選手がいなかったということでしょう。
先日の湘南戦の観戦記でも書きましたが、もしFWを獲得するのであれば、必要なのは「デカい選手」ではなく「デカくて強くて怖い」選手。違う意味ならマザロッピコーチがいるのですが、外国人枠を使い切っている以上その対象は日本人ということになりますが、ざっとJリーグを見渡してそれに当てはまるような選手はいません。いたとしてもチームでレギュラーを取っているでしょう。「J1ではダメでもJ2なら」という意見もあるかもしれませんが、それだと「J1でも通用するチーム作り」というサポーターの要望と矛盾します。
ですから、オレも確実に活躍できるくらいのレベルの選手じゃなければ補強は必要ないと考えます。それなら活躍するしないにかかわらず二種登録でユースの選手を使ったほうが得られるものは大きいと思いますし。
そんなわけで広島戦観戦記アップしてます。