大宮アルディージャをホームに迎えたJ2リーグ第21節は、びっくりするほどの大味な試合で6-2の大勝。アンドラと西澤の移籍後初ゴール、ルーキー岡田のプロ初ゴールを含めて、砂川、ビタウ、尽と6得点が全員違う人によって挙げられたことで、「札幌はどこからでも点が取れる」と言えるようになったのかどうかは、得点ラッシュの中1人取り残された岳也がいるだけに微妙ですけど(まぁ3点に絡みましたけどね)、とりあえずうちの4バックは全員点取れますというのもそれはそれでオモロいのでいいか。
ところで、大宮戦前にジョアン・カルロス・トシキ監督とホベルっちが悶着を起こしことについて、新聞紙上やネット上で大きな反応があったようですね。結局ホベは大宮戦のベンチからも漏れてしまったのですが、その悶着の理由として「ホベが『水曜どうでしょう』のDVDをフライングゲットしたから」とか「ホベの『田中邦衛のマネ』が全然似てなかったから」など様々な説が流れていますが、もっとも有力なのは「ジョアンが大事にとっておいた『きのとや』のケーキをホベが食べてしまったから」だと言われています。まったく食い物の恨みは恐ろしいですね。
まぁ冗談はともかく、別に騒ぐほどのことでもないと思いますよ。まぁジョアンに関してはいろいろ「前科」があるだけに、「やっぱり」とか「またか」と思われる向きもあるとは思いますが、オノレのチームに対して全責任を負うのは監督です。試合には勝って当たり前、負ければ起用ミスだとか采配ミスだとか突っ込まれ、挙げ句の果てには4バックだからだとかいつまで経っても表面的な批判をされ、そして負け続ければ真っ先に切られるのは監督です。
逆に言えば、その責任を負う代わりにチームを自由に作ることが許されているのですから、その監督の意向が最優先されるのは当然の話。そもそも個人の勝手気ままを許していたなら、組織として成り立たつわけがありません。それはサッカーに限った話じゃありません。誰が見てもケチのつけようのない活躍をしている選手ならまだしも、大宮戦のようなサッカーがジョアンのやりたかったことだとすれば、ホベがジョアンの逆鱗に触れた理由は納得できますし。
とにかく今日の報道ではお互い(表面的には)しこりはなさそうですので、オレはどうでもいいです。大宮戦後の中尾の「僕らはプロ」というコメントが全てを表してるんじゃないですかね。
まぁそういうわけで大宮戦観戦記出来ました。