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2003年6月24日

替え玉

 怪我人続出に伴う得点力不足に悩まされている札幌が、ついに一大決断を下しました。4月19日の甲府戦で肉離れを起こして以来戦列を離れていた俺王様を大分に返却、後釜としてその大分から「偽俺王」ことアンドラジーニャを獲得したという発表がありました。
 アンドラジーニャは「ロシアリーグ得点王」の肩書きをひっさげ2000年にガンバ大阪に入団。ただしロシアリーグといってもそれは2部リーグでの話だったというオチが付いていたのは有名な話ですが、昔札幌にいた「ロシアリーグ得点王(詐称)」同様身体が絞れず、結局シーズン途中に当時J2だった大分に移籍。17試合9得点とそこそこの活躍は見せました。しかし翌シーズンに移籍した新潟ではケガなどもあって思ったような活躍が出来ずに18試合出場(6ゴール)に留まりました。大分に復帰した2002年は36試合で18得点と大暴れして大分のJ1昇格に貢献しましたが、J1での今季はリーグ戦10試合に出場して無得点となっています。
 そんな感じで、力的にはJ1ではやや物足りないといった感じのアンドラと、J1得点王とその実力は証明済みの俺王様。アンドラが俺王様より実力が落ちるのは否めない、つってもそのアンドラにハットトリックを喰らった当時J1チームもあったような気もしますが、確かにいくら実力があろうが試合に出られないのであればそれは屏風の虎と一緒。記憶をなくした若人あきらより郷ひろみのほうがいいというのとは前提からして明らかに違いますが、報道によると俺王様の肉離れは筋断裂の疑いもあって9月まで復帰のめどが立たず、これ以上は待ってはいられない札幌と、現在リーグは中断中で、再開するまでには俺王様のケガも治るだろうと判断した大分と水面下で大分と交渉し続けた結果、今回の交換となったようです。なるほど一見納得できる理由ではあります。な~んか腑に落ちない点が多すぎですけどね。
 まぁどっちにしたって俺王様は臣民に束の間の夢を残して去っていったわけで、寂しくないといえばウソになりますが、それでも今いる選手たちを応援するほうが大事ですから、その辺りはもうどうでもいいや。

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