前回水戸戦で第3クールまでの日程が終了し、今週末の甲府戦から第4クール。全44試合のJ2もいよいよ最終局面を迎えます。毎年最後の最後までもつれることが多いJ2ですから、この最後の11試合というのはただの11試合ではありません。昇格争いをしているチームのサポーターにとって最も長く感じられるクールであることは間違いないでしょうし、その他のチームのサポーターも、その結末が気になる方は多いかと思われます。
上位2着までのチームがJ1への挑戦権を手にすることが出来るJ2というのは、競馬にたとえるならばG1へのトライアルレースといったところでしょうか。そうするとこの第4クールというのは、第4コーナーを回って最後の直線勝負ということになると思います。この長い直線勝負の果てはハナ差での決着となることも少なくないだけに、ここからの叩き合いは見応えも充分だと思います。
そんなわけで現在レースはビッグスワンが2馬身のリード。悲願の重賞制覇に向けて鞍上・反町康治がムチを抜きます。スタートから逃げ切りを狙っていた1番人気パープルベアーはさすがにやや後退、2番手の位置。3番手はナイスフロン、「もう3着はいらない」とばかりに石崎信弘騎手の両腕が動いた。ここからの伸びはどうでしょうか? 後続との差は3馬身といったところで4コーナーを回って、今直線に入りました! 残りはあと500メートル! J1への切符を手にするのは誰でしょうか!?
なお、単勝2番人気ノーザンオウルは、スタートで出遅れて馬群に消えた上に騎手落馬により競争中止となっております。