前半戦最後となるJ2リーグ第22節・対サガン鳥栖戦は、ビタウ、板長、新居のゴールで3-0の快勝。相手につけいるスキを許さず、前半に先制、後半開始早々に中押し、ロスタイムにダメ押しと、6点取った大宮戦以上の安定した内容。アウェイの鳥栖の選手に全然元気がなかったという側面はあるにせよ、久しぶりに安心して見ていられる試合でした。
前節に引き続き今節も全てのゴールが違う選手と、ジョアンの掲げる攻撃サッカーがようやく形になってきた感がありますが、板長が今季初ゴールを決めたことで、この試合のスタメンのフィールドプレイヤー中、中尾以外の全員が得点を記録したことになります。カードならチームナンバーワンの中尾ですが、この試合でも惜しいシュートがあったように得点への意識も高いですから、ミドルシュートを磨けば得点を記録する日もそう遠くないでしょう。逆に言えばシュートを磨けば五輪代表だって夢じゃないと思いますよ。
というわけでこの試合の3得点とも見事なゴールだったのですが、その中でも特に新居のゴールまでの動きは良かったですね。アンドラが加入してから控えに回り、ここ2試合出番なしの後にようやく巡ってきた出場のチャンスでゴールシーン以外でも積極的にシュートを打っていったように、前節も使ってみてもいい場面で使われなかったことが、いい意味での「飢え」に繋がったのかも知れません。ジョアンがこれを想定して大宮戦で敢えて新居を使わなかったのだとすれば、まったく恐ろしい策士ですね。
多分違うと思いますけど。
とりあえずこのゴールでまたスタメン奪取といきたいところですが、こういう選手が控えにいるというのもまた強力な武器になると思いますので、当面は「スーパーサブ」というのもいいかもしれません。
こういう試合は筆が進む鳥栖戦観戦記出来ました。