湘南戦で負傷退場した三原廣樹の怪我は、左ひざ前十字靭帯断裂及び外側側副靭帯損傷で、全治9ヶ月と診断されました。昨年のサテライトリーグで十字靱帯損傷で再建手術を受け、同じく全治9ヶ月の怪我を負った大森健作に、ようやく復帰のメドが立った矢先のアクシデント。負傷したときの様子が壮絶なものだっただけに、相当重いということは覚悟していましたが、実際に結果を聞くとやはり気が重くなります。
サッカー選手である以上、ケガはつきものではあります。しかし三原は名古屋時代にも右側の前十字靱帯断裂のケガを負っており、今度は左の前十字靱帯を断裂。十字靱帯の断裂はスポーツ選手には多いケガで、札幌でも山瀬(現浦和)やナオキ(現柏育成コーチ)が見舞われたケガであることは記憶に新しいところですし、最近では相川が、ルーキーの斉川も入団前に同じ怪我を負って現在もリハビリ中ですが、サッカー界広しといえども両方の十字靱帯を切った選手はそうそういないでしょう。個人的には好きな選手ですし、あの「落ちるフリーキック」をもう一度見たいので何とか復活して欲しいところです。
さて、三原離脱でもっとも懸念されることは、当然ながら左足のキッカーがいなくなること。ヤンツーはその三原の代わりとして吉瀬を指名した模様。つっても今のレギュラークラスの選手の中にはそもそも左利きの選手が三原と吉瀬しかいないため、三原がいないとなれば自動的に吉瀬しかいなくなるわけですが、まぁ彼はキック自体はうまいので面白いかもしれません。ただ、今は戦列を離れているリーダーが戻ってきたらどうなるんでしょう。フジには悪いがやっぱりもんじゃですか。もんじゃがフリーキック蹴りにいって壁に当たってカウンター受けて、必死に戻りながら相手を引きずり倒してレッドカード、なんて光景が見られたら間違いなく笑死しますねオレは。
それと、先日Jリーグから強化指定選手として承認された道都大DF権東勇介選手に続き、札幌大MF斎藤勇志選手の強化指定の承認を受けました。まだ生で見たことがないのでもちろんどんな選手なのかはわかりませんが、サテライトリーグ開幕戦でもユースから選手を借りまくらなければならないほど物理的に人数が足りない今の札幌だけに、今週末のサテライトリーグ・対鹿島アントラーズ戦には否応なしに連れてこられるに違いないでしょうから、こちらも楽しみです。と同時に、桑原も高校選抜の遠征からまだ帰ってきてませんので、ユースの主力選手たちもやっぱり首に縄付けてでも連れてこられるのでしょうね。