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2003年11月10日

旅立ち

 私の瞳が 濡れているのは~ 涙なんかじゃないわ~ 泣いたりしない~♪

 いきなり千春モードで失礼しました。本日付の日刊スポォツ全国版に、コンサドーレ札幌MF・ゴンザレスこと今野泰幸が、移籍金推定1億8千万円で横浜F・マリノスへ完全移籍となるという記事が載っておりました。2001年に東北高校から札幌に入団した今野は、持ち前のワンワンディフェンスでルーキーイヤーから主力として活躍。U-20日本代表の主将も務める期待株なだけに、札幌がJ2降格となった昨年の段階から複数のJ1クラブが非公式に獲得を目指していました。結局クラブの引き留めて今年はチームに残留しましたが、オフの移籍市場の目玉の一つとして注目を集めていました。
 当然の話ながらクラブからの正式発表があったわけではありませんので、現時点ではあくまで噂の域を出ないのですけど、上昇志向が強い今野のこと、札幌が今季早々と来季もJ2で戦うことが確定した以上、今年の移籍は一部のサポーターの間でも既成事実として語られていましたから、事実だとしても今更驚くようなことではありませんね。

 そんなわけで今野の地元であるベガルタ仙台を始め、既に複数のJ1クラブが今野の獲得に動いていると言われていましたが、ここで問題となるのが最大2億円と言われる移籍金。仙台はチームのJ1残留が危うい上、この移籍金がネックとなって早い段階で獲得を断念したと言われており、となると残るは自動的に移籍先は「お金持ちチーム」に限られてくるというわけです。となれば出番はもちろん「Jリーグの読売巨人軍」と言われる横浜F・マリノス。その豊富な資金に加え、現在マリノスの監督を務めるのは、元コンサドーレ札幌監督の岡田武史氏。全国的に無名だった今野を練習で見初め、入団が内定していたJFLのソニー仙台から一本釣りした張本人だけに、まぁ納得出来る話です。
 ただ、正直言ってマリノスのカラーとは随分違った選手であるような気もします。岡ちゃんが就任してから久保、ユキヒコと岡ちゃん好みではあってもマリノスのイメージとはちょっと違う選手の入団が相次いでいます。もちろんそれで結果を出しているのですから誰も文句は言えないと思いますが、マリノスもその岡ちゃん軍団が去ったあとに草木一本生えないことにならないよう祈るばかりです。

 さて、チームには残ってももう一人旅立ちを迎える選手がいます。ブラジル留学に行く新居辰基です。当初はアルゼンチンのクラブが有力と言われていましたが、諸事情でブラジルになったようですね。受け入れ先チームが決まり次第と言うことで、早ければ水戸戦終了後に出発という話でしたが、その後の話は聞こえてきません。まぁ早い内に旅立つのだろうとは思いますが。
 ルーキーとしては上出来とも言える活躍をした昨季と比べて、本人もサポーターも納得出来ないパフォーマンスに終わってしまった今季、このままでは「ただの速いFW」で終わってしまいかねません。彼の一番の持ち味である人を人と思わぬ俺様っぷりがすっかり影を潜めてしまいましたから、留学へ行って環境を変え、オノレ自身も変わって欲しいものです。来季に向けてそれこそ別人になるくらいの気持ちで頑張んないといけないですね。
 つっても、いくら別人とはいえ帰ってきたら顔がかまやつひろしになってたりとか、頭がガッツ石松になってたりとかだとかなり困りますけど。

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